Our Way of Ra-a-men 35
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
9月1日は僕の誕生日だったので、ケイコと一緒に映画にでも行こうかと考えてました。
こういう時には、絶対に笑えるジャッキー・チェンの「ラッシュアワー3」あたりが妥当なところ。
ところがっ!
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ラーメン
(天水) |
JOYのmamiちゃんから次のようなメールが・・・
こんにちは
お変わりなくお元気ですか?
今週1日土曜に、私がジョイを母から継いで、7年になります7周年記念を一緒に祝って下さい。
9月1日(土曜)~8日(土曜)まで、7周年記念ボトル半額でお待ちしております。
宜しくお願いします。
・・・あらら、そうなんですね。
そういうたってのお願いならば、行かずばなりますまい。
さあて、ラーメン道・・・ん? (いいのか、これで?)
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 七周年記念!
一人では何なので、その前日、ギャラリー宙(そら)のMIZO画伯を訪れると・・・
あのね、9月1日はJOYの七周年記念なんだって。
ああ、BBS見たよ。
一緒に行かない?
土曜日は、ギャラリーで持ち寄りの飲み会があるんだ。
そっかー。じゃ、後から合流したら。
うーん、行けるかなぁ・・。
だってね、その日は僕の誕生日でもあるんだよ。
!! ・・・じゃあ、今のうちに“お誕生日オメデトウ!”
~というMIZO画伯の温かい言葉に、僕は仕方なく一人で行く決心をしたのでした。
←(おいっ!)daddy
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いらっしゃ~い!
(mamiママ in JOY) |
土曜日の夜8時過ぎにJOYを訪れると、それは凄い数の花束や鉢植えのプレゼントが届いております。
←(さすが人気者!)daddy
カウンターには、一人客が8人程度。
お店のスタッフはmamiママのほか、妹の三枝子ちゃん、ナイスバディのエドワー、日本一美しい髪を持つという噂もあるアジエンスほか3名の美女が勢揃い。
女王様、こと茉莉ちゃんは、本日、非番の様子。
よく見ると、お客様には、僕のお友達の坊ちゃまや福島署のイケメン刑事(デカ)さんなども・・・。
こりゃ仲間も呼ばなけりゃもったいないと、朱雀RSに電話すると、まだ千葉とのこと。
それではと・・・近くに住む紅緒さんに電話すると、来てくれるという返事。
最初は、お互い遠慮して誰もカラオケを歌いませんでしたが、ちょうど紅緒さんが店に駆けつけた頃から、ポツリポツリと歌が入り始め、あとは怒涛のカラオケ・ラッシュです。
・・・やがて宴もタケナワとなりまして、いつしか時も12時近く。
ちょっと、小腹がすかない?
なんか食べてく?
ということならば、やっぱりラーメン。
どっか美味しいトコ知ってる?
では、しばらく行ってないけど、とびきり美味しい天水ラーメンにGO!
ということで、さあ、ここからが本番、“僕達のラーメン道”!
←(前置きが長いんだけど・・。)daddy
2 天水ラーメン
陣場町の雑居ビルの一階にある天水ラーメンは、僕がかつて、頻繁に通っていたラーメン屋さん。
僕がJOYの前にシマにしていた店で、デイジーさんや美麗(メイリン)ちゃんがバイトをしていた『ベル・ツリー』というカラオケ・スナック(←今はもう閉店)から、よくラーメンの出前をとっていたところ。
カラオケの後にもしょっちゅう行っていた、とてもラーメンの美味しい店なのです。
そして、ここのオススメは何といってもモヤシメン!
ほどよいアンカケとシャキシャキモヤシのハーモニーがたまらない見事な一品なのです。
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名品! モヤシメン
(天水) |
やー、どーもー! お久しぶりぃ!
店主 いらっしゃい!
オカミ あら、どうも。あのね・・・
はい? 何でしょう?
今日は、モヤシは品切れよ。
ええー!!!
何という運命の皮肉でありましょう。
約7年ぶりに訪れたというのに、いきなりのカウンター・パンチ。
しかし、約7年ぶりにもかかわらず、オカミさんが第一声で僕のお好みを気遣ってくれたということに、胸がじわーっと熱くなる気がいたしました・・・。
どうするかなぁ・・あ! あれが旨そうだ。辛子味噌ラーメン!
それじゃワタシは、普通のラーメン。
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千客万来
(天水)
←ちょっとピンボケですが・・・。 |
さっそく、店主は、調理に取り掛かる。
オカミさんはと言うと、さっき、最後のモヤシメンを食べたのが自分だと白状し、「ごめんね。ごめんね。」を連発しておりました。
このへんの店もずいぶん変わったねぇ。・・前はよく出前してもらったよね。
出前はもうやめちゃったの。
あれ、さっきどっかの人が出前のドンブリを返しに来たよね?
食べたいお客さんが、ラーメンをわざわざ取りにくるのよ。
へぇ~。(そんで、返しにきんだ。)
こいつは、出前してていろんなイヤな目にあったんだよ。
~と、わきから店主が話し出しました・・・。
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カウンター
(天水)
←このとき、どっかのママさんが戸を開けて
ドンブリを返しに来た。 |
店主の話によると、オカミさんは出前した先の店で酔っ払いから絡まれ、さんざんな目にあって来たとのこと。
そんな時に、そこのママさんがかばってくれない店もあったりして、泣きそうになったことも・・。
そういう店は長続きしない。客も客だが店も毅然としなくちゃいかん。
ワタシも歳だし、腰を悪くしちゃったからねぇ。
三十年もここで商売やってると、ダメな店というのは確実に早く潰れてくなぁ。
あのぉ~ ・・・もしかして僕も何か失礼なコトを?(オロオロ)
あはは! オニイチャンはいつもいいお客さんだったよぉ。
(ほっ。)
なんとか僕は、お眼鏡にかなったお客だったようです。(油断も隙もありせんね。)
そうそう・・・この店主は、けっこうおしゃべりが好きで、社会時評なんかの切れ味も鋭く、そのおしゃべりを楽しみにして通ってくる客も少なくないという噂も・・・。
皆さん、夜だけのラーメン屋さんですが、酔った勢いでユメユメ暴言など吐きませんように。
一発で店主から“出入り禁止”にされますからね。あはははは!
3 初挑戦! 辛子味噌ラーメン
紅緒さんとアレヤコレヤの世間話や朱雀RSの噂話などをしておりますと・・・
はい、お待ちっ!
おっとー!
最初に出来上がったのが、紅緒さんご注文の“普通のラーメン”。
海苔のカオリが香ばしい・・・。
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ラーメン
(天水) |
この香りだけで、鮮明に記憶が蘇ります。
カラオケ・スナック『ベル・ツリー』で、出前してもらったのがコレ!
酔っ払って歌った後に、出前で食べるこのラーメンは、涙がちょちょぎれるほど美味しいんです。
あら、美味しいじゃない!
でしょ!でしょ!
知る人ぞ知る本格グルメの紅緒さんによる評価に、店主もニンマリしながら・・・
お次はコレ。 辛子味噌、お待ちっ!
おっとー! これはぁ!
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辛子味噌ラーメン
(天水) |
モヤシが切れたので、キャベツが多めという辛子味噌ラーメン。
えもいわれぬ出汁のあまい香りがプーンと立ち上り、いやが上にもヨダレが出ます。
なんだこれは! うまいじゃん!
ふっふっふ。(まいったか!)
長年、(出前以外では)モヤシメンばかり食べ続け、他のメニューを食べてこなかった僕に、店主の怒りの鉄拳が炸裂!・・・とでも言うような旨さ。
ここの麺に限っては、中太・ヤワ目の茹で加減が、全体コンセプトにビシーッと決まっています。
ハフハフ・・ズルズル・・
この味噌は、オレの特製なんだ。
へー、自分で作ってるんですか?
ただの味噌ラーメンの方はフツーのだが、こっちは特製。しかし・・・
しかし?
値段はコレこのとおり、おんなじ700円!
おおー!
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壁のメニュー
(天水)
←辛子味噌ラーメンのとこだけ、
赤線が引いてある。(下段中央) |
ということで、名品モヤシラーメンは食べれなくとも大満足で店を後にした僕らでした。
うむぅ・・・でも、モヤシメン食べに、また行くぞーっ!
←(日曜・休日のみ休みで、夕方6時から午前0時までの営業です。)daddy
/// end of the“その35「天水ラーメン」” ///
《追伸》
飲み屋のシマが変わると、締めのラーメン屋も変わります。
ベル・ツリーが閉店してJOYに変わってから、しばらく天水にもご無沙汰でした。
で、JOYのすぐ近くにもラーメン屋があるのですが、何度ひいきめに食べてみても恐ろしくまずいラーメンなのです。
しかたなく、最近は「のんこちゃん」のチャーハンを食べてますが、やはり最後はシル気が欲しくなるんですねー。
そんなワケで、次回からは、多少遠いですが「天水」まで行こうかと・・。
でも、一番の問題は、午前零時で閉店してしまうこと。
皆さん、天水に行かれる際は、少し早めにカラオケを終えましょうね。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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天水の場所
←雑居ビルの1階です。 |
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