Our Way
of Ra-a-men 26
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
二ヶ月ぶりのラーメン道となりますが、既に取り貯めたラーメンの写真と味の記憶が一致しません。(どーしよ?^^)
まあ、それは置いといて、8月末に同僚のMさんと二人で盛岡に行ってまいりました。
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今回のテーマ「坦々麺」
(陳麻家) |
盛岡といえば、あのユーメイな“盛岡の三麺”~もちろんご存知ですよね?
「椀子蕎麦」、「冷麺」、「ジャジャ麺」がそうです。
しかぁーしっ!
盛岡の街を歩くと、いたるところにあるタンタンメンの看板~盛岡は三麺だけではなかったのです。
これは、是非とも食さねばなりますまいっ!
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 陳麻家(チンマーヤ)
前日も飲み会があって、ややお疲れ気味の二人、東北新幹線を降りると盛岡駅前に降り立ったのでありました。
さて、Mさん何を食べましょうかね?
フツーなら、ラーメンというところですが・・。
今日はとびきり暑いですからねぇ。
やはり冷たい麺ですか?
盛岡といえば“三麺”。でも、椀子蕎麦では、その後会議になりませんからね。
となると、冷麺でしょうか。
では、そーゆー方針で探しますか。
ということで、宿泊するホテルまで行って場所を確認し、次に、会議場となるエスポワール・ホテルへ向けて歩き出した二人・・・ところが、中々「冷麺」の看板が見当たりません。
それにしても・・。
“坦々麺”って看板は結構あるんですけどね。
もしかして、新たなトレンドなんでしょうか?
“四番目”の麺だったりして・・。
たしかに、以前来た時には気付きませんでしたが、駅の中にも「坦々麺」の貼紙をした店があったし、タンタンメン屋の数が急速に増えているような気がします。
だけど、冷麺も一緒にあるんじゃないかな。(オナカすいたし)
ですよね。あ、道路の向こう側になんかありますよ。
たしかに、通りの向こうに中華風の看板が見えます・・・「陳麻家」?
店先に翻るノボリには「坦々麺」の文字が。
“盛岡だもの、きっと冷麺もあるだろう”ということで、とりあえず飛び込んだ二人。
後に判ったのですが、この店は「坦々麺」の全国チェーン店だったのです。
←(まるで、博多まで行って喜多方ラーメンを食べたよう・・。)daddy
あまりの暑さに思考力も失い、こけつまろびつ冷房が効いているであろう店内へGO!
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陳麻家(チンマーヤ)
←写真は別のチェーン店のものですが。 |
お昼時ともあって、店内はほぼ満員。
冷房は効いていないようで、額の汗をぬぐいながら壁際のカウンターに陣取ると、早速メニューを検分・・。
冷麺、レイメンと・・。 あれ?
中華の・・しかも熱い麺しかありませんね。
ま、いっか。看板にあった「坦々麺」・・のセットにしよ。(大盛りで)
では、私はこの「陳麻飯」のセットにします。(大盛りで)
それぞれの注文を終え、目の前の壁を見上げると、これら2大メニューが大書されておりました。
陳麻飯セットと坦々麺セットは、互いのハーフ・ドンブリが付いているとのこと。
ひときわ目をひいたのは、2,980円の「宴会コース」の貼紙。
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壁のメニュー
(陳麻家) |
なんと、おつまみ14品にハーフ坦々麺とデザートが付いて、しかも・・・
(なにっ! 120分飲み放題まで付いて2,980円!)
2 炎の坦々麺!
一方、メニューには講釈が述べられています。
ナニナニ・・「人、三度、陳麻飯を食すとき、舌に天使が舞い降りる」 ~ほぅ。
陳麻飯とは麻婆豆腐をかけたご飯で、チラシには“激辛の爆裂!!”とあります。
その辛さの秘密は「山椒と唐辛子」で、山椒に含まれるサンショオールと唐辛子のカプサイシンが脳への刺激を通してアドレナリンを分泌させるのだそうです。
(アドレナリン・・何となく身体にも良さそうだ。)
(店員さん) お待たせしました。
と、早速の到着。
美人の店員さんが持ってきた陳麻飯と坦々麺の器を見てビックリ。
何と子供が食べるくらいに小さいのですっ! 大盛りなのにっ!
(・・・あ、ハーフ・メニューだけ先に来たのか。)
店員さん、取って返してもう一度。
ハイ、こちらが坦々麺の大盛りです。
上に乗った肉味噌をかきまぜてからお食べ下さい。
辛い時には、お酢を入れるとマイルドになります。
・・と、まずはMさんの「大盛り陳麻飯」をパチリ。
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陳麻飯(大盛り)
(陳麻家) |
(これが、舌に天使が舞い降りる陳麻飯かぁ・・)
早速僕も、ハーフの陳麻飯から取り掛かる。
んまいっ! でも・・・
辛いっ!
さすがに“激辛の爆裂!!”と銘打つだけあって、辛さがハンパではない。でも・・・旨い。
ただでさえ暑かったのに、額からは玉のような汗がどどーっと噴き出します。
Mさんは、カバンから手ぬぐいを取り出し、万全の態勢をとりました。
さっ、それではいよいよ「坦々麺」です!
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坦々麺(大盛り)
(陳麻家) |
あちちちちー!
口の中は既にハーフ陳麻飯のサンショオールによって大火事状態。
そこにカプサイシンのW攻撃が来たのだからたまりません。
全身から流れ出す滝のような汗。
でも負けてなるものか。
オネーサンの言葉を思い出して、マイルドにすべく酢を投入・・
これでもかっ、これでもかっ!
参事・・・
ん?
なんか逆上してるようですが?
あらーっ!
~と、なんとか完食。
この間使ったおしぼり3本、ティッシュ・ペーパーは数知れず。
ドンブリの傍らは、さながらティッシュ・ペーパーの山の状態に・・。
もうダメ。僕が悪かった。もうしませ~ん。
参事、何いってるんですか。
でへへへ。でも、熱くて辛くて味が全然わからなかった。
参事は、熱い麺の方ですからなおさらですよね。
しかも、麺はコシの無い細麺なんで、あまりオススメではないなぁ。
これじゃ、天使が舞い降りるまで三回食べるのは難しいですね。
よっぽどの健啖家か若い人でないとね。 あ!
どしました?
アドレナリンって、もしかしてさー・・・
はい?
生命の危険を感じるから分泌するんでは?
ええー!!
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美人の店員さん
(陳麻家) |
こうして我々は、滝のような汗をぬぐいながら、「明日こそ冷麺!」の誓いを胸に陳麻家を後にしたのでした。
ということで、知る人ぞ知る盛岡の名店「ぴょんぴょん舎」で食べた“幻の冷麺”の話は次回のラーメン道で!
/// end of the“その26「盛岡の四麺?」” ///
《追伸》
陳麻家の坦々麺は、麺の細さと柔らかさは好みの分かれるところですが、辛いものが好きな人にはこたえられない味ではないでしょうか。
翌日立ち寄った「手作り村」の土産品コーナーにも、三麺といっしょにタンタンメンの土産品がありました。
これは、本当に“盛岡の四麺”という名物になっていくのかもしれません。
ところで・・・
この後、会議会場のエスポワール・ホテルに向かう時に道に迷ってしまったのです。
この辺のはずなんですがねー、エスポワール。
その名前からするとアレじゃないの、ほら、何となく形が“おふらんす”。
そんなー。あはははは!
ところが、この冗談が大当たり!
さてその“おふらんすな形”とは、下の写真です。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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おふらんすなカタチ
(エスポワール・ホテル/盛岡)
←真ん中の尖っている建物です。 |
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