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BGM "夢日和" by My WORLD |
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1 店主、驚愕!
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まずいっ!
なんか取り繕わなければいけないと思い・・・
エヘヘ、だってラーメンがとっても美味しいんですもん。
分かりました。それじゃもっと麺をサービスしましょうか?
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あ、いや、その・・フツーの大盛りでお願いします。
はい、承りました。では・・
と、その時、オネーサンを呼び止める声が。
あ、すいません。
はい、ナンでしょう?
僕も「味噌そば」の大盛りをお願いします。(太麺で)
ええー!!
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「・・・・・・・。」
店主はもはや顔面蒼白!
大盛りを続けて二杯注文するトンデモナイ客がいたかと思えば・・・なんと、その連れも大盛り二杯!
「こいつらナニモノだ?」
~という怪訝な表情がアリアリ・・。
でも、そこはプロ。 さっと目をそらすと何事もなかったかのように麺を茹で始めるのでした・・。
待つ事しばし・・・いよいよ大盛り二杯目の登場です。
おまちどー。
いえいえ、どいたしまして。
はてさて、つけ麺の方のお味はいかがなものか・・・
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つけ麺大盛り (正月屋) ←温泉玉子が付いている。 |
到着した「つけ麺」を見て、今度はこちらが驚愕・・・
←(しまった。つけ麺は標準バージョンがすでに大盛りなんだ!)
ということで、こちらはタップリ二玉分の麺が盛られている。(うむむ・・)
心の動揺を悟られまいと表情を押し隠し、早速、スープに一掴みを投入。
う、うまいっ!!
先ほどの支那そばと同じ太麺だが、醤油スープに覆われていない分だけ、麺の様子がよくわかる。
ラーメンらしからぬ薄緑色の色合いで、むしろ上質な蕎麦の色をしています。
スープは熱々で、いわゆる「温つけ麺」のスタイルですね。
小鉢で出てきたのは温泉玉子で、「これをスープに入れてかき混ぜて下さい」とのこと。
そこへさらに、トッピングの細切りチャーシューと小エビのから揚げを混ぜ込んで準備完了。
改めて食べ始めると、これがもう旨いのなんの。
小山のように盛り上がっていた麺が、あっという間に消えていく・・。
一方、
飾り職人のヒデ君の方はといえば・・・
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味噌そば大盛り (正月屋) |
この味噌そばがまたおいしそう。
スープを一口いただくと、先ほどの支那そばとは打って変わってトンコツ出汁が強めになっています。
油も多目、味噌の香りが高く、超こってり系。
二杯目としてはややヘヴィなラーメンであったためか、さすがのヒデ君も食べあぐんでいる感じ。
←(しかもアツアツ。)
・・・と、ようやくしてヒデ君も二杯目を完食。
そこへ訪れた店主・・・
「やー、おどろきました。」
あ、どーも。
「いっぱい食べる人はよく来ますが、大盛りを二杯食べる人はいませんね。」
しかも、いっぺんに二人だし。あはは!
とても美味しかったですよ。
「気に入っていただけましたか?」
サイコーです。
どんどん紹介しちゃいますから・・・世界中に。
「え! 世界中・・・??」
オホン! 実は、このワタシこそ・・・
「アナタは・・・??」(ゴクリ)
あのユーメイなラーメン道師範綾小路麺道斉なのじゃー!!
「あっ、あのユーメイな!!」
・・・・・・。(調子合わせたでしょう)
ということで、大盛り二杯を完食したイケメン二人は、さわやかな笑顔で店を後にしたのでした・・。
(うーっ、オナカくるしい・・)
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/// end of the“その22「店主は顔面蒼白!」” ///
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《追伸》
久々のラーメン道は、前・後編の大作になりました。
つけ麺のスープに玉子を入れて小エビ揚げを加えるスタイル・・・実は、我が家ではいつもこうして食べているのです。
ことの始まりは、昔、西会津町にあった「奥会津清兵衛」という蕎麦屋で、うずらの卵を蕎麦つゆに入れて食べたのが美味しかったのと、お馴染み「もみじ食堂」のザル・ラーメンが蕎麦つゆとワサビで食べるスタイルなのを合体したのです。
自宅では、生ラーメンをザル蕎麦のように盛って刻み海苔をかけ、冷たいソバツユに溶き玉子とワサビと刻みネギを入れて食べるのですが、暑い夏の食事はコレに限ります。
おっといけない、小エビ揚げを忘れていました。
家では、わざわざ小エビを揚げたりするのは面倒ですから、県庁横の日本蕎麦の「喜多屋」に往った時に、お持ち帰り無料の小エビ掻揚げのテンカスをもらって来て、これをつけ麺のツユに投入するのです。
冷やしラーメンだと、どうしてもスープの甘さ・くどさや油の多さが気になりますが、これならばとってもヘルシーな感じだし、スタミナも十分です。
アナタも試してみてはいかが?
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !
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