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BGM "夢日和" by My WORLD |
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1 本格刀削麺&水餃子
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店内 (刀削麺店) |
オカミサンは水餃子に着手し、どうやら一個一個“手包み”をしている模様。
刀削麺を作り始めたら、写真を撮らせてもらおうと思っているうちに、新しい職場の仲間たちの話になり、通信読者の
TOSHIちゃんがグループの仲間になったことやロンドン帰りの
Nemoto君が同じ階にいること、そのネモちゃんに負けないくらい筋金入りの女性バックパッカー
オリヴィアさんが同じグループにいること等々を話しておりましたら、早くも刀削麺が到着してしまいました。
おー、これはぁ!
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汁なし刀削麺 (刀削麺店) |
見た目には、ラーメンというよりもアンカケうどんか油そばといった風情。
カキ油をベースにしたこってり餡が不ぞろいな讃岐うどんにかけてあるという感じ・・・。
おー! このチャーシューがめちゃ旨い!
白石の刀削麺よりコシがあるわ!
「途中からお酢やラー油を入れると、また味が変わって美味しいよ。」
と言いつつ、続いてやってきたのが水餃子・・・。
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水餃子 (刀削麺店) |
これまた中華風の本格水餃子で、ぷりぷりとした皮の食感がたまらない一品!
見た目は小ぶりですが、挽き肉がギュッと詰まっているので食べ応えは十分。
たまらずビールを一気飲み・・・。
・・・プハァー! このため生きてるぅーっ!!
ツマんでは食べ、食べてはビールを飲み、飲んではまたツマむ・・・。
そうこうするうち、追加で注文した「スープ刀削麺」も到着。
「お待ちどおー。」
アナタ、来ちゃったわよ。大変!
・・・?? いいじゃないの、ちょーどいいタイミングで。
写真が撮れなかったでしょ!
あーれー!!
ということで、到着しましたスープ刀削麺。
こちらは、先ほどとはうって変わってアッサリした感じのスープ麺。
スープ麺はチャーシューのトッピングが必須カップリングで、これで800円。
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スープ刀削麺 (刀削麺店) |
麺はモチモチ・コキコキで、しっかり味付けされたチャーシューとの相性が抜群。
ただし、スープは塩味のアッサリした味付けで、ダシの方もシンプルな感じ。
現代風のダブルスープ・ラーメンを食べなれた人には、やや物足りない味かも知れません。
それにしても、敢えて不揃いに仕上げた麺は、太いところはどっしりと、周辺の薄いところはビラビラ感たっぷりで、これらを一緒に味わえる不思議な食感は、さすが本格刀削麺ならではのもの。
・・と、そこに新たなお客さんが登場。
男性3人のグループで、そのうちの中国人らしい男性
に向かって、奥のテーブルの女性たちから「センセー!」という黄色い声が飛ぶ。
あの人は多分、コキュウの先生ね。
ナニよ、呼吸の先生って?
違うわ、中国の楽器・・・胡弓よ。FTVサロンで教室をやってるの。
ほぅ・・・。
たった一言「センセー!」の言葉から、ここまで推理するとはさすがのケイコさん。
(・・ホンマかいな?)
さて、大満足して食べ終えると、心残りなのは麺を削っているシーンの取材ができなかったこと。
でも、三人の男性が刀削麺を注文し、これは千載一遇のチャンスではありませんか!
すみませーん。
「はーい、お勘定ね。ちょっと待ってー。」
違うんです。削ってるトコ、写真に撮りたいんですが。
「きゃー、だめー。恥ずかしいですぅ。」
ナニをおっしゃいます、そんなにキレイなのに。
「あっはっはー、うそばっかしー」
いえいえ、ホントですとも。もっとキレイに撮りますからいいでしょー?!
・・・と、その時でありました。
カウンターに居た
胡弓の先生(ホントかいな?)がボソッと一言・・・。
「写真は、実物よりキレイに写すことはできないよ。」
あーれー!!
何はともあれ、オカミサンの了解を得て、やっと撮れましたのが次の写真。
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調理中 (刀削麺店) |
白石の刀削麺は麺体を廻しながら削っていましたが、この店では廻さずに平たい部分から次々と抉るように削っていきます。
鍋との距離もそれほど遠くないのでパフォーマンス的には地味ですが、逆に言えば、これこそ四川家庭料理としての本場の作り方なのでしょう。
さてさて、そろそろお勘定をしようとお願いすると、そこでまた意外な展開が・・・。
オカミサンは「分かりました」と言ったものの、キッチンの中から動こうとせず、代わりにレジに歩み寄ったのは、何とあの
胡弓の先生ではありませんか!
・・・どうやら、二人は正真正銘の夫婦だったようです。
「さっきの写真でみんなにピーアールしてねぇ。」
もちろんですとも。だってワタシは・・・
「どなたですか?」
あのユーメイな、ラーメン道師範
綾小路麺道斉なのじゃー!!
「あっ、あのユーメイな!!」
・・・・・・。(調子合わせましたね)
ということで、幸せな刀削麺の夜は静かに更け行くのでした・・・。
/// end of the“その20「刀削麺、再び」” ///
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《追伸》
刀削麺は、やっぱりスープの無い本場の食べ方の方がまとまりがいいようです。
白石刀削麺の時も感じましたが、スープだとたちまちノビてしまい、後半はせっかくのモチモチ・コキコキ・ビラビラの食感が薄れてしまうようです。
福島刀削麺のオカミサンが、スープ無しを勧めたのもそういうことが分かっているからではないでしょうか。
ということで、アナタも是非一度は、この本格四川刀削麺を味わってみてはいかが?
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !
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福島市「刀削麺」 ←+印が刀削麺店。 (○印は五十番ラーメンです。) |
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