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  BGM "夢日和" by My WORLD

 

 
今回登場するメンバー
岸波岸波ケイコケイコ◆ 榮ちゃん Mさん Yさん
MTMTさんdaddyマッチョな玉三郎daddydaddy
 

Our Way of Ra-a-men 195Rio

岸波岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!

 退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!

 “愛ゆえにラーメンを捨てられない男"が、またまたやって参りました。

 5月16日の新聞報道で、ラーメンチェーン『幸楽苑』の社長が交代するという衝撃の記事が。新たに社長に就任するのは、何と・・

 創業者である79歳の現・相談役! m9っ`Д´)

←(あらららら・・daddydaddy

幸楽苑

(昭和29年創業)

 これに対し「一日一麺♪」の 榮ちゃんが直ちに反応。そして、その仲間たちが怒涛のリプライ。

 今回は、いつものラーメン道パターンを変更し、この『幸楽苑』の社長交代劇に関して皆さんの感想をご紹介したいと思います。

ということで、ラーメン道、もういっちょー!

line

 

1  英雄復活か 晩節を汚すか! Rio

 ということで、こちらがクダンの榮ちゃんの投稿です。

榮ちゃん 【英雄復活か 晩節を汚すか】

 さて幸楽苑です。 近所にあるし、何と言っても実質創業者(今度は社長)は高校の先輩ですから、興味も愛着もあります。

 それ故に最近の迷走ぶりは見ていて痛々しかったです。 無論、コロナによる衝撃は相当以上だったとは思いますが、それはどの企業も皆さん同じ。 外食産業ではいち早く持ち返して株価が最高値まで行っているところもあります。

 やはり息子を跡継ぎにするとダメなんですかね。 息子も偉大な父親の後は重かったのかなあ。
・ラーメン屋が何を血迷ったか「きゃりーぱみゅぱみゅ」をキャラクターに採用。
・「いきなりステーキ」のフランチャイズで大ポカをやり。
・コロナ禍で「唐揚げ屋台(みたいなの)」を各店舗に作ったけど、見事に大コケ。
・株主優待もわけのわからない電子化して使いづらい(私はいきなりステーキで売り抜けたので被害は無いですが)。なんかシステム屋にダマクラかされて作ったみたいなシステム。

 まさに右往左往しながら空回りして落ちて行ったという図式。 これやっちゃイカンというのを実践した二代目(正確には三代目)。

 そもそも幸楽苑というのは「物凄く美味いわけではないけど、普通に食べられるラーメンみたいな食べ物(あくまで疑似物)を、他よりかなり安く提供する」というのがコンセプトじゃなかったのかな。 そこを読み違えた気がします。

  東証プライムだろうが何だろうが、ラーメン屋はラーメン屋。 それに徹するべきかと。

 でもなあ御年傘寿近い御父上が再登板とは。 内部に頼みになる人も居ないということを示してしまった気がします。

 これは、幸楽苑ホールディングスが現社長新井田昇(49)を退任させ、創業である父新井田傳(つたえ)相談役(79)が社長に復帰することを発表した記事を受けたもの。

 2023年3月期の連結決算で、28億5,800万円の巨額赤字を計上したことが決め手になったよう。傳氏の社長復帰は4年半ぶり。昇氏は取締役も退任する。

左:社長を退任する新井田昇氏
右:社長に復帰する新井田傳氏

(幸楽苑)

 うむむむむ・・幸楽苑の前身は、僕の誕生と同じ1954年創業の会津若松市『味よし食堂』。それを継いだ傳氏が1967年に店名を『幸楽苑』に改称。

 1970年から株式会社に移行して店舗拡大路線をとり、2003年に東証1部に上場。今年3月末のグループ店舗数は431店でした。

 そして、榮ちゃんの投稿に仲間たちが反応。

Mさん

 同じく福島の人間として最近の幸楽苑の迷走ぶりは残念でした。メニューは大幅に変わり、変なラーメンをリリースしてイメージもぐちゃぐちゃ。ラーメン屋はラーメン屋。その言葉、まさに、と思ってしまいました。そりゃあ日高屋に差をつけられます。

 首都圏進出で、同じラーメンチェーンの『日高屋』と競合して敗北したのは有名な話。

 『日高屋』

 幸楽苑は駐車場付きの郊外型、日高屋は駐車場無しの繁華街型。日高屋は「町中華」を標榜して酒の提供を前提に豊富なおつまみメニューがあったのに対し、幸楽苑はファミリー・ラーメンチェーンとして基本、ラーメン+餃子+半チャーハンに絞り、後にビールなども出すようになった。

 都会での駐車場確保が設備投資の足枷になり、それでありながらアルコールの提供を始めた辺りから迷走が始まった気がする・・。

Yさん

 まあ、私など他人のことは言えませんが・・・。なんだかな~~~、やっぱりな~~~。というのが率直な感想かな。

 二代目が悪いなんてことは、もちろんありません。立派に事業継承されている企業はそれこそ山ほどあると思います。今回の再登板劇は、まさに絵にかいたような失敗の連続の結果と言わざるを得ません。彼の周りには、所謂YESマンばかりで、しっかりと状況を把握してサポートしてくれるスタッフ、そしてなにより的確な諫言を躊躇なく発する部下が皆無だったのではないでしょうか?

 傳さんと一緒に辛苦を重ね、幸楽苑を創ってきた基幹の社員は、これもお約束のように、昇社長には何も言うこともなく閑職にしりぞかれたか、退職されてしまい、昇社長はまさに「裸の王様」状態ではなかったのでしょうか? 会津発の上場企業としては、まことに残念でなりません。

 只々傳さんの再登板が、幸楽苑のV字回復に繋がりますことを、心より願わずにおられません。この際昇社長は、一店舗の長からやり直して、もう一度幸楽苑の創業理念を身体に染みこませて戴きたいものです。

 あっという間にコケた「いきなりステーキ」もそうですが、"1人焼き肉"の「焼肉ライク」とか最近の「チョコレートらーめん」など常軌を逸したメニューまで・・。

 ラーメン屋として何をやりたいのか分からない迷走ぶりでした。o(-_-;*)ウムゥ‥

チョコレートらーめん

(幸楽苑)


MTMTさん

 神明通りにあった頃はよく食べに行きました。隣はバック屋さんで名前も忘れましたが、よく店先で談笑していたのが先代社長ですね❓あの頃の店舗名なんでしたっけ?かなり昔で思い出せない。幸楽苑では無かった気が🥺

 その後大きくなって郡山の大槻町にラーメン御殿だと言われる立派な家が建ち、友人宅に行く時通ったものでした。今は引っ越ししたので行きませんが、会津から成功企業が出るのは嬉しいけど、どうしちゃったの?です。拡げすぎた

 でもテレビでは抜き打ちで店舗を訪れて、従業員の応対を厳しくチェックしている様子もあったけどパフォーマンス❓


Yさん

 ちょっとしたボタンの掛け違いでしょうか?

 事業は、数字で評価されますが、それだけでは決してありません。問題は、その事業が、必要な事業なのか?拡大させなければならない事業なのか? そもそも創業時に、何を目指して創業したのか?

 その根本を忘れてしまった時、人は数字のみに汲々として、事業の本来のあるべき姿を見失ってしまうのではないでしょうか?そうなると、事業が崩れるのは早いものです。

 他山の石として、肝に銘じなければなりませんね。


榮ちゃん

 神明通りの南側だったと思います。私も何度か行った記憶があります。 バック屋は「マルキク」さん。今もありますよ。(不動産屋になりましたが) 名前は幸楽苑だったように覚えていますが。。。

 考えてみれば最初の「味よし食堂」はあの辺にあったので、あそこが一号店なのかも。

 失敗の原因は色々あると思いますが、一番は「エエかっこしいのボンボン(本人と父親は優秀と思っている)が、周りの取り巻きに乗せられて、何を間違えたかラーメン屋がラーメン屋で無いことを始めた」ことでしょう。 ね!Yさん。😁😁😁


Yさん

 ラーメン屋さんが、ラーメン屋さんであり続けなければならないということは、ありません。。。

 問題は、「そこに、愛は有るのか?」ではなくて、それをやることに、幸楽苑としての必然性があるのか?社会的、地域的要望があるのか?といったところでしょうか?


榮ちゃん

 この話のポイントは「企業の事業継承は、家業の事業継承ではない」ので「後継者が息子である必要はまったくない」ということです。

 問題は「息子以外に経営者を創れなかった=80歳の爺様が出てこざるを得ない」というのが一番のポイントです。 私の性分でどうしてもウケを狙ってしまうんですが、真実は細部に宿ります。

 うむむむむ・・さすが、榮ちゃんのお仲間たち。皆さん卓見で、経営に対する造詣が深い。

 僕が昔、あれほど大好きだった幸楽苑を見限ったのは、(前にも書いたけど)会津・喜多方ラーメンのトレードマークであり差別化のウリでもあった『平打ち縮れ太麺』を放棄して、どこにでもある中太麺に変えた時。

  トレードマークの平打ち縮れ太麺@源来軒

 店の回転をよくするため、麺の茹で時間を短縮する狙いだったのでしょうが、あれには飽きれを通り越し激怒しました。

 その後も半チャーハンを廃止したり復活したり、一時期「餃子」を半分の大きさにしてみたり、290円ラーメンから値段を上げた「司ラーメン」に代えて失敗したり、”創業の味”と言いながら流行りの醤油トンコツに味を寄せた「㐂伝きでんラーメン」を出してみたり、悪印象が重なるばかり。

 ←(半チャーハンをやめた時は、daddyマッチョな玉三郎君が本気で怒ってたっけ。daddydaddy

 それでもね・・「いつか昔のままの幸楽苑に戻ってくれるのではないか」と淡い期待を抱きつつ、今も時たま幸楽苑に通っているのですよ。

冷やし中華

(幸楽苑)

 ほぼ昔と変わらない「冷やし中華」や「塩ラーメン」はソコソコ美味しいし、卵を2倍・肉を1.6倍量にした「半チャーハン」が驚くほど美味しくなったとか、良い所を見つけるためにも。

美味しくなった半チャーハン

 ともあれ、一時は愛した幸楽苑がいつの日にか、日の出の勢いだった頃の美味しさを取り戻してくれることを切に願ってやみません。

 

/// end of the “その195「嗚呼、幸楽苑」” ///

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《追伸》

岸波 ”一時は愛した幸楽苑”と書いて自分で笑ってしまいましたが、これじゃまるで「別れた古女房に想いを寄せる元亭主」みたいですね。

 ってことは、僕は古女房ストーカーか!?(笑)

 それにしても、いつもは ふざけた 機知溢れる投稿で笑わせてくれるリプライの皆さんが、今回は本気でアツく語ってくれました。

 皆さんの"ラーメン愛"を改めて感じた書き込みでした。

 

 では、次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !

いつも行く幸楽苑

(福島市郷野目店)

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