Our Way
of Ra-a-men 16
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
1月の末に、シンガポールから一時帰国したJUNを招いて同級会を催した時の事・・・
ケイン・サトウ で結局、岸波が今、一番うまいと思うラーメン屋はどこなんだ?
そうさなぁ・・“もちもちの木”は捨てがたいなぁ。
浴び酒師のケンチャン うん、あそこはうまい!
あそこの麺は、ちょっと他では食べられないよ。(もちもちで)
だけど、和風が駄目な人は合わないかも・・。
(ん、和風? オレ、味噌ラーメンだったんだが・・。)
あそこは、福島店限定で味噌ラーメンもやってるけど。
(・・・・・・!)
やっぱり、“もちもちの木”は中華そば(醤油味)を食べなくちゃな。
・・そっ、そうだよなぁー。(ゴホン)
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もちもちの木・店内
(福島市)
←ちょっとピンボケ。 |
ということで、再び行ってまいりましたサティ通りの“もちもちの木”!
目指すはもちろん、前回食べ損ねた“中華そば”!
ならば、二度と不覚を取らないために“麺道斉モード”で臨まねばなりますまい・・・。
麺道斉でえーいっ!(へんしーん!)
さあ、いざ行かん再検証の旅!!
さあ、ラーメン道、もういっちょー!!
1 超絶湯切り!
“もちもちの木”と言えば、知る人ぞ知る埼玉県発祥の超有名店。
つけ麺も有名だが、何といっても強烈な魚ダシの中華そばがファンの心を掴んでおるな。
ここ福島市に出店したのは数年前のこと・・・何とその主人は、Rio君の知り合いで、脱サラしてこの道に入ったと聞く・・・。
店に到着すると、まずは入口の記念撮影。
そして、店に入ると・・・
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もちもちの木
(福島市)
←かなりピンボケ。 |
な、何も見えん! いったい何が起こったー?!
お師匠! めがねが曇ってますよ。
あらららら・・。
と、いきなりの目くらまし。
店の中は、扉の外とはかなりの温度差があるらしく、冷たい眼鏡がたちまちのうちに曇ってしまう。
午後の3時を廻ろうとしているのに店の中は満員で、駐車場にも次々と車が押しかけてくる。
うむぅ・・さすがじゃ。
しばし待たされてテーブル席が空き、ワシはメニューを凝視・・。
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おしながき
(もちもちの木)
←分かりやすい。 |
定番メニューとして、ウワサの“中華そば”が。
「小630円」とある隣に(1玉)の文字が見える。
「中(2玉)」が735円で、「大(3玉)」が945円・・・ここの値幅が大きいのは、おそらくドンブリの大きさと使用するスープの量が増えるからであろう。
ワシは狙いの「中華そば(中)」を注文し、弟子のRio君は味噌ラーメンを注文。
店の照明は薄暗く、かなりの室温となっていて、客はすべからく額の汗をぬぐいながら食しておる。
厨房からは、ひっきりなしに“湯切り”の音が響いてくる・・・。
お師匠! ここは50回も湯切りをするんですよ。
さもあらん。ワシも今、ちゃ、ちゃ、ちゃ・・を勘定しておったところじゃ。
すごいワザですよねー!
しかし、もしもワシがあれをやれば・・・。
?? もっとお上手ですか?
手首がケンショウエン、必至じゃぁ!
←(あらー。)daddy
2 激熱スープ!
やがてやって来た注文の品・・・。
「中華そば(中)」がテーブルに載ると、ちょー強烈な魚ダシの香りがプ~ン。
どんぶりはかなりの大きさでスープをケチっておらず、細切りネギとメンマと味玉が浮かんだスープの表面をラードの皮膜とおびただしい節粉が覆っている。
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中華そば(中)
(もちもちの木)
←節粉で覆われたスープ。 |
どーれ、いきなり麺から・・・うわっちっち!!
お師匠、気をつけて! ここの麺は熱いですよぉ!
ふむふむ・・そう言えば、メニューの裏の“店のこだわり”というところに「時間が経っても冷めない工夫をしている」とあったが、これほどに熱いとは!
麺は細めの丸麺だが、さすが“もちもちの木”の名のとおり、コシではなくモチモチ感たっぷりの不思議な食感を楽しませてくれる。
チャーシューはあくまでも柔らかく、麺をほぐすうちにホロホロと崩れて挽き肉のような状態となってスープと一体化していく。
待てよ、このメンマは・・・おーーっ!
なんと瑞々しい食感のメンマであろうか、これこそまさに通常のメンマから1割しか採れないと言う最高級の“穂先メンマ”だけを惜しげもなく使っているではないか!
ハフハフ・・・ずるずる・・・ハフハフ・・・(あぢぢっ!)
・・・・・・。
お師匠、どしました?
額から流れ落ちる滝のような汗・・・
いくら食べても、スープの温度がちょうど良いくらいに冷めない。
Rioよ、いくらなんでも、このスープは熱すぎるのではないか?
だから、注意書きに書いてありますよ。ほら・・
ん??
「当店のスープはお子様には熱すぎますのでご注意を」って。
だー!! (ワシは、お子様かいっ!)
←(ヤレヤレ・・。)daddy
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当店のこだわり
(もちもちの木)
←メニューの裏面。 |
3 家族連れの秘密
一方、Rio君の注文した味噌ラーメン(ワシも以前食したが)は、柔らかな香りの中にほどよくニンニクと味噌がハーモニーを奏でており、全体の調和が何とも言えない風情。
どーれ、一口味見を。
おいしいよ。ほら!
んまいっ!!
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味噌ラーメン
(もちもちの木)
←文句なし! |
まさに、文句の付けようがない絶品!
特に挽き肉と味噌スープの相性が素晴らしく、わざわざ福島店限定でメニュー化したのはダテではないと頷かせる。
とがった味の中華そばでは、うるさく感じるスープの熱ささえ、このまろやかな味噌スープではさほど気にならない。
とすると、「店のこだわり」で“冷めないスープ”とうたっている激熱スープの効果はどうなのか?
トンコツ、トリガラなどと違って“魚介系ダシ”の場合は、熱によってたちまちのうちに雲散霧消してしまう。
激熱スープにラードをかけて「熱」を封じれば、どうしても魚ダシが逃げてしまうため、これを補うのが大量の“節粉まぶし”ということだ。
この熱と節粉があまりにも強烈なので、「和風が嫌いな人には厳しいかも」と言うケンチャンの評価もうなずけるのである・・・。
のぅ、Rioよ。いい仕事がしてあるラーメンじゃが、これは好き嫌いが分かれるのぅ。
味噌なら文句ないけどね。
こんなに激熱スープなのに、家族連れが多いのは何故じゃろな?
それはもちろん「お得」だからですよ、師匠!
ほ? そこそこの値段がするではないか?
3玉入っても945円でしょ。 そして、このメニューに書いてある・・・
なんと?
「取り分け皿が必要な時はお申し付けください」って。
取り分け自由か!
3人で3玉ラーメンを食べれば一人300円ちょっと。 ということは・・・
ナンと、幸楽苑よりやすいーっ!
ということで、ちょーお得な“もちもちの木”ラーメンは、ワシからの絶対のオススメじゃ。
ただし、「和風」が苦手な御仁は気をつけるようにな。
そのときは、味噌ラーメンがおすすめよー!
←(ヤレヤレ・・。)daddy
/// end of the“その16「もちもちの木」” ///
《追伸》
ものはついでなので、もう一つの人気メニューであるつけ麺。
スープの小ドンブリからは、一本の湯気さえ立ち上がっていません。
しかし、これも実は激熱スープ!
←(ラードで封じ込めてあるからね。)daddy
うっかり口にしようものなら、口内ヤケドは必至です。
ということで、猫舌の方はよっぽど心して足を運んでくださいね。
ね、タケヒコ店長! (あはははは!)
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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つけ麺
(もちもちの木)
←実はこれも激熱スープ! |
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