Our Way of Ra-a-men 139
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、もう一人やって参りました。
と言えば、察しのいい貴方ならすぐにピンと来るはず。
それはっ!!?
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ラーメン大冬樹
(東大和) |
はい、カリスマ彰氏でございますね。
「ラーメン道に使えそうなら使ってくれ」ということで送られてきたのが『東大和「ラーメン大冬樹」の煮干し低加水麺はクセになりそうな味』という原稿。
←(なっ、長い!!)daddy
さぁて、今回はどんなラーメンを紹介してくれるのかな?
ということで、カリスマ・ラーメン道、もういっちょー!!
1 東大和「ラーメン大冬樹」!
隣町の東大和にちょっと用があって娘の車で遠征した。
昼はラーメンが食べたいというので、食べログの東大和ラーメンランキングを見ると、1位狼煙屋3.56 2位大冬樹(だいとうき)3.54、3位大学ラーメン3.53 4位中華そば 青葉 東大和店3.49 5位村山 ホープ軒本店3.40ということらしく、狼煙屋は入ったことがあり、今回第2位の大冬樹を選んでみた。
名前でかなり損をしているのではないかな。減点!
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ラーメン大冬樹
(東大和) |
2016年創業で昨年5周年を祝ったようだ。
入店はオープン直後の11時40分だが、客は5人ほどがいるだけ。
マグロ白湯ラーメンがウリらしく店内が魚臭い。これはかなり減点!
メニューが多すぎる。
私は自販機で最初にある煮干し中華そば750円の麺半玉増し(100円)を、娘は海の塩中華そばスペシャル1050円を注文。
これが実にクラシックで私好みのマイルドな煮干し中華そば!
麺は中太ストレートのアンチつるつるの低加水麺でよくスープを吸う。今のラーメン界の主流になっている麺である。
八王子の名店「ラーメン圓」あたりに似た感じである。
チャーシューのトロトロも煮卵のトロトロも文句なし!
ん、私は煮卵は頼んでないけどサービスなのかな?
惜しむらくは、半玉増しのためかスープが少な過ぎること!
こちらは娘が注文した海の塩中華そばスペシャル。
若干麺が細いかな?帆立がベースのスープで上品な味わいである。
いずれにしても、なかなかの店である。
メニューがちょっとバラエティあり過ぎなのはちょっとどうかと思う。
少なくともマグロ白湯ラーメンは個人的には要らないと思うが。
新青梅街道からちょっと入ったところで立地が悪いのか、都心ならば行列必至のレベルだとは思う。
合格点ギリギリの65点を付けておこう。また来たい店だ。
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end of the “その139 「東大和「ラーメン大冬樹」の
煮干し低加水麺はクセになりそうな味」” ///
《追伸》
そうか、東京方面ではこういうタイプの低加水麺が主流になっているのか。福島の会津や白河とは真逆の方向なんだな。
ん? あっ、この話、昨夜も出た!!
実は昨日は、福島民友新聞社で『黎明期の群像』の最終回、座談会インタビューをやって来たのさ。そこで出たのが種痘の話。
江戸末期、全国で天然痘が猛威を振るい、この感染症で多くの人命が失われていた。
ところが、シーボルトがもたらした種痘の苗床は使い物になら無かったため、1849年にモ―ニッケが牛痘をベースにした種痘所を長崎に開設した。そしてその動きは長崎・佐賀から京都・大阪・江戸・福井に伝播する。
すると、蘭方医の権威拡大を危惧した江戸の漢方医らは幕府に働きかけ「蘭方医学禁止令」を布告させた。
ところが、西洋医学の先進県であった福島県域では、会津藩の吉村二洲、相馬中村藩の半井宗玄、二本松藩の小此木天然が種痘法の習得に務め、東北地方ではいち早く、会津藩と相馬中村が1852年、二本松藩が翌1853年に藩公認で種痘を開始し、大きな成果を収めた。
一方、江戸で神田お玉が池に種痘所ができたのは1858年と、かなり遅れて開始されたんだ。
まあこれも、福島県が江戸の動きに惑わされず真逆の動きをしたという話だな。
現在は東京が低加水の棒麺、福島の主流は多加水平打ち麺と、またも真逆になっているということなんだな。
面白いねぇ、ぢつに面白い!!
では、次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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