Our Way of Ra-a-men 132
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またまたやって参りました。
11月3日の文化の日、ケイコとお友達レイちゃんとのいつもの三人組で、会津へ行ってまいりました。
目指すは天鏡閣の迎賓館。ちょうど開催されているお香の会で頑張っている仲間たちを励ますためでございます。
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天鏡閣迎賓館にて
(猪苗代町) |
久々の会津行・・というか、遠出自体ずいぶん無かったのですが、コロナのまん防措置も解除され、天高く秋晴れということで、絶好の行楽日和。
そんな時、猪苗代で頑張ってる仲間を是非、応援に行かねばなりますまい。うんっ!!
←(会津ラーメンという下心がミエミエな気もするが。)daddy
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 迎賓館の紅葉!
前回、同じ三人組で天鏡閣迎賓館に来たのが今年五月のこと。その時はお茶会でした。
僕も茶席に上がり、ちょうど新聞取材も入って来たので緊張しましたが、今回は差し入れするだけなので、お気楽な道中。
土湯峠の紅葉もいい感じです。
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土湯峠の紅葉
(会津側) |
途中、猪苗代の「太郎庵」に立ち寄りまして、大好物の「会津の天神様」を大人買い。
レイちゃんは食べたことが無かったらしく、車の中で三人でパクついて絶賛の嵐。
ホントに美味いねぇ、天神様は!!ヽ(≧▽≦)ノ
レイちゃんの後ろ姿
翁島の迎賓館の入り口付近は枯葉が積もっていい風情。
ちょうど「お点前中」ということで入場できず、迎賓館の南側の庭園に廻る。
をを~庭もキレイだ~! ٩(ˊᗜˋ*)و
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迎賓館庭園
(猪苗代町翁島) |
ここ一番の絶景ポイントは、何といっても猪苗代湖を臨む高台の東屋。
それがコチラ。
ここから湖を望めば、素晴らしい絶景!!
沖の方では3台のプレジャーボートが白波を立てている。
(この前、乱暴運転で問題になってるヤツだけど、彼らは大丈夫。)
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猪苗代湖
(翁島迎賓館より) |
ここの庭の紅葉は色が深くてとてもキレイ。
アラ、お点前が終わったようですよ。
早速、行って来なくちゃ!
~ということで、差し入れを届けに廊下の方へ。
(女性たち)あ~ら、キシナミさん、いらっしゃーい♪
と、四人の美女がお出迎え。
(実際はマスクで顔が見えないけど、多分、美女:笑)
で”お香会差し入れミッション”をコンプリートしまして、いよいよ本命の会津ラーメンへ。
←(やっぱ、"本命"かよ!)daddy
2 うえんで食堂!
この辺の筈なんだけどな・・場所を検索してみて?
『うえんで山鹿店』ね、竹田病院の近くらしいよ。
この日、僕が目指しのは、上三寄のらーめん三名店の一つ『うえんで食堂』が若松市内に出店したという『うえんで山鹿店』。
この道を左折かぁ・・アレ? 何か見覚えのある通りだぞ・・。
そこを真っすぐ行って左側だって。
左? え・・! あっ!! これわぁ!!!m9っ`Д´)
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うえんで山鹿店
(会津若松市山鹿町) |
な、な、何と!! この場所は、僕が県立博物館時代に最も足繁く通っていた『麻衣系ラーメン紗羅家』があったところではありませんか!!
※ラーメン道その61「麻衣系ラーメン/紗羅家」>>
そっかぁ・・あの紗羅家が廃業した場所に居抜きで入ったのか。(ウルウル)
紗羅家は僕に沢山の思い出をくれました。
東日本大震災当時、あの研究熱心なおっちゃんと元気いっぱいの女将にどんだけ励まされたことか。
その後に、これまた思い出深い『うえんで』の新店が入ったとは、まさに天の配剤。嬉しくてなりませぬ。
※ラーメン道その94「うえんで食堂、再び」>>
ををを~ 看板もそのまま!!
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「紗羅家」当時の看板↓ |
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それにしても凄い行列だわ。食べれるのかしら・・。
うむぅ、確かに。
店の中の順番表に名前を書いて列の最後尾に。
その際、店の中を覗くと、なるほどな・・『一席置き』のコロナ対策を取っているから、こんなに進まないんだ。
僕らの前は6グループぐらい。ぢっと待つ事15分くらいでようやくノレンの前へ。
おや? ノレンが風で寄って真ん中の文字が見えない。
敬意を表して、ノレンを正しく掛けなおしてあげる・・。
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店のノレン
(うえんで山鹿店) |
ほぅ・・「創業 昭和47年」なんだ。僕はまだ高校生だな。
これでちゃんと読めるようになった。僕ってなんてイイ人なんだろう♪
うん、たしかにお人好しよネ。
ソコかいっ!! m9っ`Д´)
3 山塩・帆立のワンタンメン!
しばらくあって、ようやく僕らが呼び込まれる。
ちょっと狭いですけど、三人掛けカウンターでいいですか?
ハイ、ノープロブレムです!
本来は「一人置き」の席になっているのだが、二人分しか空席が無いので真ん中にも座るということらしい。
そもそも普通の座席に変わるだけ。僕ら仲良し三人組に何の問題もありませぬ。
ということで、着席すると、目の前には『限定商品』のメニューが。
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限定商品
(うえんで山鹿店) |
【北海道オホーツク産の帆立を使用して抽出した出汁と貴重な会津山塩を合せた一杯】
会津山塩と帆立のらぁ麺
(並)850円 (大)1100円。
会津山塩と帆立のチャーシュー麺
(並)1150円 (大)1450円。
会津山塩と帆立のワンタン麺
(並)1180円 (大)1480円。
会津山塩と帆立のワンタンチャーシュー麺
(並)1480円 (大)1780円。
※当製品には帆立の出汁が入っており帆立そのものは入っておりません。
(うっ・・チャーシュー以降は(並)で1000円越え!)
高い~! ( ̄▽ ̄;)!!
しかも(大)になると、いきなり250円から300円マシ。これはあまり聞いたことがない。
「帆立は出汁にだけ使う」とあるが、帆立の出汁は薄味なので大量に用いないと出汁感が出ない。これは、会津名産の『こづゆ』を作った人なら知っているはず。そこが値が張る理由であろう。
←(『こづゆ』の出汁は帆立の干し貝柱で取る。)daddy
会津名産こづゆ
私は「醤油らぁ麺」(700円)で。
私は「味噌らぁ麺」(850円)にします。
じゃ僕は奮発して「会津山塩と帆立のワンタン麺」(1480円)で。
すいません、ワンタンは【数量限定】で本日はもう売り切れです。
おーまいが~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ(まだ12時前なのに・・)
ということなので、やむを得ず「会津山塩と帆立のらぁ麺」に変更。
で、目の前にはこんなポップが。
会津山塩のおみやげラーメンが1800円。高いようだが4食入りだ。一人前450円・・意外とリーズナブルかもしれない。
ほどなく、我らの注文品が到着。
お待たせしました!
それがコレ、まずはケイコの醤油らぁ麺!!!
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醤油らぁ麺
(うえんで山鹿店) |
麺は「極太ちぢれ」・・たしかに太い。これが『上三寄スタンダード』。
具はチャーシュー(四枚)、小口ネギ、シナチク、海苔のシンプルなもの。浮いている脂が美しい。
そして、レイちゃんの味噌らぁ麺。
味噌らぁ麺
こちらは生姜がトッピング。そしてごく少量だがモヤシが入っている。
で、いよいよ僕の「会津山塩と帆立のらぁ麺」がこちら。
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山塩帆立らぁ麺
(うえんで山鹿店) |
この色と香り・・もう、見ただけでも美味しいのが分かる。
今をときめく喜多方の塩ラーメンの名店『喜一』の向こうを張れるのではないだろうか。
麺は「中太ちぢれ」にした。二度見してしまったが、会津=喜多方スタンダードの平打ち麺ではなく普通の中太麺を使っている。これは珍しい・・けど、やはり平打ちの方がよかったな。せっかく会津まで来ているのだから。
で、味は文句なし!!
たまりまっしぇえ~ん!٩(ˊᗜˋ*)و
わざわざ来た甲斐がありました。
喜多方だとあれだけ名店がひしめく中、結局いつも『食堂なまえ』を選んでしまうのですが、これから会津若松ではココがそういう存在になりそうな予感がします。
帰り際、店員さんに質問した。
ここはアレですか、上三寄の本店の息子さんとかがやってるんですか?
いえ、お孫さんになりますね。喜多方にももう一軒出店していて店長は掛け持ちしてるんです♪
だよね~ 本店のおっちゃんは、もうずいぶんお年のはずだもんね~。
初代はホラそこに写真がありますよ。
え!?
あ~おっちゃん!懐かしぃ~!٩(ˊᗜˋ*)و
いや~ ラーメンってホントにいいもんですね~♪
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end of the “その132 「うえんで山鹿店!」” ///
《追伸》
いやぁもう、懐かしすぎて涙がちょちょ切れる会津行となりました。
お店に入った時、思わず僕が昔紗羅家に寄付した大量のコミックがまだあるか店内を探してしまいました。
さすがに、ありませんでしたけどね。(マンガ本なんか置いてお客が滞留したら大変。)
紗羅家の頃は、会津から転勤して居なくなる時にみんな自分のため込んだコミックを寄付して、誰でも自由に持って帰れる独自システムがありました。(次の人もまた寄付するんだけれど:笑)
紗羅家のおっちゃんは腰を悪くして廃業したと思うんだけれど、まだご夫婦とも元気でいるのかな・・是非、そうであって欲しい。
そして、うえんでの初代ご夫婦もネ!!
では、次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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