Our Way of Ra-a-men 129
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またまたやって参りました。
さて皆さん、福島民友新聞に月曜日連載中の「ふくしま近代医学150年/黎明期の群像」を読んで頂いてますか。
休刊日や重大ニュースが想定される場合は休載なので若干不定期ですが、このまま来年2月頃まで続きます。
読んでねっ!! m9っ`Д´)
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麺処若武者
(二本松市) |
現在、第6回「西洋医学の求道者・古川春英/命の限り、学び続けた」まで掲載済みですが、僕は民友新聞社のO編集局長と共に、第10回「蘭学国手の魁/小此木天然」の追加取材のため、天然の郷里二本松市に足しげく出向いております。
ということは、二本松市でラーメンが食べられるという事で、早速行ってまいりました、『麺処若武者』!
若武者と言えば、既に『弐號店 みどり湯食堂』を紹介しているところですが、本店は「ラーメンWALKER」に登場即グランプリ獲得した大注目店。
はてさてどのようなラーメンなのか?
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 ファースト・コンタクト!
実は『麺処若武者』を最初に訪れたのは今を去る二年前の春、2019年4月17日のこと。
ケイコ、ここ話題になってるんだよ、行ってみない?
若武者?二本松?ちょっと遠いけど、お花見がてらならいいわ。
で、お花見写真なども沢山撮って来たので、いつか「Storyスナップ」にまとめようと思っていましたが、とりあえず今回は『若武者』に絞って先出しでございます。
えーとこの辺? あ、アレじゃないの?
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麺処若武者
(二本松市) |
近くを散策しながら道路の反対側に見えてきた『若武者』の幟。
どうやら入り口は県道355号須賀川二本松線の道路側ではなく横っちょのようだ。
そちら側から入ろうとすると、ちょうどお客さんが出てきたところ。
若武者入り口
(あらら、写真撮ってたら目が合っちゃったよ・・。)
店内に入ると、壁にポスターがベタベタと。
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店内のポスター
(麺処若武者) |
そうそう・・この店は福島・山形・宮城のラーメン屋疑人家ガイドブック「ラーメン組っ!」に参加していたり、仲間の店と共に各地のラーメン・イベントに積極的に出店している店なのでした。
中にもう一つある扉を開けて店内へ。
いらっしゃいませー!
と、元気な若衆の店員の声に導かれ、窓際のテーブル席に着く。
さてメニューはと取り上げると、コレがかなりデカイ。
最初の左上にあるのが「青森シャモロック鶏清湯 塩鶏中華そば」730円。きっとコレがイチオシなのであろう。
その下には「二本松市発祥福島ご当地ラーメン 濃厚福島鶏白湯」880円。グランプリに輝いたのは確かこのラーメンだったはず。
じゃイチオシの塩鶏中華そばを。
じゃ僕は、グランプリ作品濃厚鶏白湯を大盛で!
承知しましたー!
で、待つこと7~8分。出てきたのがこちら。
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塩鶏中華そば
(麺処若武者) |
なるほど・・見た目、麗しい。
しかし、これを見たケイコの眼が険しくなる・・。
ネギを抜いてもらうの忘れた~! しかも、細かくて多い!!
いやいやいや、ソレ自分のミスだよね・・ってか、いつもネギを僕のドンブリにワープするけど、今回は細かいので難敵なのか。
で、このチャーシュー・・豚じゃなくて鶏チャーシューか。
ま、まずい! 僕は鶏肉が苦手だった!!!
←(スープはむしろ「好き」なんだけどな。)daddy
気づいた時にはすでに遅く、こちらが僕の「福島鶏白湯」。
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福島鶏白湯
(麺処若武者) |
やっぱ、鶏肉~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
まあ、ここまで来てジタバタしても始まらないので、ケイコと僕は刻み葱と鶏チャーシューを等価交換することに。(等価?)
ネギを掬い始めるケイコ
で、サクサクと結論を言いますと・・
私にはしょっぱすぎるわ。
僕の方はスープがドロドロでくどすぎる。
鶏白湯って、長浜ラーメンのようなトンコツの白湯を鶏骨に変えて、あっさり仕上げたモノというイメージでしたが、結果、大違い。
スープどろどろ脂ぎっとりの如何にも身体に悪そうな野獣系のラーメンをさらに突きつめて超濃厚にしたような感じ。
(うむむむむ・・。)
結局は、大盛を頼んだにも関わらず食べきることが出来なんだ。無念!!
まあ"新しいラーメン"を目指して試行錯誤する姿は十分に伝わってきましたが、僕ら「年っしょり」には厳しいものがありました。
2 小此木天然!
話は変わって現在。二本松藩出身の蘭方医小此木天然の研究のために再び二本松市へ。
小此木天然と言えば、江戸末期の二本松藩校敬学館医学寮において近代医学教育(蘭方)を始めた郷土の偉人。
蘭学・蘭方教育に力を入れていた会津藩より25年以上早く、当時の福島県域において最初に公的蘭方教育を始めたのが小此木天然なのであります。
既に新聞掲載の原稿は、二本松市の学芸員Yちゃんが担当して書きあがっているのですが、ここへ来て新たな情報が飛び込んでまいりました。
研究では、小此木家が所在した場所と小此木家の墓所が最後まで謎のまま残されたのですが、「小此木家ならウチの裏にあったよ」という郷土史家が現れたのです。
その人物は市内に住む元神主の家柄のO先生。
僕とYちゃんは、O先生の情報に基づき、市内のとある古刹へ。
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称念寺
(二本松市) |
住職の奥さんに断りを入れて、僕らは墓地奥の山へ。
道なき道をかき分けて登っていくと、やはりありました小此木家の墓所!!
小此木家墓所
これはもう大発見!
一族の墓石を調べていくと、そこには天然の祖父、小此木家初代小此木屋之の墓碑銘も。
小此木屋之の墓
で、この調査の結果は新聞で見ていただくことにして、この日のお昼、食べに行ったのがまたも『麺処若武者』!
←(懲りないなぁ・・。)daddy
再び「若武者」
まあ、ファースト・コンタクトから二年も経っているし、もしかしてクドくない新メニューでも開発しているのではないか・・。
と考えたのですが、ありましたっ!!
それがこちらの『冷たい鶏中華』!
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冷たい鶏中華
(麺処若武者) |
冷たいラーメン系であれば、クドい味付けはしないはず。(多分)
そう考えて注文しましたが、確かにコレならクドくない。でも・・なんだコレ?
大根おろしがデ~ンと鎮座している!!?
で、一口食べてみる・・。
(ふむふむ・・スープの脂も抑えてあるし、コレならイケル。)
鶏チャーシューも焦げが入ったところが良く、これなら焼き鳥食べている気になればイケる。
←(めんどくさい奴っちゃ。焼き鳥はOKなのかよ!)daddy
しかし、だんだんと大根おろしがスープに溶けだして、間もなくミゾレスープのような感じに・・。
(悪くはない。決して悪くはないが、コレは・・)
高遠蕎麦っ!! m9っ`Д´)
完食はしましたけれど「ラーメンを食べた気がしない」。(うむむむむ・・)
そしてまたカイワレが辛い。大根にカイワレ・・たしかに親子だから相性はいいけれど、どちらも辛い。そこに調子に乗って七味なんかかけたものだから・・(泣)
う~むぅ・・どうしても『若武者』とは相性が良くないようで。残念!!!
3 古き良き大衆食堂!
そして、三回目。
今日は、藩校敬学館の場所が分かったという事で、新聞社のO編集局長とH記者と共に二本松霞が城へ。
実は敬学館があったのは、現在、工事が進められているお城の駐車場の場所。
霞が城の駐車場
で、待ち合わせの前に食べに行ったのが、二本松市庁舎の近くにある大衆食堂『二番軒』。
うん、ここなら老若男女問わず誰にでも優しい食べ物があるだろう・・そしてラーメンなんかも。
で、ありました「ワンタンメン」!!
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ワンタンメン
(二番軒) |
(いやぁ、ホッとするなぁ・・)
まさに"古き良きラーメン屋"、ちゃあんとナルトも入っているし(笑)
肉はちょっと固いけどワンタンが素敵♪
スープは出汁のベースが弱い感じがあるけど、そこは脂の美味しさがカバーしている。まあ、70点はあげてもいいかな。
十分に満足して午後からの取材と写真撮影に。
霞が城では「工事現場」の写真ではしょうがないと、ドローンで空撮することに。
ドローンを飛ばすH記者
いやぁ、遺跡調査部で発掘現場の無人飛行機カメラの空撮には立ち会ったことがあるけれど、ドローンを間近で見るのは初めて。
胸はワクワク、心ウキウキでございます。
お城の飛行禁止区域に気を配りながら上空へ。
実にいい写真が撮れました。
その成果は「黎明期の群像第10回」で明らかになるはず。乞うご期待!!
ケイコ、そんな感じで、取材は全て旨く行ったよ♪
それにしても、あの『若武者』にまた行ってたのね・・懲りないねぇ。
やっぱ、そこは若者向けだよ。ぼくら年っしょりには厳しい。
だからお店の名前が『若武者』なのよ。
そうだったのか~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ マイガッ!
いや~ ラーメンってホントにいいもんですね~♪
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end of the “その129 「小此木天然と若武者」” ///
《追伸》
「黎明期の群像」では、このあと4つ目くらいに「小此木天然」が登場予定なので、10月末か11月初め頃の掲載になる予定です。
自分の原稿はウンウン唸りながら書いたのですけれど、メンバーの原稿で追加取材や写真撮影に出向くのって本当に楽しいです。
会津方面の記事は既に完パケになっているので、これから出てくる浜通りや県南の記事で、また出かけられればと思っています。
何て言ったって、出かければそのご当地のラーメンが食べられますものね♪
では、次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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