Our Way of Ra-a-men 126
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またまたやって参りました。
8月1日の暑い日曜日、僕とケイコは国道4号線を郡山市に向けて出立。
そう・・一年ぶりにアカスリを受けるべく、郡山の極楽湯を目指したのであります。
しかあしっ!!
上空は青空なのに、突如、車の屋根を叩く大粒の雨が・・うむむむ幸先よくないぞ。
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突然の天気雨
(福島市松川地内) |
二年ほど前、福島駅にあった極楽湯が廃業し、昨年秋には伊達市のカッパ王国が閉館して、県北地域にあったアカスリ施設の完全消滅から約一年・・。
アカスリを受けるためには郡山か仙台、はたまた会津若松まで遠征しなければならないのであります。
月に三度はアカスリをしていた僕にとって、もはや『アカスリは・・遠くにありて思うもの』なのであります。
←(なんのこっちゃ!)daddy
今般、遂に意を決して郡山まで遠征することにしたのですが、逆に良いことだってあります・・それはラーメン!!!
普段、福島市内でしか食べる機会が無くなっておりますが、たまには行ったことのない地域のラーメン屋に行けるではないか。
ということで、今回のターゲットは心に秘めていた、あの二本松の名店『支那そば やまき』! うん、コレしかあるまい!!!
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 支那そば やまき!
~と、調子のいい事を言いましたが、本当は、たまたま道すがらにナビを見ていたら二本松市の三軒のラーメン屋の位置が目に入ったのであります。(嘘つきました、すいません。)
一軒目は"煮干しの叫び"『麺や しん蔵』、二軒目は『若武者本店』、そして三軒目が『支那そば やまき』。
お腹すいたよね~ どっかでラーメン食べて行かない?
若武者はこの前行ったけど、脂ギトギトで閉口したわ。
やっぱ、僕ら"年っしょり"には支那そばでしょう!!
ということで、さっそく進路変更して二本松市街地へ。
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支那そば やまき
(二本松市) |
『支那そば やまき』は二本松の住宅街の中にあって、ナビを見ながら付近まで行っても「あれ、どこにあるの?」というくらい分かりずらい場所に。もちろん初入店。
駐車場が少し離れた場所にあり、車が一台も停まっていなかったのでお休みかと思いましたが、歩いて行ってみると暖簾が。そして「営業中」の札も。
あら・・ココ、正月屋分店なのね?
ホントだ!!
「正月屋分店」の大きな紺ノレンが入り口横に掲げてある。ただ「正月屋分店」ならウチのすぐ近所にもあったのだけれど・・。
正月屋分店石川屋(福島市南町)
近所の方は、出店してきた当時に行ってみたのですが、どうも郡山の本店のイメージとはかなり違っていて、特に"麺"が美味しくない。(まるでインスタント麺のようだった。)
あれから何年も行ってないので現在はどうか分かりませんが、少なくとも当時、郡山本店のレベルでは無かった。
さて、こちらはどうなのかと暖簾をくぐって店内に入ると、あらあら不思議、あら不思議・・駐車場には車がなかったのに、店内は満員。
ありゃりゃ!? Σ(oдΟ;)
ただいま満員なので、ちょっとお待ちくださ~い♪
店内に待ち椅子とかは無かったけれど、外は暑いのでレジ横で立ち待ちすることに。
すると、厨房に向かったカウンター席の上にメニューが掲げてある。
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メニュー
(支那そば やまき) |
見れば、味噌系統は無く支那そば(750円)、塩そば(750円)になぜか麻辣そば(950円)、そして肉系とトッピングのようであります。
郡山本店のようにワンタンは無い・・少し残念。
(よく見ると「焼きめし」(250円)の紙もぶら下がっている。)
厨房の奥には二本松の夏の名物「提灯祭り」のポスターも。
このコロナ禍の中で昨年は中止だったけれど、今年も難しいのかな。伸一は毎年コレが大好きで楽しみにしているけど、残念だろうな。
カウンターの逆の奥には三春名物「滝桜」の絵の額が掛けてある。
滝桜の額
その右上には『左馬(ひだりうま)』の駒が。
これは、将棋のまち天童独自の将棋駒から由来したもので、通常「馬は人が引いていく」けれど、これを逆にすると「馬が人を引いてくる」・・つまり、これを掛けておけば千客万来になるという縁起物。
(この満員状態・・十分高価を発揮しているようだ(笑))
2 本日のご注文!
片づけましたのでどうぞ~♪
一団の客が帰ったので、僕らは店の一番奥のテーブル席に着席。
通常なら6人は座れそうな大テーブルなのに、二人ではちょっと申し訳ない。
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店内の様子
(支那そば やまき) |
そこでケイコが、何やらテーブル上のポップを発見。
なんだい、ソレは?
お肉よ。
お持ち帰り炭焼きチャーシュー
見れば、お持ち帰り用の「炭焼きチャーシュー」。
ふむ・・ナニナニ。
◆スライス 1箱 500円
◆ブロック 400円/100グラム 1個500グラム前後になります。
ということは、ブロック買いすると2千円くらい・・まあ、そんなものか。
しかし、会津若松の『古川農園』だと、店用に切り出したチャーシューの端っこを集めて袋売りしていたけれど、あれはかなりお得だったな~(たしか数百円だった。)
←(その代わり、すぐに売り切れる:笑)daddy
で、テーブルにメニューを探したが見つからず、どうやらアノ厨房の上にぶら下げた木の板メニューで注文するらしい。
えーと、ワタシは支那そばで。
じゃ僕は塩そばの大盛りで行きます!
承りました~♪
テーブル上の備品はこんな感じ・・。
調味料など
調味料はシンプルに七味と・・なぜか胡椒が二缶ある。
レンゲは別置き(どんぶりの中ではなく)で、セルフの水差しとコップ、そして塗り箸だったので、いつものように「割り箸」を二人分所望する。
やがて出てきた『塩そば』の大盛りはこんな感じでした。
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塩そばの大盛
(支那そば やまき) |
をををを~ 美しい!!
塩味でも濁ったスープで出す店もありますが、やはり塩ラーメンはこの透明感がグッド!
炭焼きチャーシューは、最近流行りの大判でど~んと乗せるタイプ。
メンマに海苔にカイワレ、そして揚げた芝エビがアクセントになっている。
(芝エビ、大好き!)
そしてコチラがケイコの『支那そば』。
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支那そば
(支那そば やまき) |
こちらは明らかに塩そばの細麺とは別で、中太麺を使っている。
芝エビトッピングが無いだけでほかの具は同じ。
で、食べてみた。
非常にアッサリしていて、繊細な味だ!
正月屋のスープは天日干し帆立貝柱、築地直送の削りたて削り節、千葉の煮干など魚介系が中心で、いつでも安心して食べられる「ホッとする味」を信条としている。
そんな滋味深い味だが、昔の正月屋よりも脂を抑えてある感じ。
塩もぎりぎりに抑えてあり、結果、非常に上品な味に仕上がっている。
世のラーメンが味濃く脂ギトギトに向かう中で、昔ながらの矜持を守っている。まさに「流行」とは対極にある「伝統」の味だ。
だけど・・
少し「アッサリ」過ぎかなぁ・・。上品の方に志向している故にパワーは感じない。
こりゃあ”年っしょり”向きかも(笑)
で、けいこの方も食べてみた。
支那そば
美味しい!! が、やはり上品だ・・。
きっとその理由は「脂」にあると思う・・と思い、過去のラーメン道を遡って2006年、今から15年前の正月屋本店の同じメニュー『塩そば』の写真と比べてみる。
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塩そばの大盛
(正月屋本店:15年前)
←白いのはモチ。 |
やっぱり、浮いている脂の量が全然違いますね。
そして、どんぶりが同じだとすればスープの量はかなり少なくなっている。
干しエビではなくモチが入っているのはご愛嬌(笑)
やはりこの年月の間に少しずつ変わって来てるんですね。おそらくはヘルシー志向に。
だけど、15年前の正月屋ラーメン、あれは旨かったなぁ。
どうだったケイコ、少し上品過ぎない?15年前のは旨かったんだ・・懐かしいなぁ!
その頃は単に若かったのよ。だって大盛り二杯食べたんでしょ!
そうだった~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ マイガッ!
いや~ ラーメンってホントにいいもんですね~♪
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end of the “その126 「支那そば/やまき」” ///
《追伸》
結局、この後、当初の目論見通り、郡山の極楽湯へ行って久しぶりのアカスリをやってもらいました。さっぱりしたなー!
前に行った時は、日本人のお姉さんでしたが、今回は韓国人の朴(パク)さんという おばさん お姉さん。日本に来てもう16年になるのだそうです。
さすがに腕前は確か。結構、スリ方、大胆ですけどね(笑)
入浴後はいつものお約束のソフトクリーム。
郡山極楽湯にて
やっぱコレだよね~!
ワタシは上品だから、慎ましいやつで。
いやいやいや、ソレ単なる遠近法! ヾ( ̄0 ̄; )ノ マイガッ!
さて、こうなると気になるのは郡山の『正月屋・本店』。昔のままなのか、変わっているのか、是非、確認せねばなりますまい。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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