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  BGM "夢日和" by My WORLD

 

 
今回登場するメンバー
岸波岸波ケイコケイコ◆サオリサオリ◆親父親父オフクロオフクロdaddydaddy
 

Our Way of Ra-a-men 9Rio

岸波岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!

 退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!

 “愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。

 去る8月20日・・・と言えばピンとくる方もおいででしょうが、須賀川の全国花火大会に行ってまいりました。

 しかぁしっ!!

 この夜の福島県は、凄まじい雷雨に襲われたのです・・・。

チョー強烈雷雨

チョー強烈雷雨

 僕とケイコとウチの親父・オフクロを載せた車は、花火会場の須賀川市に向けて東北自動車道を南下。

 途中、本宮を過ぎるあたりで、バケツをひっくり返したような雷雨に遭遇!

岸波「うゎあー、ワイパーが利かないよぉ! きっと、中止じゃないの?」

ケイコケイコ「須賀川に電話するわ。」“もしもーし、サオリ。そっちの具合はどう?”

サオリサオリ「峠は越えたみたいよ。だいじぶなんじゃなーい。」

岸波「おいおい、こっちは凄い雷雨なんだよ。ホントにダイジョブかい?」

ケイコ「サオリも言ってるし心配ないわ。正義はぜぇったい勝つのよ、オーッホッホ!」

岸波「・・・・・・。」

 そんなケイコの判断に全幅の信頼を置いて、一路、嵐の須賀川へ急ぐのでありました・・・。

 さあ、ラーメン道(?)、もういっちょー!!

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1 釈迦堂川全国花火大会Rio

 夏の風物詩、須賀川市の「釈迦堂川全国花火大会」といえば、27回を数える福島県でも最大級の花火大会です。

 毎年、お盆明け最初の土曜日に開催されるならわしで、全国から30万人以上の花火客が押し寄せます。

 「全国花火大会」と銘打っているのは、全国の花火師たちが技を競う大会という位置付けのため。

 なんと、直径が0.5kmも広がると言う二尺玉や超特大のスターマイン、国際花火やナイアガラ絵巻、さらには“音楽と光の競演”など、様々な趣向が凝らされています。

2005年度ポスター

2005年度ポスター

(釈迦堂川全国花火大会)

 東北自動車道の郡山インターを通過するあたりで小降りとなり、僕らはホッと胸を撫で下ろして須賀川インターから市内へ。

 駅前に一つだけ空いていた私設駐車場は料金が2千円と高価でしたが、なにせ空いていただけでもラッキー。

 花火会場の釈迦堂川・阿武隈川合流地点に向けて歩くこと7、8分・・・。

 会場周辺では、道路の中央に宴会シートを広げたグループ、縁石に腰掛けた家族連れ、浴衣の若いカップルたちが道路を埋め尽くし、今か今かと打ち上げ開始を待っています。

 出遅れた僕らは、止む無く須賀川斎場の屋根付きテラスの下に陣取りました。

岸波「なんでココなの?屋根に隠れて、空がすごく狭いんだけど・・・。」

オフクロオフクロ「ここなら、雨が降ったって大丈夫だべ。」

ケイコ「それに万が一、雷に打たれても隣が斎場だし。」

岸波「・・・・・・。」

屋根付き花火観覧席

屋根付き花火観覧席

(須賀川市斎場)

 どう考えても花火を見るには最悪のシチュエーションですが、この時はまだ、うちの女性陣の先見性に気付いていない僕でした・・・。

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2 花火と雷の競演Rio

 やがて、カウントダウンが始まり、最初の花火が打ち上げられると、歓声が上がる。

 小雨そぼ降る中、もうヤケクソという感じで次から次へ・・・。

全国花火大会

全国花火大会

(須賀川市)

←ケータイなので画像が悪い。

岸波「うぉー、やっぱりスゴーイ!」

ケイコ「ほーら、天井からもちゃんと透けて見えるじゃない。エヘン。」

岸波「あ、なんか前奏が始まった! いよいよ、“音と光の夢の競演”かな!」

(その時、スピーカーからの大音声が・・・)

「トットぉーロ、トットーロ、となぁりぃのトットーォーロ・・・」

岸波「・・・・・・。」

全国花火大会

全国花火大会

(須賀川市)

←電柱の陰ですが・・・。


 そんな牧歌的な雰囲気に浸るのもつかの間・・・。

 10分を過ぎたあたりで、全天を揺るがす落雷の轟音とともに凄まじい豪雨!

(花火) どーん。 どどどーん!

(落雷) ピカーッ。 バリバリ、ドシャーン!

岸波「あ!」

(花火)どーん、どどどどどーん、ドカドカどどどーん!

(落雷)ブァリバリ、グワッシャーン!ズギャぎゃーん!

観客「うわー、逃げろぉー!」

 あたりは逃げ惑う人々と悲鳴の渦!

 まさに、阿鼻叫喚の巷かこの世の地獄!

 豪雨に追われ、人々が一斉に僕達の屋根付きテラスに押し寄せる。

 マスカラが雨に流れて鬼のような形相になったオバサン、ずぶ濡れの浴衣を気にもかけず目が血走ったオネーサンたちが一斉に突進してくる!

岸波「うわー、押すなー。死ぬ死ぬー!

僕が悪かったー、もうしませーん!」

ケイコ「なにそれ?」

闇の中、逃げ惑う人々

闇の中、逃げ惑う人々

(須賀川市)

←よく見えませんが・・・。

 その後、花火は40分ほど中断。

 雷雨が遠くに去ったのを見極めて花火が再開されたものの観客は約半数ほどに。

 でも何とか、予定の一万発を打ち上げて無事(?)フィナーレを迎えたのでした。

フィナーレの大花火

フィナーレの大花火

(須賀川市)


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3 ラーメン若大将Rio

 帰りは須賀川駅前の混雑を避けて、裏道から郡山市方面へ。

 それでも国道49号線から郡山市内に差し掛かった頃は、既に22時をまわろうとしていました・・・。

岸波「今日は凄いことになっちゃったねー。それにオナカも空いてきたし・・・。」

親父親父「どっか、開いてる食堂でもないかなぁ。」

ケイコ「あ、あそこに若大将ってラーメン屋があるわ!」

 ~ということで、僕達はドライブ・イン風の「ラーメン若大将」へ。

 店内は、ほぼ満員。

 浴衣姿の女性もチラホラ見えて、どうやら花火大会の帰り道らしいです。

ほぼ満員の店内

(ラーメン若大将)

 早速、メニューを手に取ると、これがラーメン屋に似つかわしくない分厚いメニュー。

 開いてみると、凄い種類のラーメンが並んでいる・・・。

岸波「うゎ、味噌味ラーメンだけで8つくらいある!」

ケイコ「ふつーのラーメンは390円よ。幸楽苑に対抗してるのかも。」

岸波「天丼やうな重まである!」

オフクロ「“なっとう定食”まであるし!」

岸波「なっとう・・・・・・。」

 やはり、ラーメン屋というよりドライブ・インのコンセプトのようです。

 普通のラーメンは390円と安いですが、他は概ね700円前後の値段。

 「看板」と思える“若大将ラーメン”は、麺が二玉分で1050円。

 特に変哲もないラーメンのようですが・・・。

 とりあえずケイコがサラダ、親父・オフクロが五目ラーメン、僕は味噌ラーメンの大盛り。

ケイコ「コレステロールが心配だから、“大盛り”はやめるって言ったのに・・・。」

岸波(ドキッ!)

 ふと壁に目をやると、「県内初登場“らーめん屋台1号”」というチラシが・・・。

らーめん屋台1号

らーめん屋台1号

(ラーメン若大将)

 どうやらこれは、厨房付き調理人付きの屋台カーのよう。

 注文先の家やオフィスまで出向き、その場でラーメンを調理するらしい。

 値段は、概ね100円増し。

 営業時間は11時から深夜11時で完全予約制、“担当鈴木”とある。

 もしかすると、このスズキ君が運転をし、調理もして、一日12時間勤務をしているのかもしれない・・・。 ←(凄い激務!)

ケイコ「どこまで出前するのかしら?」

岸波「営業範囲は“郡山市内”。他は“要相談”だってさ。」

ケイコ「郡山・・・ったって、湖南町まであるじゃない・・・。」 ←(凄く遠い)

岸波「うっうっ・・。」 ←(スズキ君の身の上を案じ、目には涙。)

さて、ラーメンを待つこと10分・・・。

そして20分・・・。

いつの間にか30分・・・。

ケイコ「もしかして、アナタが大盛りなんか頼むから、麺が足りなくなったんじゃない?」

岸波「そんなぁ!」

 ~で、ようやく出てきた40分! ←(親父たちの五目ラーメンだけ。)

親父「あ、“野菜たっぷり”のはずが、ほとんど野菜が入ってない!」

岸波「ええー!」

 やがて出てきたのは、僕の“味噌ラーメン大盛り”。

 しかし、ケイコのサラダはまだ来ない・・・。

味噌ラーメン大盛り

味噌ラーメン大盛り

(ラーメン若大将)

 ん? これだけ待たされたのに、何故か麺がノビている。

 しかも“大盛り”のはずが、どう見てもオフクロの五目ラーメンより麺が少ない。

 味は・・・?

ケイコ「どうぉ?」

岸波「・・・・・・。

僕が悪かったー!“大盛り”は、もうしませーん!」

ケイコ「またかい?」

 ・・・ということで、今回のラーメンは、かなり悲惨な結果に。

 ケイコのサラダは忘れられていました。

 でも、花火と雷の競演なんてめったに見られないし、まっいいかぁ、Let it be!←(パクリ)

 

/// end of the“その9「花火と雷と若大将」” ///

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《追伸》

 釈迦堂川花火大会から思わぬ客が押し寄せて、パニックになったラーメン若大将。

 きっと、普通は美味しいラーメンを出す店なのでしょう。(多分。)

 須賀川の花火大会を見るのは二度目になりますが、いつ見ても新鮮な驚きがあります。

 花火の由来は中国の春秋戦国時代の狼煙まで遡ると言われており、日本で初めて花火を見たのは徳川家康だそうです。

 家康が見たのは、中国人の花火師が披露した「手筒花火」というもので、なんとこの花火は、手に持ったまま噴水のように発火させるのです。

 それでは、最後のサービス画像は、この「手筒花火」です。

 では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !

手筒花火

手筒花火

(引佐町方廣寺の奥山半僧坊大祭より)

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