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BGM "夢日和" by My WORLD |
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2 目指せ白石市
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西安刀削麺 (白石市) ←本場の色。多分。 |
とまあ、そんなわけで、命知らずの3人は最後までケメ幹事長のシュアーな運転に同乗し、やってまいりました白石市。
国道4号線沿いに目にも鮮やかな「西安刀削麺」の黄色い建物が見えてまいります。
店内に入ると、お昼時ということもあって、ほぼ9割方のテーブルが埋まっております。
天井には何故か龍が泳ぎ回り、ごま油の美味しいニオイが店内に漂う。
さあて、何を食べよっかなっと!
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店内 (西安刀削麺) ←天井を龍が泳ぐ。 |
一行は、透明なガラス窓の向こうに厨房がよく見える入り口横の席に陣取り、早速メニューを開いてみると、あるある・・・色んな種類の刀削麺!
「せっかくだから、別々のものを頼んでみんなで食べようか?」
~ということで、海鮮刀削麺、台湾刀削麺、坦坦刀削麺、麻辛刀削麺(中辛)の4種に春巻きを付けてビールまで付けちゃいました。
オバサンに注文を伝えるついでにちょっと確認をしてみる・・・
「あのう・・・出る前に予約の電話を入れたんですが・・。」
「はい?」
「あ、いいです。もう座れたから。」 (やはりダメか・・・)
「中国語ナマリが余計だったかしら?」
(そーゆー問題ではないような・・。)
「あ、ところで調理の様子を写真に撮ってもいいですか?」
「僕たち、ラーメン研究会なんです。」
「あらま、大変! じゃあ、店長に話しますから。で、代表さんは?」
「うわっはっはっは!」
「ぅわ、驚いた! どうしました、急に?」 (人格替わったような・・)
「そうである! ワシこそあのユーメイなラーメン道師範、綾小路麺道斉じゃ!
この記事は、世界10カ国に同時配信・・・」 (あらら行っちゃった! おーい。)
ということで、オバサンが厨房に告げると、早速、ガラス窓の向こうで麺をシャカシャカが始まりました。
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刀削麺製作中 (西安刀削麺) ←かまぼこ状になっている。 |
最初にシャカシャカしていたのは、若い店員・・・削り出した麺が真っ直ぐに鍋へと放り込まれて行く。
次ぎに出てきたのが店長らしい人物・・・おそらく幹事長に英語でまくし立てられてメイワクを被ったご本人に違いない。
若い店員と店長の削り方は微妙に違っていて、店長の麺は幅が広くて長くなっております。
また、店員が鍋の正面で削り出すのに対して、店長は鍋に斜めに位置取って、遠くから放り込む感じ・・・麺がひらひらと宙を舞って、さすが名人の貫禄。
これぞテレビで見てあこがれていた“刀削麺の舞”です!
最初に出来上がったのは、僕が選んだ海鮮刀削麺でした。
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海鮮刀削麺 (西安刀削麺) ←魚介がてんこ盛り! |
テーブルに到着するや、えも言われぬ魚介の美味しい香りがぷーん。
活きのいいホタテをはじめ海鮮がてんこ盛り!
麺を探し当てると・・・ありました、これこそ本格刀削麺。
口に含むと、ビラビラ、ほにょほにょ、噛み締めると塩味の魚介スープがじんわり・・・
「これだぁ!夢にまで見た刀削麺!」
次には、
CADちゃん御所望の台湾刀削麺が到着。
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台湾刀削麺 (西安刀削麺) ←シナチクが載っている。 |
こちらは醤油と塩の中間の味でラー油が薄くかけ回してある・・・シナチクが載ったあたり、日本のラーメンに一番近い感じ。
かすかな中華調味料の香りがエキゾチックなニュアンスを加えてある。
「いやぁ、美味しいコレ!」
確かに、コレはウマイ。刀削麺のモチモチ感と一番マッチしている感じ。
次いで、坦坦刀削麺と麻辛刀削麺が一緒に到着。
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坦坦刀削麺 (西安刀削麺) ←黒ゴマがポイント。 |
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麻辛刀削麺 (西安刀削麺) ←モヤシとニラ。 |
坦坦刀削麺は、一面の黒ゴマと刻み葱と肉味噌に覆われていて、むしろ和風の清冽な味。
麻辛刀削麺がは大量のモヤシとニラがポイントで味噌ベース。
大辛や中辛など辛さが選択でき、常連さんたちは、みな「大辛」を食べているようです。
「これはあったまるねぇ」
画伯の額には、既に玉の汗・・・。
併せて注文した中華春巻き、これがまた絶品。
片面が餃子のように焼いてあって、このオコゲがまた香ばしい!
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中華春巻き (西安刀削麺) ←ちょうど4つ。 |
一行は、本格刀削麺の味に大満足。もうオナカ一杯!
とその時、壁に張り出した特選メニューに麺道斉師匠の目が留まる。
「うむぅ・・・これはぁ。」
「どうしたの、師匠?」
「いやナニ・・・刀削麺もいいが、バリ島の蕎麦も食べたいな。」
「バリ島にお蕎麦なんかあったかしら?」
「ほらそこに“バリソバ”というメニューが・・」
「あのー、すいませーん!」
「ハーイ、なんでしょか?」
「ここに書いてある“バリソバ”って、どんなお蕎麦でしたっけ?」
「あっはっは、コレねぇ・・・バリバリした焼きソバですよ。」
「ええーっ!」 (そのまんまかよ!)
ということで、今回のラーメン研究会の刀削麺探索の旅は大成功のうちに終了したのでした。
帰りには沼に下りた白鳥たちも写真に収め、また次の旅に向けて誓いを新たにするのでありました。
さぁ、明日はどっちだぁ!!
/// end of the“その8「西安刀削麺!」” ///
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《追伸》
白石市を国道4号線が抜ける途中、福島から北上して左側に、この「西安刀削麺」のお店はあります。
正しい読みは「シィアントウショウメン」、住所は宮城県白石市大平森合字沖21番地。
営業時間はAM11:00~PM11:30と、結構遅くまで営業しています。
急な休みとか入る可能性もあるので、予約してから出かけるのがオススメ。
予約番号は0224-24-2582だそうです。
ただし、あまり早い時間は、日本語の分かるオバサンが出勤していないので、店長に中国語でまくし立てられるのがオチですからお気をつけ遊ばせ!
(←英語は通じませんので、念のため。アハ!)
daddy
是非、もう一度行きたいお店です。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !
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途中の沼にいた白鳥 (国道4号線) |
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