Our Way
of Ra-a-men 3
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
こんにちは。 「ラーメン道2」の味噌屋ラーメンでは、ちょっとお見苦しいところをお見せしてしまいました。
というわけで、今回からはそういう事の無いよう、その道のオーソリティである人物に変身してお届けしたいと思います。
(じゃーん。ヘンシ~ン!)
待たせたな皆の衆、ワシが“ラーメンの求道者”と呼ばれている「綾小路麺道斉」である。
今回からは、その道のプロであるワシが、岸波に代わってラーメン道指南を引き受けようぞ。
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ラーメン
(ちよもと) |
「ラーメン道」の発表以来、レスがひっきりなしに寄せられているようじゃな。
「通信」の読者がこれほどまでにラーメン好きとは知らなんだ。
しからば、このワシが皆の熱いレスに応えてやらねばなるまい。
しかし、皆をこれほどまでにトリコにするとは、やはり、ラーメンとは魔性のものなのか、フォッ、フォッ、フォ。
ということで、「ラーメン道」、もういっちょ~っじゃ!
(←師匠、よろしく!)daddy
1 師範代登場!
それではまず、どのレスから紹介してしんぜようか・・・。
おっと、これはイキナリ、クレームが入っておる。
なるほど、一回、二回とも会津っぽの味噌ラーメンや味噌屋ラーメンにスポットが当たったことについてじゃな。
まずは、味噌ラーメンに異議アリ!というRioちゃんからじゃ。
ラーメンはやっぱり醤油じゃないですかっ!!
だってだって、基本はやはり醤油だし、醤油を食べてから、次に他の味を味わうのが正しいと思うのですよ、私としては!!
(とか言いつつ、ラーメンは『塩味』派の私…なかなかいない、塩味派。)
Rio |
そのとおりである! ラーメンは醤油、これにトドメを刺す。
最近の「売れ筋」のニューウェーブラーメンも、やはり「醤油」に回帰して、ダシに「複合魚介系」を用いた「コク」スープが主流になっておる。
また、「魚介系」と豚骨、牛骨、鶏がらなどの「動物系」を別々の寸胴(ずんどう)でダシを取り、供する直前にブレンドする「コク・ウマ系」や「チー油」、「マー油」、「香草油」などの『香味油』で“香ばしさ”を演出するなど、ラーメンは、どんどん『進化』しておるのじゃな。
そうした中でサッポロラーメンが起源の「味噌ラーメン」は、味噌の風味が強すぎて『ダシ』の微妙な味わいを殺してしまうので、これを進化させるのは難しいのじゃ。
だが、「会津っぽ」と「味噌屋」の場合には、いずれも味噌ラーメンの大盛がイチ押しであるな。
(←なぜに“大盛り”?)daddy
「会津っぽ」の場合には、数十種類の食材と味噌との調合で研究され尽くした味であるし、いわんや「味噌屋」の場合は、味噌ラーメン専門店であるからな。
そしていずれの店も、女性や子供たちを含めた家族連れがヘビー・ユーザとなっておるために「麺のグラム量」が通常よりも“少なめ”に設定してあるのじゃ。
(←それで“大盛り”なのか!)daddy
まあ、「塩ラーメン」はさらに“上級編”で、「コク」を追求する最近のトレンドからすると、どうしても「あっさり味」ということで敬遠されがちじゃ。
ただし、それであるからこそ、塩ラーメンがうまい店というのは、ラーメンのことが本当によく研究されたよい店と言えるじゃろうな。
この辺に目を付けるあたり、おぬしは、“只者ではないラーメン党”と見た。
・・・ということで、おぬしにはラーメン道師範代の位を与えようぞ!(ついでに、専用アニメ・アイコンも与えようぞ。)
(じゃーん。ヘンシ~ン!)
Rioわーい、やった~っ!
2 ラーメン大好き!(読者レス)
それじゃ、わたしからレスをご紹介!
まずは、会津っぽ関係で 美齢(メイリン)さんから。
ダディ、ちょっとおしかったなぁ・・喜伝~のキは私のに変換が無いけど七を三つ書いてキって書く漢字だょ!
私も好きだから良く食べに行くけど友達の中では会津っぽより同じチェーンの幸楽苑のキデンの時の味と麺が私は好きだったな。
だから統一して会津っぽに全て変わった時悲しかった・・・。
美齢(メイリン) |
フォッ、フォッ、フォ! 美齢嬢、「喜伝」の件は、既に「キ伝」表記に改めてしもうたよ。
まあ、「キデン」の文字のことは最初から分かっておったとも!
ワシの母親の名前が「喜世子」といってな、本当は「喜」ではなくて「七」を三つ書くのでなっ!
(←昭和七年七月七日生まれでな、いわゆるオールセブンというやつじゃ。)
じゃが、この「喜」の異字体の「七」三つは、残念ながらフォントが無いのじゃ。
いや~、ふぉんと困った!フォッ、フォッ、フォ。
(←師匠、駄洒落の嫌いなシドニーのYasuko嬢に叱られますよ。)daddy
じゃあ次は、同じく会津っぽの「冷たいラーメン」へのレスでーす。
私の家族も会津っぽの常連ですが、あの『冷えたラーメン』は注文してはいけないというのが、我が家の教えです。
愚息がうかつに注文して、一人みじめな昼食をしました。
それをつまみ食いした妻がまずさに『おえっ』。とにかくまずいそうです。
SHU |
そうであったか、あれはやはり冷たいラーメンではなく冷えたラーメンであったのだなっ!
しかも、やはりまずいとなっ!
皆の衆、会津っぽでは、決して冷えたラーメンを注文してはいかんぞ。
クマちゃん、やはりワシが悪かったっ!
ちなみに、会津っぽの『冷やしラーメン』は結構イケるな。
普通の店の冷やしラーメンは、甘酸っぱいタレが常道じゃが、これでは濃すぎてトテモ飲む気にはなれんのぉ。
しかし、会津っぽの場合は、たっぷりとした絶妙のスープじゃって、全部飲み干しもオッケーじゃな。
次は、「ラーメン道1」の中国のGさんのについての話ねっ。
先日、Gさんを空港に見送りに行ったのは、「帰る前にラーメンを食べよう」 と初日の車の中で約束したからでした。
そこで、白河ラーメンにでも連れていこうかなと思っていたところ、Gさんは、急きょ会津の知人が訪ねてくるので、昼は空港で食べることになるとのこと。
仕方がないので、1時間半ばかりの時間つぶしということで、まだGさんも見たことがない「滝桜」を見てきました。
クマちゃん |
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滝桜
(三春町) |
な、なんと~っ! Gさんは、福島のラーメンを食い損ねたのかっ!
Oh my God! 可哀そう過ぎるな。
きっと、中国に帰ってからも悶々たる日々を送ったんじゃろな。
あんなに「福島のラーメン」に恋焦がれている人なのに・・・。
次は、味噌屋さんについて、お二人からのコメントでーす。
「味噌屋」おいらも好きです。待ってる間につい買ってしまうアイスもうまい。
太麺の味噌味にんにくいっぱいのが食べたくなってしまいました。
今週末も帰ろうかな・・・(と、だんだん追い詰められてゆくのであった)
Kou |
味噌屋のラーメンはどれもなかなかおいしいよ、餃子も。
利き酒師のKEN |
この二人の御仁は、いずれも『味噌屋』に関するオーソリティのようである。
この味を理解するということなれば、とりあえずラーメン道初伝免状を与えようぞ。
お次は、蛸の話・・・あっ、これは通信その61「山椒魚の真実」ですね。
蛸のぶつ切りがどうしても食べたくなって、居ても立ってもいられなくなったので、近くのスーパーへ走ってしまいました。
でも、「塩」で食べるのってヘンじゃないですか? しょっぱくって、イマいちでした。
疾風のミスティ |
フォッフォッフォ。刺身を塩で食うというのは、今どき“通(ツウ)の食し方”とされておるのだよ。
コツは、「つける」のではなく、塩を指でつまんでまぶすのじゃな。
割烹などでも、天ぷらのように“抹茶塩”を出す店もあると聞く。
ワシの「食」の師匠、宗達先生も“マイ・ソルト”を持参で刺身を食いに行くと言う。
なお、宗達師匠は通信その80「百年の孤独」で登場しておるでな。
さあ、今回はこの辺でさらばじゃ。
次回はいよいよ福島県のラーメンの本場、喜多方ラーメンの登場じゃ。
ということで、皆の衆、しーゆーあげいんじゃ!
それじゃあ、皆さん、マッタねーっ!
/// end of the“その3「麺道斉登場!」” ///
《追伸》
今回は、専用顔アイコンで読者が続々登場です。
また、今回の通信も「三分以内」ルールで二分割いたしました。
ということで、次回の喜多方ラーメン編は、新取材を加筆して半分新作となりますのでご期待下さい。
なお、新作向けに、皆様の最近のラーメン談義や体験報告をお待ちしておりますのでよろしくお願いいたします。
では、また次の「ラーメン道」で・・・See
you again !
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チャーシュー麺
(上海) |
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