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「Glidin'」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2025.9.13】
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 子供たちの冷たい瞳に、恐怖が宿る。

 これは1995年リメイク版が公開された、ジョン・カーペンター監督『光る眼』のキャッチコピー。

 今週の当番は、カリスマ彰氏です。

光る眼

 ただし、カリスマ彰氏が開頭手術を受ける前後の時期だったので、どうやらヤケになって観ていたようです(笑)

 では、よろしくお願いします。

 

◆『光る眼』(1995年 ジョン・カーペンター監督 1時間45分)

 恐怖は村を包むーー

カリスマ彰 何もする気になれず、録画していた映画を2本選んで、冷房をつけっぱなしの部屋で見たが、これがとんでもない映画で、書かずにいられなくなった。

 まず「光る眼」(1995年 ジョン・カーペンター監督 1時間45分)を1.5倍速でみた。

光る眼

 この1.5倍速鑑賞については、私は否定論者だが、こういう映画では許されるのではないか。そもそもこの映画、一度見ているが、何かの都合で途中で止めたか、忘れたか。

 それにしても奇想天外の映画だが、さすがに語り上手のジョン・カーペンターである。この映画リメイクなんだ。

  あらすじは以下の通り(Wikipediaによる)。

◆『光る眼』(1995年)のあらすじ(Wikipediaによる)

 カリフォルニア州の海沿いにある村ミッドウィッチ。ある日、街中の人間全員が午前10時に気を失い、6時間後に目を覚ますと、街の女性全員が妊娠していたという奇妙な事件が起こる。その女性たちから生まれた男女同数の子どもたちは、成長すると不気味な光る眼で大人たちの精神を操り、邪魔する者たちを容赦なく排除していくのだった。

 

 医師チェフィーは、子供たちとの間の壁を崩そうと努力する。しかし、妻が我が娘マーラに操られて自殺させられ、さらになおマーラが親の愛に付け込んで自分を利用しているのを知り苦悩する。一方、「連れ合い」を生体解剖されて一人になってしまった少年デヴィッドは、「連れ合い」の母メラニーの自殺を機に、仲間とは異なり人間の情に目覚める。そのため、仲間のマーラたちから白眼視されるのであった。ある晩、ついに村人たちは暴動を起こすが、子供たちに容赦なく鎮圧される。その時チェフィーは、彼らの真の正体を突き止め、彼らの陰謀を阻止しようと最後の対決に臨む。

 「こんなことあり得ない」ではなくて、「こんなこともあるかもね」という視点でみると面白く、やがてちょっとゾクッとする。

 お薦めしたい「トンデモ映画」である。

◆『殺しが静かにやって来る』(19681年 セルジオ・コルブッチ監督 1時間45分)

 凄い奴が静かに殺す!
 気違い野郎が笑って殺す!
 雪に血で描くガンマン非情!

 もう1本は通常速度で見た「殺しが静かにやって来る」(1968年 セルジオ・コルブッチ監督 1時間45分)。

 なんとジャン=ルイ・トランティニアンとクラウス・キンスキーという2大スターが主役。セルジオ・コルブッチの代表作だ。マカロニ・ウエスタンである。

殺しが静かにやって来る

(C)Adelphia/Les Films Corona/Beta Film 1968

 あらすじは以下の通り(Filmarksによる)。

◆『殺しが静かにやって来る』(1986年)のあらすじ(Filmarksによる)

 1898年雪深いユタ州スノーヒルの町。ロコ(クラウス・キンスキー)率いる賞金稼ぎの無法者集団がいた。彼らは賞金首はおろか無垢の人間をも手にかける冷酷非情さで人々から恐れられていた。無抵抗の夫をロコに殺された未亡人ポーリーン(ヴォネッタ・マギー)はある男に復讐を依頼する。雪原の彼方からやって来たその男の名は“サイレンス”(ジャン=ルイ・トランティニャン)。賞金稼ぎのみを獲物とし、彼が通り過ぎた後には“死の沈黙”が 訪れることからその名が付けられた凄腕の殺し屋だった。

 

 一方、スノーヒルの町はロコとその一団、そして彼らを利用して町を牛耳る悪徳判事ポリカット(ルイジ・ピスティッリ)に支配されていた。ポーリーンの家に招き入れられたサイレンスはロコを挑発し、決闘の機会を伺うが、狡猾なロコはなかなか応じない。そんな中、サイレンスの凄惨な過去が次第に明らかになっていく。彼は幼い頃に無法者一味に両親を殺され、自らも声帯を切り裂かれ声を奪われた。そして彼をそんな目に会わせた一味のひとりが他ならぬポリカットだったのだ。ついにポリカットへの復讐を果たすも深手を負ったサイレンスにロコとの対決の時が迫る─。

 舞台が雪の1898年のユタ州スノーヒル。ネタバレになるので書けないが、ファンの間ではこの結末は有名らしい。

 中島らもの有名なエッセイがあるらしい。とにかくビックリする。

「えっ?」と思って、録画を巻き戻すこと必定。

 

/// end of the “cinemaアラカルト489「何もやる気がせず
トンデモ映画2本を見て過ごした
」”///

 

(追伸)

岸波

 うん、このマカロニウエスタンは、僕がどっかで触れた『荒野の群盗』と同じパターンだね。(思い出したくもない映画だ)

 ただし、この作品には、エンディングの別バージョンが作られたらしい。

 そちらの後味は、また変わってくると思うよ。

 なにはともあれ、手術からの無事生還、おめでとう! 

 

 では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !

殺しが静かにやって来る

(C)Adelphia/Les Films Corona/Beta Film 1968

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト490” coming soon!

 

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