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「Glidin'」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2025.4.26】
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 江戸時代。”刀”ではなく”包丁”で藩に仕えた武家。
 ”料理”で動乱を乗り越えた、実在の家族の物語。

 これは2013年に公開された朝原雄三監督『武士の献立』のキャッチコピー。

 今週の当番は、カリスマ彰氏です。

武士の献立

(C)2013「武士の献立」製作委員会

 僕は、シリーズ前作『武士の家計簿』も観ていませんが、なんか地味な題材のような気がしてた。ホントに面白いんだろうか?

 ということで、その内容は?

 

◆『武士の献立』(2013年 朝原雄三監督 2時間1分 松竹配給 高良健吾&上戸彩)

 家族の歴史は、
 毎日の献立とともにあった――

カリスマ彰 録画していた映画「武士の献立」(2013年 朝原雄三監督 2時間1分 松竹配給 高良健吾&上戸彩)を見る。

 「武士の一分」(2006年松竹配給 山田洋次監督  藤沢周平原作 木村拓哉&檀れい主演)「武士の家計簿」(2010年 松竹&アスミック・エース配給 森田芳光監督  磯田道史原作 堺雅人&仲間由紀恵主演)とかに並ぶ「武士シリーズ」なのかと思ったら、「武士の家計簿」と「武士の献立」が金沢の北國新聞社が制作に関わっている加賀藩関連の映画だった。

武士の献立

(C)2013「武士の献立」製作委員会

 あらすじと概略は以下の通り(映画.COMによる)。

◆『武士の献立』(2013年)のあらすじと概略

 君主とその家族の食事をまかなう役割を担うことから「包丁侍」と呼ばれた武士の料理人の家に嫁いだ娘が、夫や家族と絆を深めていく姿を描くヒューマンドラマ。

 御算用者(経理係)として藩に仕えた「そろばん侍」の家族生活を描いた「武士の家計簿」(2010)に続き、江戸時代の加賀藩を舞台に描くシリーズ第2弾。

 

 優れた味覚と料理の腕をもつが、気が強いために1年で離縁されてしまった春は、加賀藩の料理方である舟木伝内に才能を見込まれ、舟木家の跡取り息子・安信と再婚する。安信は料理が大の苦手で、春は姑の満の助けも借りながら、夫の料理指南を始めるが……。

 春役は約8年ぶり映画主演となる上戸彩、夫の安信に高良健吾。監督は「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三。

 まずまずの映画で、なんとなく見続けてしまった。

 先日76歳で亡くなった西田敏行(舟木家の当主役)の追悼にもなっている。

 主役は高良健吾というより、これを支える妻役の上戸彩なのだろうが、どうなんだろう、私はなんとかその軽さには我慢できたが、しかし不幸を生き抜いた気の強いバツイチの女には見えないんだなあ。

 

 いくらでも適任の女優はいたと思うが、営業的な起用なんだろうか。

 映画は包丁侍の一家のストーリーと加賀騒動のストーリーが経糸と横糸になって進んでいく。

 

 残念なのは、加賀料理の詳細があまり紹介されなかったこと。少なくともクライマックスである七の膳まである豪華な饗応料理はもっとゆっくり内容を見たかった。

 

/// end of the “cinemaアラカルト468「あなたは映画「武士の献立」の
上戸彩の軽さに我慢できるか?
」”///

 

(追伸)

岸波

 ちょっとネットの映画評価を見てみたら、これって「コメディ時代劇」じゃないんだね。

 お家騒動が絡んだ本格時代劇なら、もっとそれらしいストーリーは作れたろうに。

 すると上戸彩の立ち位置は微妙で、終盤の盛り上がりには登場しないってワケだ。どっちつかずの映画になってしまったんじゃなかろうか?

 

 では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !

武士の献立

(C)2013「武士の献立」製作委員会

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト469” coming soon!

 

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