こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
溢れるほど愛しくて、愛するほど苦しくて――
エメラルド・グリーンのときめき
永遠の記憶
これは、何度も映画化されているディケンズの大河小説『大いなる遺産』の2012年制作版のキャッチコピー。
今週の当番は、カリスマ彰氏です。
ただしこの記事は今年の夏に書かれたもので、若干、季節感がずれていますが、そこは大目に見て下さい(笑)
さて、その内容は?
◆『大いなる遺産』(2012年 マイク・ニューエル監督 2時間12分)
文豪チャールズ・ディケンズの
大河サスペンス・ロマン、
豪華キャストを得て今よみがえる!
カリスマ彰 夏の疲れというやつか、とにかく眠くて仕方がない。
当然仕事も手につかず映画でも見るかということで選んだのが映画「大いなる遺産」(2012年 マイク・ニューエル監督 2時間12分)だ。
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原作は言わずと知れたチャールズ・ディケンズの大傑作だ。有名なものだけでも3回も映画化をされている。
『大いなる遺産』(1946年)
1946年(デヴィッド・リーン監督)、1998年(アルフォンソ・キュアロン監督で舞台をアメリカに設定)が今回私が見た3回目の映画化以前の2作だ。
『大いなる遺産』(1998年)
ビクトリア朝にはよく書かれた平民が成り上がる一種の冒険譚なのだが、話が実によく出来ているので何度も映画化されるようだ。
あらすじは以下の通り。
◆『大いなる遺産』(2012年)のあらすじ
19世紀イギリスの田舎町。家族を亡くした少年ピップは姉とその夫鍛冶屋のジョーの家に引き取られ、貧しい生活を送っていた。ある日、脱走した受刑者マグウィッチと遭遇したピップは彼を憐れみ家の大事な食料を盗んで与える。その後、裕福なミス・ハビシャムの屋敷に招かれたピップは、そこで出会った冷酷な美少女エステラに好意を抱く。
成長して鍛冶職人になったピップは、ある謎の人物から莫大な遺産の相続人に指名される。その条件に従い紳士になるためロンドンへ向かうピップだったが……。
成人した主人公ピップ役に「17歳のエンディングノート」のジェレミー・アーバイン。共演に「オーシャンズ8」のヘレナ・ボナム・カーター、「シンドラーのリスト」のレイフ・ファインズ、「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンス。 |
youtubeの無料配信で見たが、何度も寝落ちして倍の4時間かかったが、それでもこの作品の良さは十分に分かった。
上記の配役以外でも、主人公ピップの後見人になる弁護士役のロビー・コルトレーン(2022年に72歳で死去)などの風貌も含めた妙演など脇役に至るまで実に人物設定が巧い。
『大いなる遺産』(2012年)
まあ、これはニューエル監督(「ハリー・ポッター 炎のゴブレット」など監督)というより、原作者ディケンズの見事さということだろうが。
久しぶりにyoutubeで見た映画に満足した。
/// end of the “cinemaアラカルト449「youtubeで映画「大いなる遺産」(2012年)を
見たがこれが意外にも面白かった理由」”///
(追伸)
岸波
Amazonプライムを確認したら、そちらも現在無料配信中で、視聴者評価が3.2(5段階)とまずますのようだ。
しかし、ポスターを並べただけでも時代による「撮り方」の差が歴然だな。
驚いたのは、1998年版に『卒業』のミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト)が出ていたことだ。
←この「足」の人@『卒業』
1998版のポスターがセクシーなので、一瞬「同じ人」かと錯覚したが年齢から言ってそんなはずないよね(笑)
ということで『大いなる遺産』では、しっかり老婦人役をやってた↓
アン・バンクロフト
そういえば、この話はTV化もされてたんだね。画像を選ぶとき、間違わないよう苦労したよ。
では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !
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