こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
それぞれの秘密と告白。愛と裏切り。
家族はひとつになれるのか?
これは、2014年日本公開、メリル・ストリープとジュリア・ロバーツが共演した『8月の家族たち』のキャッチコピー。
今週の当番は、カリスマ彰氏です。
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8月の家族たち
(C)2013 AUGUST OC FILMS, INC. All Rights Reserved.
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ユアン・マクレガーやカンバーバッチもさり気なく登場するなど豪華キャストを糾合した家族の愛憎劇。
さて、その内容は?
◆『8月の家族たち』(2013年 ジョン・ウェルズ監督 2時間1分)
楽しいはずの食卓は、真夏日に驚愕の結末へ――!
カリスマ彰 久しぶりにTVで映画を見た。NHKBSで放映していた「8月の家族たち」(2013年 ジョン・ウェルズ監督 2時間1分)だ。
原題のOsage Countryとはオクラホマ州のオウセイジ郡のこと。
ある家族の愛憎劇が展開する人口5000人ほどの場所だ。いわゆる限界集落というやつか。
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8月の家族たち
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原作は2007年に発表されたトレーシー・レッツの同名戯曲で、ピューリッツァー賞受賞。映画化に際し脚本もレッツが書いた。
あらすじは以下の通り。
◆『8月の家族たち』のあらすじ
父親の突然の失踪を機に、実家に集まった3姉妹と家族たち。毒舌家の母親は癌に侵され、長女のバーバラは夫と別居し、反抗期の娘に手を焼く毎日。次女のカレンは空気を読めずに新しいいい加減な婚約者を連れて帰郷。三女のアイビーは恋に悩んでいた。そんな彼女らを取り巻く4人の男たちも交えて、それぞれが抱えていた秘密が少しずつ明らかになっていく。 |
ハリウッドはこうしたテネシー・ウィリアムズが書き尽くした、それ以前にはチェーホフが散々書いた家族の愛憎劇を飽きもせずに、オールスターキャストで10年周期ぐらいで映画化してアカデミー賞を狙っているのだ。
実際今回もアカデミー賞の主演女優賞(メリル・ストリープ)、助演女優賞(ジュリア・ロバーツ)にノミネートされているが、さすがに審査員も「いい加減にせんかい」ということで受賞はなかった。
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8月の家族たち
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メリル・ストリープの演技が上手いのに異論はないが、今回の毒親役は無理がある。最大の問題点は美人過ぎるということだろう。この役にはもっと凄まじい「人相」が必要だと思う。
ついでに振り返って、私が見ているストリープの出演作も、この女優は言われているほど演技派なのか?という疑問が浮かんでくる。美人なのでかなり得をしてきた感がある。
その長女役のジュリア・ロバーツはまあ、こんなものではないかな。しかし、これを言っちゃ終わりだが、メリル・ストリープとサム・シェパードの夫婦からジュリア・ロバーツが生まれるのは解せない。DNA鑑定すべきではないか(笑)。
ジュリア・ロバーツ
それはおくとしても、ジュリア・ロバーツは演技派ではないと思う。それにしても嫌な役回りでロバーツにはピッタリだ。
しかし、取っ組み合いまでやるこの2人の母娘は熱演というより演技が過剰過ぎる。
むしろ、バイオレット(ストリープ)の太った妹役の(マーゴ・マーティンゲイル) が好演しているように思える。
マーゴ・マーティンゲイル
そもそもこの2人が姉妹だなんていうのも無理がある。むしろ逆な方が自然ではないのか。
とにかく、なんだかんだ文句言いながら最後まで見てしまった。こういうのyoutubeの無料映画じゃまず無理だもんな。2時間があっという間だったのは事実。
名作とは口が裂けても呼びたくないが、たまにはいいか。
/// end of the “cinemaアラカルト440「メリル・ストリープって本当に名優なの?
と思った映画「8月の家族たち」」”///
(追伸)
岸波
いやいやいや、最後のメリル・ストリープとマーゴ・マーティンゲイルが姉妹なのかというところで大笑いした。
ほんとだよねぇ・・かなり無理がある。
こういった「家族の愛憎劇」というのは観る気も起きないのでスルーだが、アメリカ人はこういうの好きなのかね。
そこに金田一耕助(あるいは金田一 一やコナン)が出てくるような進行なら分かるけど(笑)
ともあれ、お疲れさまでした!
では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !
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