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「Glidin'」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2024.5.11】
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 笑って、笑って、笑いぬく 強烈なバイタリティー★

 これは、1963年公開のヴィットリオ・ デ・シーカ監督『昨日・今日・明日』のキャッチコピー。

 今週のcinemaアラカルトはカリスマ彰の当番です。

昨日・今日・明日

C)写真:AP/アフロ

 うわ~ 懐かしい映画を持って来たな~!

 ・・どんな映画だったっけ?(笑)

 

◆『昨日・今日・明日』(1963年 ヴィットリオ・ デ・シーカ監督 2時間)

 おお愛する人たちよ
 人生はこんなにも楽しい……

カリスマ彰 BS松竹東急は時々洋画を放映しているが、偶然映画「昨日・今日・明日」(1963年 ヴィットリオ・ デ・シーカ監督 2時間)を見かけたので見た。

 これが面白いことこの上ない艶笑コメディで、最後まで見てしまった。

昨日・今日・明日

C)写真:AP/アフロ

 3話オムニバスで名匠デ・シーカがソフィア・ローレン(1934.9.20〜)とマルチェロ・マストロヤンニ(1924.9.28〜1996.12.19)の黄金コンビを起用している。

 とくに当時29歳のソフィア・ローレンの色気が凄じい。イタリア女の色気とはまさにこういう感じではないだろうか。

  ソフィア・ローレン

 この黄金コンビ&デ・シーカのトリオは、1970年には悲恋映画の傑作「ひまわり」を発表している。

 メイクのせいもあろうが、「昨日・今日・明日」に比べるとかなり容色に衰えが感じられるのだが。

 「ひまわり」

 ところで、マストロヤンニは1970年代にフランス美人の代名詞的女優カトリーヌ・ドヌーヴ(1943.10.22〜)と「哀しみの終るとき」「ひきしお」「モン・パリ」などで共演したが、よほど惚れたのかなんと子供(キアラ・マストロヤンニ)までもうけてしまった。

 「哀しみの終るとき」

 「ひきしお」

 マストロヤンニはアニタ・エグバーグ、ソフィア・ローレン、フェイ・ダナウェイ、カトリーヌ・ドヌーヴなど浮名を流したが、「本当に愛したのは、アニタとカトリーヌ」とマストロヤンニは 語っている。

◆『昨日・今日・明日』allcinema ONLINEの解説から引用

 S・ローレン、M・マストロヤンニが共通して主演する、3話からなるオムニバス。妊娠中の女性は法を犯しても罪を免れるため、夫に頑張らせて妊娠し続ける主人公を描く第1話「アデリーナ」。第2話「アンナ」では、富豪の人妻の、若い青年との浮気の代償を描き、そして第3話「マーラ」では、美しい女性に溺れた神学生の顛末を描く。

 マストロヤンニは20世紀を代表する2枚目男優だが、1996年に72歳で死去している。美男薄命というやつか。

 

/// end of the “cinemaアラカルト415「ソフィア・ローレンとマストロヤンニが共演した
オムニバス映画「昨日・今日・明日」
」”///

 

(追伸)

岸波

 この映画、見てない・・見るべきだったな。

 ただ、話の中に出て来る「ひまわり」には感動した。胸を引き裂かれるような映画だった。

 リュドミラ・サベリーエワの可憐な美しさと主題歌の哀切のメロディが、いつまでも忘れられない。

 あの話って「ハイカラさんが通る」と同じプロットで、誰も悪人が居ないのに悲劇になってしまう。・・あれもわが青春映画の一本だったなぁ。

 

 では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !

昨日・今日・明日

C)写真:AP/アフロ

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト416” coming soon!

 

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