こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
笑って、笑って、笑いぬく 強烈なバイタリティー★
これは、1963年公開のヴィットリオ・ デ・シーカ監督『昨日・今日・明日』のキャッチコピー。
今週のcinemaアラカルトはカリスマ彰の当番です。
うわ~ 懐かしい映画を持って来たな~!
・・どんな映画だったっけ?(笑)
◆『昨日・今日・明日』(1963年 ヴィットリオ・ デ・シーカ監督 2時間)
おお愛する人たちよ
人生はこんなにも楽しい……
カリスマ彰 BS松竹東急は時々洋画を放映しているが、偶然映画「昨日・今日・明日」(1963年 ヴィットリオ・ デ・シーカ監督 2時間)を見かけたので見た。
これが面白いことこの上ない艶笑コメディで、最後まで見てしまった。
3話オムニバスで名匠デ・シーカがソフィア・ローレン(1934.9.20〜)とマルチェロ・マストロヤンニ(1924.9.28〜1996.12.19)の黄金コンビを起用している。
とくに当時29歳のソフィア・ローレンの色気が凄じい。イタリア女の色気とはまさにこういう感じではないだろうか。
ソフィア・ローレン
この黄金コンビ&デ・シーカのトリオは、1970年には悲恋映画の傑作「ひまわり」を発表している。
メイクのせいもあろうが、「昨日・今日・明日」に比べるとかなり容色に衰えが感じられるのだが。
「ひまわり」
ところで、マストロヤンニは1970年代にフランス美人の代名詞的女優カトリーヌ・ドヌーヴ(1943.10.22〜)と「哀しみの終るとき」「ひきしお」「モン・パリ」などで共演したが、よほど惚れたのかなんと子供(キアラ・マストロヤンニ)までもうけてしまった。
「哀しみの終るとき」
「ひきしお」
マストロヤンニはアニタ・エグバーグ、ソフィア・ローレン、フェイ・ダナウェイ、カトリーヌ・ドヌーヴなど浮名を流したが、「本当に愛したのは、アニタとカトリーヌ」とマストロヤンニは 語っている。
◆『昨日・今日・明日』allcinema ONLINEの解説から引用
S・ローレン、M・マストロヤンニが共通して主演する、3話からなるオムニバス。妊娠中の女性は法を犯しても罪を免れるため、夫に頑張らせて妊娠し続ける主人公を描く第1話「アデリーナ」。第2話「アンナ」では、富豪の人妻の、若い青年との浮気の代償を描き、そして第3話「マーラ」では、美しい女性に溺れた神学生の顛末を描く。 |
マストロヤンニは20世紀を代表する2枚目男優だが、1996年に72歳で死去している。美男薄命というやつか。
/// end of the “cinemaアラカルト415「ソフィア・ローレンとマストロヤンニが共演した
オムニバス映画「昨日・今日・明日」」”///
(追伸)
岸波
この映画、見てない・・見るべきだったな。
ただ、話の中に出て来る「ひまわり」には感動した。胸を引き裂かれるような映画だった。
リュドミラ・サベリーエワの可憐な美しさと主題歌の哀切のメロディが、いつまでも忘れられない。
あの話って「ハイカラさんが通る」と同じプロットで、誰も悪人が居ないのに悲劇になってしまう。・・あれもわが青春映画の一本だったなぁ。
では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !
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