こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
この映画は スターウォーズ 以前に創られた
永遠不滅の作品である。
これはスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』が2018年にリバイバル上映された時のキャッチコピー。
今週のcinemaアラカルトはカリスマ彰の当番です。
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2001年宇宙の旅
(C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc.
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この映画は衝撃でした。まあ、ラストシーンの意味が分からず様々な議論が巻き起こりましたっけ。
さて、彰は再視聴でどう評価するのか?
◆『2001年宇宙の旅』1968年 スタンリー・キューブリック監督 2時間22分)
An epic drama of adventure and exploration
(冒険そして探検の壮大なドラマ)
カリスマ彰 TV放映映画の録画集から「2001年宇宙の旅」(1968年 スタンリー・キューブリック監督 2時間22分)を見た。
ツマラン映画を繰り返し流しているムービー・プラスがなぜか突如放映したもの。
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2001年宇宙の旅
(C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc.
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これを銀座のテアトル東京で見たのは1978年かな。まあ、こうやって55年ぶりにTVでじっくり見ると、改めてこの映画の凄さが分かる。
概要は以下の通り。
◆『2001年宇宙の旅』のあらすじ
スタンリー・キューブリック監督と原作者アーサ・C・クラークによる、映画史を代表する不朽の傑作SF。
月に人が住むようになった時代。月のクレーターの地中から謎の石碑が発掘され、宇宙評議会のフロイド博士が調査に向かう。それから18カ月後、最新型人工知能「HAL(ハル)9000型コンピュータ」を搭載した宇宙船ディスカバリー号は、デビッド・ボーマン船長、フランク・プールら5人のクルーを乗せて木星探査に向けて航行していた。しかし、その途上でHALが探査計画に対して疑問を抱いていることを打ち明ける。ボーマンとプールはHALの不調を疑い、いざというときはHALの回路を切断することを決めるが、それを知ったHALは反乱を起こす――。
極端に少ないセリフや固定した長回しのカメラワーク、「ツァラトゥストラはかく語りき」「美しく青きドナウ」をはじめとするクラシック音楽の使用などが斬新で印象を残す。撮影時に開発された新技術と、科学的裏付けの追求により人工知能HALの暴走がリアルに描かれている。
第42回アカデミー特殊視覚効果賞受賞。日本では1968年の初公開を皮切りに何度かリバイバル上映されている。 |
ああ、そういうことだったのか、という「納得」が連発する。
フロイド博士がTV電話で話しているのは、なんとキューブリック監督の実娘だったなんていうトリビアの発見も楽しいし、クラシック音楽好きの私には、カラヤン指揮ウィーン・フィルの1960年代の録音やリゲティの音楽が堪らなく愛おしい。
例えばティンパニーが、ウィーン・フィルは革製でプラスチック製とまるで違うのですぐわかる。
見ていない人がいたら、「死ぬまでに絶対見るべき10本の映画」の1本だと思うので、強くお薦めしたい。
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2001年宇宙の旅
(C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc.
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ただし、ラストの15分はちょっと失敗しているのではないか、といつも思う。
このスターチャイルドはスタイリッシュなキューブリックらしくないなあ。
/// end of the “cinemaアラカルト405「TV録画でじっくり見たが
やっぱり映画「2001年宇宙の旅」には驚嘆」”///
(追伸)
岸波
ラストのスターチャイルドの描き方に賛否両論あったが、原作者のアーサー・C・クラーク(※正確には原案。映画の後で小説が発表されている。)が後に出した『3001年終局への旅』までのシリーズを通して観ると、あそこは必要なシーンだったことが分かる。
実際、映像だけでは理解できないと、クラークは脚本に大量の説明ナレーションを書き込んでいたが、キューブリックが「説明し過ぎると陳腐になる」と却下し、ああなったのは有名な話。(※だから小説版を読むとよく理解できる。)
最終的に、そのラストシーンも含めて「不朽の名作」の評価を得ているんで、キューブリックの判断は正解だったかもしれない。
まあ、僕個人としては、神秘性を優先して観客に判断をゆだねる手法は好みで無いので、彰同様「全くわからん!」という感じでしたが(笑)
冗談はさておき、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !
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2001年宇宙の旅(ラストシーン撮影風景)
(C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc.
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