こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
燃えるように愛し、描き、生きる
これは2002年公開、ジュリー・テイモア監督『フリーダ』のキャッチコピー。
今週のcinemaアラカルトはカリスマ彰の当番です。
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フリーダ
(C)Miramax / Photofest / ゲッティ イメージズ
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論評タイトルのように酷評のようですが、さて、どのへんがダメダメだったのか、カリスマ彰、お願いします。
◆『フリーダ」(2002年 ジュリー・テイモア監督 2時間3分)
生命と苦痛を描いたメキシコ人画家フリーダ・カーロ
カリスマ彰 TV録画映画集から選んだのは映画「フリーダ」(2002年 ジュリー・テイモア監督 2時間3分)。
メキシコの女流画家フリーダ・カーロ(1907.7.07〜1954.7.13、47歳没)の伝記映画だ。これがなかなかの出来栄えの映画で感心した。
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フリーダ
(C)Miramax / Photofest / ゲッティ イメージズ
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ストーリーは以下の通り。
4人姉妹の3女として生まれたフリーダ・カーロは奔放な少女時代を過ごす。だが18歳のとき、高校生の彼女はバスに乗っていて路面電車との衝突事故に巻き込まれ、大怪我を負ってしまう。
一命は取り留めたものの、この時の後遺症で子供を産めなくなったうえ、重い障害と強い痛みが彼女を苦しめる。 |
映画が成功しているのは、実にドラマティックなフリーダの人生によるところが大きい。
結婚した女たらしの画家が共産主義者(アルフレッド・モリーナ)で、なんとスターリンに迫害されロシアからノルウェー経由でメキシコに亡命したトロツキー(ジェフリー・ラッシュ)まで登場する。さらにカウント・ベーシーが出演している。
フリーダを演じたサルマ・ハエックがまさに一世一代の大熱演だった。
とにかく破天荒な人生で、トロツキーとのロマンスやら、またレズビアンでもあったらしく忠実に再現されている。
フリーダ・カーロの絵
そう言えば、この映画の日本公開に合わせ、フリーダ・カーロの大展覧会が東京であったような気がする。
またメキシコが舞台で、女たらしの夫の周りを彩るメキシコ系美女が多数出演しているのも見どころだ。2時間があっという間に過ぎる傑作だ。
ところで、このサルマ・ハエックという女優の私生活を紹介。ファッション業界とも関係が深い。やり手の女性なのだ。wikipediaから以下に引用しておく。
過去に俳優のエドワード・アタートン、エドワード・ノートン、ジョシュ・ルーカスなどとの交際歴がある。2007年3月9日にフランスの大手ファッション企業ケリング(「グッチ」「サンローラン」などを擁している)のCEOで実業家のフランソワ・アンリ・ピノーと婚約し、同年9月21日に長女(ヴァレンティナ)を出産。2008年7月18日に婚約破棄を発表したが、2009年2月14日にピノーと結婚し現在(2023年11月)に至っている。(Wikipediaより) |
/// end of the “cinemaアラカルト391「サルマ・ハエックが
一世一代の大熱演の映画「フリーダ」」”///
(追伸)
岸波
女優サルマ・ハエック自身もメキシコ人で、フリーダ・カーロの伝記映画を撮るために8年もかけたそうだ。そりゃあ、熱も入ると言うもの。
その時にアカデミー主演女優賞の候補にもなってるんだな。
しかし、フリーダを演じた時にプロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインから「醜い!」と酷評されたそうな。その悔しさにも負けず、見事な演技を残したね。
また、最新マーベル映画『エターナル』にも出演してるとか。フリーダ・カーロも凄いがサルマ・ハエックという女優も凄いね。
では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !
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