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「Glidin'」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2023.4.29】
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 20世紀最高の小説家フランツ・カフカ。
 現代の東京でパンのために働く日々は
 絶望に満ち溢れている――!

 これは、2020年公開、加藤拓也&坂下雄一郎共同監督『劇場特別版 カフカの東京絶望日記』のキャッチコピー。

 今週のcinemaアラカルトは、カリスマ彰の当番です。

カフカの東京絶望日記

C)「カフカの東京絶望日記」製作委員会・MBS

 どうやらカリスマ彰、このところハズレ映画ばかり見ているようで、今回も引き続き"暇つぶしにでも見てはいけない"と警報を鳴らすニ作品。具体的には以下。

◆映画「カフカの東京絶望日記」を見て絶望!

◆映画「嘘八百 京町ロワイヤル」はサラメシ俳優中井貴一とオーラ無くした広末涼子がイマサンだった。

 ではカリスマ彰、お願いします。

 

岸波さま 好評につき?またまた「暇つぶしでも見てはいけない映画」シリーズです。今回は日本映画2本です。

『取扱厳重注意!暇つぶしにでも見てはいけない映画シリーズⅡ』

◆『劇場特別版 カフカの東京絶望日記』(2020年 監督:加藤拓也&坂下雄一郎 鈴木拡樹主演 1時間37分)

 いちばんうまくできることは、
 倒れたままでいることです。

 日本映画専門チャンネルで「劇場特別版 カフカの東京絶望日記」(2020年 監督:加藤拓也&坂下雄一郎 鈴木拡樹主演 1時間37分)を録画していたが、これを見てしまった。

劇場特別版 カフカの東京絶望日記

C)「カフカの東京絶望日記」製作委員会・MBS

 いやあ、フランツ・カフカ(1893〜1924)がタイムマシンで現代にやってきてこれを見たら間違いなく絶望死しただろう。

 

 カフカ遊びもシシド・カフカと村上春樹の「海辺のカフカ」ぐらいにしてくれよ。

 
 フランツ・カフカの死の少し前の写真

◆『劇場特別版 カフカの東京絶望日記』allcinema ONLINEの解説から引用

 『変身』『審判』などで知られる偉大な小説家フランツ・カフカが、なぜか現代の東京で一人暮らしをしながら、何かにつけて絶望するさまをコミカルに描いたMBSの深夜ドラマ「カフカの東京絶望日記」の<劇場特別版>。

 主演は「映画刀剣乱舞」の鈴木拡樹、共演に奈緒、前原滉、今野杏南、奥山かずさ。監督は加藤拓也、坂下雄一郎。


◆『嘘八百 京町ロワイヤル』(2020年 蔵正晴監督 1時間46分)

 嘘が愛に転じて、
 福となる!?

 日本映画専門チャンネルで放送していた映画「嘘八百 京町ロワイヤル」(2020年 蔵正晴監督 1時間46分)を録画していたので昨日夕食後に見た。

嘘八百 京町ロワイヤル

C)2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会

 第1作(2018年)が好評だったのでこの続編を作ったのだろう。さらに第3作(2023年、「嘘八百 なにわの陣」)も公開されている。

 第1作が結構面白かったので、録画してしまったのか。堺から京都に舞台が移り、扱う骨董品は千利休の茶碗から古田織部の茶碗に変わっている。

 

 いわゆる騙し合い(コンゲーム)ものだが、さすがに第2作ともなると古美術商役の中井貴一がなんともウルサイ。二流役者の哀しさかな。

 最近は中井貴一が出ると反射的にNHKサラメシのウルサイナレーションを思い出してしまう。広末涼子もなんというかかつてのオーラがなくなったなあ。

 

 簡単に言えば美しくないのだ。さらに臭い芝居の関西系、吉本系俳優が周りを取り囲んでいて、ヘキエキしてしまう。

 エンディングのクドサもなんとかならんのかなあ。

嘘八百 京町ロワイヤル

C)2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会

 しかし、「なんでも探偵団」なんかの大ヒットを見ても、「骨董」という市場の大きさに驚いてしまう。

 さらに大きくなるのではないか。

◆『嘘八百 京町ロワイヤル』allcinema ONLINEの解説から引用

 中井貴一と佐々木蔵之介が冴えない古美術商とくすぶり続ける陶芸家の骨董コンビを演じる痛快骨董エンタテインメントの第2弾。今度は古田織部の幻の茶器を巡って再び騙し騙されのコンゲームが展開していく。共演は広末涼子、友近、森川葵、山田裕貴、竜雷太、加藤雅也。監督は引き続き「イン・ザ・ヒーロー」「百円の恋」の武正晴。

 かつて腕利きの陶芸家・野田佐輔と組んで贋物仕事で大勝負に挑んだ小池則夫は、いまは堺を離れ京都で人気占い師の娘に軒を借りて小さな古美術店を営んでいた。ところが、TV番組の取材でやって来た有名古美術店の主人・嵐山直矢と大御所鑑定家の億野万蔵に、佐輔との過去を暴かれ大恥をかかされる。そんな則夫のもとに、父の形見を騙し取られたと謎の京美人・橘志野が相談に訪れる。それはなんと、古田織部の幻の茶器“はたかけ”だった。正義感と下心に突き動かされた則夫は、さっそく佐輔に話を持ち掛け、一世一代の贋作作戦に乗り出すのだったが…。

 

/// end of the “cinemaアラカルト361「暇つぶしにでも見てはいけない映画Ⅱ」”///

 

(追伸)

岸波

 両方見たことは無いし、見る気も無いので内容にコメントできないが、『嘘八百』の第一作(2017年)は観ている。

 確かに中井貴一は名優と呼ぶには若干抵抗があるけれど、コミカルな役どころを演じるとそれなりに面白い。”二流役者”はちょっと可哀そうじゃないか(笑)

 『カフカ』の方は何だこりゃ?だな。こんな話にカフカを持って来る必要があったんだろうか。

 さすがに、オフザケが過ぎるんじゃないだろうか(笑)

 

 では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !

嘘八百 京町ロワイヤル

C)2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト362” coming soon!

 

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