こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
殺って、
魅せる。
これは2019年公開、リュック・ベンソン監督による『ANNA /アナ』のキャッチコピー。
今週のcinemaアラカルトは、カリスマ彰の当番です。
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ANNA /アナ
(C)2019 SUMMIT ENTERTAINMENT,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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今回は"前半はなかなか見せたが、後半は「またこれかよ」”と思う映画。いわゆる『竜頭蛇尾』というヤツでしょうか。
さて、元々のレビュータイトルは以下。
◆『「またこれかよ」と思うが、前半はなかなか見せた「ANNA /アナ」』
ではカリスマ彰、お願いします。
岸波さま cinemaアラカルト用原稿です。「またこれかよ」と思うが、前半はなかなか見せた「ANNA /アナ」。
◆『ANNA /アナ』(2019年 リュック・ベッソン監督 1時間59分)
成功率100%のKGBの
殺し屋に課せられたーー
CIAからの成功率0%の
究極ミッションとは!?
TV放映を録画していた映画「ANNA /アナ」(2019年 リュック・ベッソン監督 1時間59分)を見てしまう。
あまりの暑さが原因だろう。正常な夏ならまず見ない映画だ。
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ANNA /アナ
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リュック・ベッソンよ、おまえは飽きもせずこんな映画ばっかり(「ニキータ」1990年、「レオン」1994年)作ってんのか。
漢字にしたら痢憂苦・蔑損(リュック・ベッソン) じゃないかよ(笑)。
◆『ニキータ』allcinema ONLINEの解説から引用
政府の秘密工作員に仕立てられた不良少女、“MY FAIR LADY”ならぬ“MY FEAR LADY”ニキータを描いたスタイリッシュでパワフルな女性アクション映画。
長年のパートナー、エリック・セラの音楽と相俟ってL・ベッソンのタイトな演出が冴え渡る逸品だが、死刑宣告を受けた主人公が選択の余地無く組織に入り、訓練を積み重ねていく前半のテンションが特に素晴らしい。ニキータの訓練担当になるT・カリョの存在感も凄いが、精神的にはか弱い女暗殺者を演じきったA・パリロー(元監督の恋人)の存在無しにこの作品は有り得なかっただろう。唐突の様でいて余韻を残すエンディングにも注目。'93年にアメリカで「アサシン」としてリメイク。尚、J・レノ演ずる“掃除屋”はその後、イメージを膨らませて「レオン」として復活する事になる。 |
◆『レオン』allcinema ONLINEの解説から引用
「ニキータ」のL・ベッソンが初めてアメリカで製作したバイオレンス・アクション。ニューヨークを舞台に、凄腕の殺し屋レオンと12歳の少女マチルダの純愛と戦いを描く。
大都会の片隅で出会った孤独なふたりの葛藤と壮絶なアクション・シーンがほどよくブレンドされた佳作だが、その功績は朴訥だが頼もしいJ・レノと繊細でいてたくましいN・ポートマンの二人の魅力に負うところが大きい。G・オールドマンがキレまくってる麻薬捜査官という悪役を楽しそうに演じているのが印象的。 |
しかし、見始めるとこれが面白い!まず以前とはスピードが違うのだ。
時系列が目まぐるしく変わるのはウザいが、前半1時間くらいまでは面白く見たのだった。
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ANNA /アナ
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さすがに、後半はもうダメ。ストーリーが読めてしまうから、痢憂苦・蔑損になってしまったのだ(笑)。
主役のサッシャ・ルスがさして美人でもなく、アクションが凄いと言っても、基本的に死なないのだから、呆れてアクビしちゃうだけ。
渋い演技をするKGBの幹部ヘレン・ミレンだけはちょっと誉めておこうか。
◆『ANNA /アナ』allcinema ONLINEの解説から引用
「ニキータ」「レオン」「LUCY/ルーシー」のリュック・ベッソン監督がロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルスを主演に抜擢して贈るノンストップ・ヒロイン・アクション。米ソ冷戦末期を舞台に、ソ連のKGBによって最強の殺し屋に仕立て上げられた女スパイが、KGBとCIAの熾烈な攻防の渦中で繰り広げる過酷なミッションの行方をスリリングに描く。共演はルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィ、ヘレン・ミレン。
1990年、モスクワ。露店でマトリョーシカ人形を売っていた大学生のアナは、パリのモデル事務所にスカウトされるや瞬く間にトップモデルとなり、事務所の共同経営者オレグと付き合い始める。そしてある時、オレグが武器商人という裏の顔を打ち明けると、アナは躊躇なく彼を撃ち殺す。彼女の正体はKGBによって造り上げられた殺し屋で、オレグの暗殺は、KGBの上官オルガによって課された最終テストだった。こうして正式採用となったアナは、パリでトップモデルとして活躍する傍ら、オルガの指示の下、過酷なミッションをこなしていくのだったが…。 |
/// end of the “cinemaアラカルト315「ANNA /アナ」”///
(追伸)
岸波
今回の感想はよく分かる。
『ニキータ』と『レオン』は一応、”スピンアウト”というシークエンスになってるから判るが、そのイメージでコレを見れば「またかよ」だよね。
だけどリュック・ベッソンは「TAXI」や「96時間」、「トランスポーター」など結構なヒットシリーズを持っているし、同じ流れだと思えば腹も立たないんじゃないかな?
『ニキータ』、『レオン』、『ANNA/アナ』はいずれも僕の好みじゃないんで観ていないが、『96時間』シリーズにはハマったな。
基本、こういう”ハラハラ・ドドドキ”が得意な監督は好きだし、頑張って欲しいと思う。
主人公を変えて似たような話を作るより、むしろ開き直ってシリーズにすれば良かったのかもね。
なお、彼の数少ないSF映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017年)をAmaonで観たけど、とにかく映像が美しくて感激した。
彰もたまにはSFやファンタジーを観ればいいのに(笑)
では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !
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