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「AUTUMN」(Music Material)
by 岸波(葉羽)【配信2008.9.18
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。
 旅のお手伝い。NKエージェント!!

 あらら、求職中の若者ならすぐに飛びついてしまいたいくらいの好条件ではありませんか。

 まるで旅行エージェントかと思わせるこの求人ですが、旅は旅でも“あの世への旅”をナヴィゲートする“納棺師”の募集広告だったのです。

 ということで、今回の映画は“納棺師”を題材にした「おくりびと」。

 主演の本木雅弘が青木新門著の『納棺夫日記』を読んで感銘を受け、その映画化を監督に要望したことによって実現した作品なのです。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 ・・・という触れ込みなのですが、この「おくりびと」は、この春先からビッグコミック・スペリオールに連載開始され、その感動的なストーリーによって大人気を博しているコミックなのです。

 ふっふっふ・・・モックン、実は君が読んでいたのはコチラという事はあるまいネ。

おくりびと

おくりびと

(ビッグコミック・スペリオール連載)

 さて、そのストーリーですが、プロのチェロ奏者を目指していた主人公の小林大悟の所属していた楽団が突然に解散してしまいます。

 彼は夢を諦め、妻とともに田舎の山形へ帰ることに。

 就職先を探していた大悟は、“旅のお手伝い/年齢問わず・・・”というキャッチコピー(冒頭のもの)や給料等の諸条件に惹かれて面接へ。

 採用されてから詳しい業務の内容を聞くと、それが“納棺師”。

 妻にどんな会社か詳しい事を言えないまま、その会社に勤めているたのですが、遂にある日、その仕事の内容が奥さんにバレてしまいます。

 大反対の奥さんに辞めてくれと懇願され、さて大悟の取った道は・・・?

 ということで、ドミニクにタッチいたします。

 

ドミニクドミニク こんにちは~♪

 ワーナーマイカル試写会当選で、両親と娘と「おくりびと」観てきました。

 本木雅弘と言えば、シブガキ隊の「モックン」。

 私が見ていたモックンは、「寿司食いね~♪寿司食いね~♪寿司食いね!」と歌っていました。

 寿司食いね~と、今回の作品は、全く別次元ですが、あのモックンが??という感じでした。

 (成長したな・・・ウンウン。)

 でも、少年隊でいうなら、東のポジションなので、容姿端麗です。

 年齢と共に深みを増したような・・・そんな気がしました。

 今回の作品は、納棺師をとりあげたということで、観に行く前から、暗く悲しい映画かなと思ったら、随所笑える部分もありました。

 おくりびとを一言でいうなら、「涙と笑いの2時間10分」。

 人生において、決して長い時間ではありません。

 近年では、めずらしい生と死の問題。

 職業の問題・・・偏見社会と向き合った映画だったと思います。

 だからといって、難しい問題でもなく、人それぞれ、感じ方が違うと思いますが、私は、この納棺師をとりあげた映画、みなさんにお勧めしたいです。

 ちょっと、子供には見せられない部分もあるし、子供の前で泣くのもどうかと思いますので、涙腺の弱い方は、なるべく大人だけで行ってください(笑)

 以下、ネタバレしますので、劇場に足を運んでから、読んでください。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 冒頭は、納棺のシーンから始まります。

 すごく綺麗な女性が横たわっているのですが、傷んでません。

「どうして死んじゃったんでしょうね?こんな、きれいなのに・・・」とモックン。

「練炭自殺だ。(遺体を清めるのを)やってみるかい?」と、山崎努。

「はい」

 体を拭き始めると、「あの~、ついてるんですけど。アレが」・・・!!

 つまり、男だったのです。美女だと思ったら、実は男。

「とめお~~~!!!」

「母さんが女に産めばこんなことには、父さんのタネが・・・(涙)悪いの~~~」

 普通なら、泣くべきところですが、おかしくて、会場から、どっと笑いがおきました。

 それから、一旦、おいといて、タイトルコールです。

 「おくりびと」とそこから、納棺師になった、いきさつが語られます。

 初めは、東京で、さびれた楽団に入っています。

 奮発して、高額のチェロを買ったのは良かったのですが、解散となり、チェロを購入したてで、リストラ。

 腕もそんなに良くないので、オーケストラを辞めようと決意。

 妻に「このチェロのローンが・・・このくらい」指一本立ててアピール。

 妻・美香が、100万くらい私がwebデザインでなんとか・・・でも、「1800万なんだ・・・」と。

 ((゜o゜)とりあえず、ご飯作るね・・・)

 隣の家からもらったタコは生きていて、海に帰します。

 そこで、お前さえ良ければ、実家に帰ろうと思う。

 (結婚当初の“世界中を旅しながら音楽で食べていく”という夢は捨てます。)

 急に仕事を失った大悟は、妻を連れて故郷の山形に戻ります。

 2年前に母が亡くなり、廃業した店で暮らすことを決意。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 ご飯を食べていたら、チラシに《旅のお手伝いします。NKエージェント》と。

「へぇ~旅行代理店かな?」と大悟は、面接に行きます。

 履歴書を渡すと、社長が即「ポン」見ないで机に投げ捨てます(笑)

「え?見ないんですか?」という勢いです。

 そして、すかさず「ハイ、採用!」。

 とりあえず、給料は片手で5と言ったので、「5万ですか??」と聞いたら、「50万」。

 どんな仕事かと思ったら、納棺と。

「だって、旅のお手伝いしますって?」

「あ、誤植だわ。正しくは、旅のお手伝いじゃなくて、旅立ちのお手伝いします」立ちとペンで付け加えます。

 納棺の略で、NKエージェントと。へぇ~。

 いきなり2万渡されて、妻に山形牛を買って帰ります。

 この段階では、とりあえずここで働こうという気持ちです。

 妻には、冠婚葬祭の仕事と偽って仕事開始です。

 会社に行くと棺おけを事務の女性が拭いていました。

「金額によって、デザインや質が違うの。燃やせば同じだけどね」

 今まで携わってきた世界と違うので、興味津々。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 初仕事は、納棺関係者向けのマニュアルDVD撮影。

 そこでモックンは、全裸に大人オムツといった、体を張った演技。

 (体を張ったって、TVで映画の宣伝してたけど、こういうことだったのね(笑))

 解説・・・亡くなった方は皮膚が固まるから、男性は髭が生えたように見えるから剃ります。

 気をつけてくださいねと説明している間に社長のかみそりが、モデルのモックンに。

 シュパッと左頬に傷が残ります。(失敗じゃん。めっちゃ血出でてるし)

「ただいま~」

 あからさまに、夫の頬にカットバンが。

「あなたその顔どうしたの?いつも電気かみそりでしか剃んないじゃない!」

「社長命令」

「ふ~ん」

 その場は、それですみました。

 次に社長から電話が来て、いよいよ仕事へ。

 行ってくるよと妻と熱い抱擁のあと、妻から姿が見えなくなったところで、黒いネクタイに変身(笑)

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 最初の納棺の仕事は、一人暮らしのおばあちゃんで、死後2ヶ月でした。

 こともあろうか、モックンは、その場で吐いてしまいます。

 確かに蛆虫やら、いたるところに悪臭がしそうな室内です。

 それを見ていて、一人暮らしの人って、誰かと接点がないと、誰にも気付いてもらえないんだと悲しくなりました。

 今の時代、女性の方が長生きするといいます。

 私は、ふと、孤独死について、考えました。

 その後、あまりに臭くて、自宅に帰れなかったので、子供の頃行きつけの親友の家(銭湯)に行きます。

「おばちゃん~」

「大ちゃん」と迎えてくれます。

 そこでは、公務員になった、息子(杉本哲太)が母(吉行和子)の銭湯を売って、マンションを建てようと口論をしていました。

 でも、母は断固、ここの銭湯に来ている人が行くトコなくなるからと拒否。

「今度奥さんも連れてきてね♪と」

 親友には、自分が納棺師になったといえずに、チェロやっているような話しを。

 おじさん(笹野さん)が、常連客となって、席に座っていました。

 意外と、この味のあるおじさんが、キーワードの人物です。映画の名脇役ですね。

 今後も映画の出演が続きますので、注目の俳優です。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

「ただいま~」と帰ってきたら、お隣から、今朝つぶしたニワトリを。

 当然、昼間の様子が思い出され、死んでいるものに対して、思い出してしまい気持ちが悪くなります。

 そして、妻と生きていることについて確かめ合います・・・?

 (この辺、子供には見せられません(笑))

 そのあと、大悟は、父の大好きな曲を子供用のチェロで弾きます。

 AIさんが歌詞をつけて、東京の試写会で流されたそうですが、とってもいい曲です。

 その後、妻が喫茶店時代のレコードがあったのよと流します。

 父のおきにいりだったという、この映画のテーマソングが流れます。

 涙を誘う曲です。

 お母さんね、きれいに残しているから、きっとお父さんをずっと想っていたんじゃないかしら。

 妻を銭湯に連れて行って、おばちゃんに、「えらい、べっぴんさんだこと~」と。

「こんにちは」と挨拶。

 銭湯の帰りに、子供の頃、両親としたように、川原で石文(いしぶみ)の話をします。

 6歳の頃、自分の気持ちの石を交換しようと父から。

 父は、喫茶店で働いていた従業員と逃げたこと。

 その翌年、石文の交換が叶わなかったこと。

 でも、お母さんは、父のものを捨てなかったこと。

 その後、妻が勝手に大悟の机を開けて、会社のDVDが出てきます。

 そこには、白塗りの大人オムツの夫が遺体に扮して・・・モデルに。

 とても、みれたもんじゃありません。

 「ただいま~」と帰ってきた大悟に、「仕事やめたら迎えにきて!」と言い放って、「はずかしいと思わないの?」と、実家に帰ってしまいます。

「はずかしい????」大悟も駅に送るわけでもなく悩みます。

 自分は、やりがいを感じてやってきた仕事なのに、妻は忌み嫌う。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 町で、銭湯の息子に会います。

「挨拶なんかすることない!と妻や娘に。

 急にどうしたんだろうと思ったら、「仕事は選べよ!町で噂になってるぞ!」

 明らかに友達は、納棺師をよく思っていません。

 大悟が橋のたもとで、鮭が生まれた川に戻る様子を見ます。

 何匹かの鮭はその場で浮きます。つまり、生まれた川目指すものの死んでしまいます。

 そこまでして、なんで鮭は川をのぼるのか???と、死について考えます。

 そのあと、銭湯で以前出会ったおじさんに再会して言葉を交わします。

 妻も帰ってこないし、辞めようと思っていたら、社長がめしくいに行くぞと。

「何でここだってわかったんですか?」川原に居た大悟を確保。

 5分遅れて到着し、「おまえら、死んだ人間で飯食ってんだろ?」と、きついセリフがその家の亭主から。

 でも、その亭主の妻に化粧を施し、娘に生前使っていた口紅を持ってきてもらい、生きているかのようによみがえった妻を見て夫は、素直にありがとう・・・と。

 ヤンキーになってしまった娘がバイク事故で亡くなって、化粧をするとうちの子はこんなんじゃない!と。

 大往生のおじいちゃんへは、4人の女性が、キスマーク。

 人の死に集う人々は、さまざまです。

 迷いに迷って仕事をやめようと決意して、社長室に。

 そこで、ふぐの肝をあぶって塩で食べようとしていました。

「奥さん、出ていっちゃったんだって。俺のほうが料理うまいから、食ってけよ」

「残念なことに、旨いんだ」と。

 生きているものは死んだものを食べなきゃ生きていけない。

 社長が、この仕事を始めたきっかけは奥さんの死だったと知ります。

 あとに戻れなくなっていました。

 どうすればいいのかわからず、最上川の土手で、チェロを弾く。

 クリスマスも、NKエージェントの3人で迎えます。

 ケーキを買ったり、むしゃむしゃ鳥を食べたり。

「残念なことに、旨いんだと」

 それから何ヶ月かして、妻が戻ってきます。

 あの日の夜の、子供が出来たと。

「おめでとう~?」と素直に祝福。

 でも、子供がいじめられるから、仕事辞めて。

 本当に、我慢して田舎についてきたし、お金なんか暮らせるだけ、わずかあればいいからと。

「私は、アナタが好きなの・・。」

 妻を取るか、仕事を取るか。究極の大選択中・・・1本の電話がきます。

「私と仕事とどっちが大事なのよ(激怒)!」

「・・・銭湯のおばちゃんが死んだ・・・」

 場面は移り変わり、2人で行きます。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 その場で、大悟は死者の体を拭いて服を着せ、そして納棺。

 妻は夫の仕事を見て、理解しようとします。

 銭湯のおばちゃんが、斎場で燃やされるシーン。

 (燃えれば一緒かもしれないけど、最後くらいキレイにした姿で、記憶に留めたい・・)

 そんな声が聞こえそう。

「キレイになって、逝ってらっしゃい。」という、キャッチコピー。

 笹野さんのセリフで、インパクトがありました。

 彼女は、死を予期していたのか、去年のクリスマス一緒に小さなケーキを買って祝いました。

 そこで、一緒に銭湯やらないかといわれました。

 きっと私は燃やすのが上手だから・・・と息子に語ります。

 炉の向こうで、ボッと火を入れるスイッチのシーンで、「死は門です。私は門番です。」というのがありました。

 ここを通って、まだまだ道は続きます。

 『西の魔女』でも、死んだらおわりではなくて、そこ(肉体)から魂が解放されるだけであって、死んでもおわりじゃないと。

 日本では、そういう「死=また別の世界」という考えが、ありますね。

 私が学校で習った宗教学では、死んでも終わりじゃないと。

 まだ死んでないので、ちょっと分かりませんが、死んだら、どうなるかより、残されたものが、現世で一生懸命生きるというのが大事だと思います。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 終盤に、電報が亡くなった母宛てに届きます。

 北海道の漁師町からです。

 妻の美香が受け取るのですが、それは、30年前ここを出て行った父が亡くなったという知らせでした。

 30年も会ってない父が、孤独に死んだと!

 そこで、事務の女性が、「実は、北海道に6歳の息子を置いて、男と逃げた」と。

「だから、もうあわせる顔もない」と、急にそんな身の上話をします。

 大悟が、「親は、勝手だ!会うつもりもない!」と言い放って、出て行こうとしたら、タクシーを飛ばして職場に到着した妻。

 妻に背中を押されて、大悟は、社長にもらった最高級の棺おけを持って妻と共に父の元へ車を走らせます。

 愛人と逃げたはずなのに、漁師町に来たときは、一人だったと聞きます。

 父のことを葬儀会社の人は、まるで物を扱うように無造作に「そっち持って~棺おけ入れるから。あとは、口に水含ましてください」と。

 その、適当な様子をみて、父の顔は覚えてなかった大悟でしたが、「やめてください!」と。

 素人が見てても、こんな納棺の様子もあるのか???と。

 ほんとにあからさまに嫌な印象を受けました。

 妻が、「夫は納棺師なんです」と・・・。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 大悟が、父をあの世に送り出すシーン。

 本当に、血の繋がった親子。

 30年ぶりにやっと会えたかと思ったら遺体で、もう話せない。

 体を拭き清めるシーンで、手から、小さな石がコロっと。

 (大悟が拾った小さくてまるい石・・・)

「お父さん・・・」

 ここで、我が家の娘が号泣。

 本当に私も泣きそうでした。

「こんなに生きてきたのに、荷物がダンボールひとつなんだぜ」

 愛人と逃げたから、合わせる顔もないのは理解できますが、子にとって、親。

 よく、TV番組で、両親との再会を放映していますが、なんらかの状況で生き別れた親子は、死ぬ前に会うべきだと私は感じます。

 親子の絆は切れないと思うからです。

 この作品を作るに当たって、「おくりびと」をよろしくと言っていた社長さんが、去年11月になくなったそうです。

 自分自身の病気より、この映画に力を注いでくれてありがとうと感謝します。

 おかげで、いい作品が出来たと思います。

 私のお墓の前で泣かないで下さい~私はそこに居ません~♪

 の正反対で、この話、この世に残るものへのメッセージだと思います。

 納棺師は、介護師と同じで、お世話係と映画で行っていました。

 対象者が生きているか死んでいるかで、雲泥の差で、まわりから見られていました。

おくりびと

おくりびと

(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会

 最後に、B´zの「死ぬなら一人だ、生きるなら一人じゃない」という歌詞が頭をよぎりました。

 私も最後に死に化粧をしてもらいたいし、最後くらいキレイになって、周りから悲しまれる生き方が出来たらいいなと思います。

 一人ぼっちで、何ヶ月も放置されている孤独死もあると思います。

 私は、できれば夫に看取られたいです。

 死んだら、何もなくなります。

 現世で集めていたものの、懸賞も生きるためであって、魂の世界には持っていけません。

 いまこうして家族として暮らしている、人々も友達もたぶん、一緒にはあの世に召されることもないでしょう。

 まだ、やり残したことは沢山あります。

 もっといろいろ経験もしたいし、勉強もしたい。

 私は、しばらく現世で修行をしたいと思います。

 「おくりびと」も「おくられびと」も互いに今回の映画を観て、何か大事なことに気付くでしょう。

 死ぬ前に見ておくべき映画だと思いますので、ぜひ、足を運んでみてくださいね♪

 ちなみに、福島市の2劇場では、夫婦50歳割といって2人で行くとき、片方が50歳を超えて入れば、映画が一人1000円で観れます。

 曜日によっては、レディースデーやカップル割引。

 本当に、調べれば、お得な方法もあります。

 PSアイラブユー。

 死んだ夫から届く手紙など、今後も涙の予感。

 普段観にいかない方も、涙の秋、体感してみませんか?

 

/// end of the “cinemaアラカルト74「おくりびと」”///

 

(追伸)

岸波岸波

 今回の「おくりびと」は、これまでのドミニクのcinemaアラカルトで最長編の力の入ったものとなりました。

 きっとそれだけ深い感銘を受けた映画だったのでしょう。

 さて、この「おくりびと」、大作がひしめく今年の日本映画の中ではそれほど注目作というわけでもなかったのですが、ここに来ての評価はうなぎのぼりです。

 8月21日からカナダのモントリオールで開催された「第32回モントリオール世界映画祭」では、いきなりのグランプリ獲得。

 日本映画では歴代三作目となる快挙。

 さらに先週末には、第81回米アカデミー外国語映画賞の日本代表に圧倒的支持で選出されました。

 今後は、来年1月22日に発表されるアカデミー賞ノミネート5作品の座を競い合うわけですが、候補作となれば、2004年の「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)以来となります。

 さて、この快進撃はどこまで続くのでしょうか。

 

 では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !

「おくりびと」舞台挨拶

「おくりびと」舞台挨拶

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト75” coming soon!

 

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