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「Blue Island」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2008.7.13
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 彼が記憶を取り戻すとき
 最後通告が下される

 2007年11月に公開されたこの映画は、既にDVDなども発売されていますが、このcinemaアラカルトでもう一度とり上げて見ようと思います。

 というのも、前回のcnemaアラカルトで森さんが「たいへんよかった」と感想を書いていましたし、なんとワタクシ、この原稿を昨年暮れにドミニクさんから受け取ったまま放置していたからです。あらら・・。

ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

(C) 2006 Universal Studios.
ALL RIGHTS RESERVED.

 別に悪気があったワケではないのですが、実は僕もこのシリーズの大ファンで、もちろん全編を観ていますので、僕が「1」と「2」の感想を書いてからアップしようとしてそのままになっていたのです。

 この映画は、記憶を失った元CIAの暗殺者ジェイソン・ボーンが活躍する大ヒット・シリーズの第3作で、今回のアルティメイタムでは、ついにボーンが自らの忌まわしい過去に到達します。

 主人公ジェイソン・ボーンを演じるのは、もちろん前二作に引き続いてマット・デイモン。

 さて、CIAの極秘プロジェクト「トレッドストーン計画」によって暗殺者にされ、同時に記憶を失ったジェイソン・ボーンはどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。

 では、ドミニク、お願いします。

 

ドミニクドミニク こんにちは~♪ 夢見る懸賞生活のドミニクです~♪

 日本でも大反響となった映画の紹介です。

 この映画は三部作で、これまでのストーリーは・・・

★1作目「ボーン・アイデンティティ」(2002年)

 ある嵐の夜、イタリアの漁船が漂流する意識不明の男性を発見。

 その背中には弾痕があり、皮下に埋め込まれていたマイクロチップにはスイス銀行の口座が。

 一切の記憶を失っている彼が、スイス銀行へ向かうと、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃莫大な財産。

 そして拳銃が預けられていた…。

ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

(C) 2006 Universal Studios.
ALL RIGHTS RESERVED.

★そして、2作目「ボーン・スプレマシー」(2004年)

 ジェイソン・ボーンとマリー(フランカ・ポテンテ)は人目を避け、インドのゴアで暮らしていた。

 相変わらずジェイソンの記憶は戻っていなかったが、町で見かけた男(カール・アーバン)が暗殺者と気づき……。

 ~に続く内容です。

 著名経済誌「フォーブス」で、ブラピ、ジョニーディップを抑え、最も稼げるハリウッドスターNO1のマット・ディモンが主演のドキドキのアクション洋画紹介します。

 実はドミニク1.2作目と続く「ボーン」シリーズノーマークでした。

 でも、観てみたらアクションシーンが、面白かったです。

ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

(C) 2006 Universal Studios.
ALL RIGHTS RESERVED.

 簡単なあらすじですが、暗殺者、ジェイソン・ボーンは、実はCIA極秘計画(トレッドストーン)によって、洗脳された究極の完成度の暗殺者だった。

 しかしミッション中のアクシデントで記憶を失い、暗殺者である過去を捨てて恋人マリーと平穏に暮らしていた。

 組織から派遣された新たな暗殺者が、マリーの命を奪ってしまう。

 最愛の女性を失い、行き場のない怒りを覚えたボーンは、組織の全貌を暴き「記憶」を取り戻すため、最後の戦いを開始する。

 モスクワ・パリ・ロンドン・マドリッド・タンジール…次々と送り込まれる暗殺者と壮絶な戦いをし、最終目的地へと向かう。

 最終通告(アツティメイタム)を叩きつけるために。

ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

(C) 2006 Universal Studios.
ALL RIGHTS RESERVED.

 しかし、ボーンの背後では、計画を闇に葬る新たな計画(ブラックブライヤー)計画が密かに進行していたのだ。

 この陰謀を企てた黒幕の人物は?

 そして、ジェイソンボーンの正体は?

 ついに真実が明らかになる。

 ~というあらすじです。

 前回、パメラに教えて貰った名前ジェーソン・ボーンは、本名ではなかったんです!

(衝撃の事実です)ドミニク

 さて、どうなるのでしょう。

ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

(C) 2006 Universal Studios.
ALL RIGHTS RESERVED.

 まずボーンは、警備員に「殺さないでくれ」と懇願されます。

 新聞記者の記事を読んだから、直接話しがしたいとロス記者を呼び出す。

 携帯で記者と話しているのが、組織にばれそうになって、とっさに携帯で話している男性の側で「携帯で話せ」と要求。

 組織はそのバス待ちの男性をボーンと勘違いし、連れ去る(笑)

 連れ去られる男性は、「え~なんでオレが??~」状態です。

 ナイスに、そこのバス停でバス待ちしていただけで勘違いされてしまいます…。

 ボーンは、ロス記者から、ブラックブライヤー計画を聞く。

 記者も焦って、ボーンの言うことを聞かなかったので、若い暗殺者(エドガー・ラミレス)に狙撃されてしまう。

 でも会って話したことによって、ボーンに少しずつ真実が見えてきます。

ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

(C) 2006 Universal Studios.
ALL RIGHTS RESERVED.

 そして何といっても鍵を握るのは、女性2人。

 ボーンを追うパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)と、かつてボーンらエージェントの管理を勤めた 事務方のニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)。

 またもや敵出現かと思いきや、二人はボーンを、助けてくれます。

 二人が居なければ、ボーンは本当の自分探しが出来なかったと思います。

 そして、真実が暴かれるに従って、どんどんみんなを雪だるま式に巻き込んでいきます。

 車は爆発するし、カーチェーもあるし、敵として送り込まれてくる暗殺者もボーン並みに強いですが、そこはやっぱり完成度の高い暗殺者の知的勝利。

 やるかやられるかで、ハラハラしますが、倒してどんどん進んでいきます。

 本当に肉体だけでなく、頭脳プレー的な部分もあり、観ているほうもソワソワします。

 手に入れた資料は、ブラックブライヤー計画で、CIA幹部候補の女性パメラに手渡します。

 そして、ボーンは、自分を別人にした博士のもとへ。

ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

(C) 2006 Universal Studios.
ALL RIGHTS RESERVED.

 ボーンは、暗殺のために作られた人間の名前で、本当は別人。

 自分が誕生したいきさつを知ります。

 組織が自分を暗殺者にしたのではない。

 自分から懇願したのだと。

 社会のためになるなら、と己の名を捨てた、大佐だったのです。

 でも、自分がしていたことは、殺人だったと知り、ショックを受ける。

 ラストに黒幕が登場するのですが、実はCIAの幹部。

 極秘書類が金庫に入っているのですが、その金庫を開けるためには、その人の声紋が…。

 ボーンはその人の声紋を得るため電話をかけます。

 そしてその人に言わせます。

 あまりに上手すぎて声も出ませんでした。

ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

(C) 2006 Universal Studios.
ALL RIGHTS RESERVED.

 最後にボーンとふたりっきりになり、殺すチャンスはいくらでもあったのに殺さないと。

 生きて罪を償えということです。

 もしここで死んでしまえば、名誉の死を遂げたことになる。だから、わざと警察に掴ませようとします。

 ラスト、自分を暗殺しようとした人が元気になり、また拳銃でボーンを狙おうとします。

「なぜ、自分を生かしたのか。」と問う。

 ボーンは、言う。「なぜ、俺を殺そうとするのか。」と。

 そして、組織のボスが拳銃を射撃した瞬間、そのまま川に身を投げます。

 駄目か…と思わせておいて、最後に息を吹き返したかのように、水の中で動き出す。

 3部作ここに簡潔する。これからが、ボーンの新たな人生の始まります…

 

/// end of the “cinemaアラカルト66「ボーン・アルティメイタム」”///

 

(追伸)

岸波

 ということでアップしまして、ようやく肩の荷が下りました。(ホッ・・)

 で、前回「花より男子ファイナル」を執筆した森さんへ、ドミニクからお便りが届いています。

ドミニクドミニク

 森さんへ

 公開前から、花男めっちゃ楽しみにしていたのに残念な映画だったという事で、私は、テレビでロードショー待ちしますね♪

 マンガも10代向きに書いていて、読者がだんだん大人になったから、大人が観ると「う~ん」期待ハズレというのもあるのかもしれませんね・・・。

 でも、森さんのマンガ→映画を観る際の辛口評価も分かる気がします。

 私ならこう撮るみたいな(笑)

 でも、私より人生経験の豊富な森さんだからこそ、またひとつ大人になられたのでは。

 マンガの映画化って、漫画家さんは、イメージ崩れるから嫌うひとも居ますよね。

 別物として観るしかないのか・・・ってとこですね(笑)

 「ボーン・アルティメイタム」何度見てもカメラワーク完璧なので、面白いですよね~。

 もう映画館で公開されていないのが残念ですが、カット数が他の映画より多いから、本格的だし、そして、ビルをジャンプするシーンも実際跳んでいる時にカメラをあらゆる方向からとったから、どの角度から見てもわかるというステキなコマが撮れていますね。

 私もこの作品好きです。

 

 では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !

ボーン・アルティメイタム

ボーン・アルティメイタム

(C) 2006 Universal Studios.
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To be continued⇒  “cinemaアラカルト67” coming soon!

 

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