こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
人間はもう、逃げられない。
と言うことで、2008年も明けて新年第一弾、またもケイコと見てまいりました「AVP2」。
最初、テレビCMを見たときには、てっきり前作の「エイリアンvsプレデター」のテレビ放映を広報しているのだと思っていました。
だって、普通、続編の場合にはタイトルの後に「2」とか「Ⅱ」とか付くじゃありませんか・・。
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エイリアンズvs.プレデター(AVP2)
(C)
2007 Twentieth Century Fox
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それにも増して、二大宇宙怪物であるエイリアンとプレデターを闘わせてしまおうなんて、そんなお祭り映画はフィナーレにこそふさわしいと。
まさか、その続きを作るなんてことは想像してもいなかったのです。
だって、その後は、マンネリ一直線ではありませんか。
まてよ・・・
意外な展開が隠されているのか? (うーむ)
なにせ、このエイリアンやプレデターのシリーズは、一作ごとに監督が交代し、演出を競い合っているのだしなぁ・・・ふむふむ。
そんな謎を解くために、この映画を新年第一弾に選んだのでした。
さてのその内容は??
前作の「エイリアンvsプレデター」では、南極の地下深くに発見された古代遺跡に向かった調査団が、エイリアンとプレデターの死闘に巻き込まれて逃げ回るストーリーでした。
この“エイリアンの巣”は、実は、宇宙の狩人種族であるプレデターが、人類の祖先に文明を授けるのと引き換えに造らせたものだったのです。
そしてその用途は、プレデターの成人儀礼として、宇宙最強の生物エイリアンと生死を賭けて闘うための闘技場でした。
そんな成人儀礼の最中に、遺跡に侵入して殺される人間達も間抜けなワケですが、ともあれ、最後に生き残った青年プレデターと最後の人間の女性が共闘してエイリアンを全滅させ、メデタシメデタシ。
青年プレデターは、仲間達に一人前の勇者として迎えられ、女性を残して宇宙船で旅立っていくというストーリーでした・・・。
ところがっ!
その勇者の胸を喰い破って、幼虫エイリアン(チェスト・バスター)が飛び出してくるという衝撃のラスト・シーンが用意されていたのです。
←(ま、「エイリアン」シリーズのお約束なのですが。)
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いきなり顔面を・・
(AVP2)
(C)
2007 Twentieth Century Fox |
さて、今回の続編は、その宇宙船のシーンから始まります。
プレデターの胸を喰い破って誕生したエイリアンは、実は普通のエイリアンではなく、エイリアンとプレデターの両方の特徴を持った新エイリアン“プレデリアン”だったのです。
今回の映画の目玉の一つが、このニュー・キャラクター。
エイリアンなのに、プレデターのトレードマークであるザンバラ髪を生やし、おどろおどろしさが一層強調されています。
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プレデリアン
(AVP2)
(C)
2007 Twentieth Century Fox |
この超強力エイリアンは、船内に潜みながら、プレデターを次々と襲っては卵を産みつけ、仲間を増やしていくのです。
この死闘はエイリアン側の勝利に終わり、制御を失った宇宙船は地球に逆戻りし、コロラド山中へと墜落。
それを目撃した親子が現場の森にかけつけると、そこには見たことも無い奇妙な宇宙船が。
不審に思って近づくと・・・(あーあ、)
よせばいいのにお決まりのコースとなってしまいます。
こうして、宇宙船からプレデリアンをボスとする無数のエイリアンが飛び出し、獲物を求めて街へと降りて行くのです。
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車を襲うエイリアン
(AVP2)
(C)
2007 Twentieth Century Fox |
一方、プレデターの本拠の星では仲間の異変に気づき、救援の宇宙船を発信させます。
←(プレデターの星って、いったいどこにあるんだ?)
そして、地球にやってきた宇宙船は、一匹のプレデターを放つと、母星へ向かってユーターン。
え? 一人??
あんな大挙して負けたのに何で一人なの?
・・という疑問を踏み倒し映画はさらに続くのですが、どうやら彼は、普通のプレデターとはプレデターが違う(?)らしいのです。 (いえ、見た目で)
後から調べてみると、この一人は訓練生ではなく、エイリアン駆逐用に特別開発された“クリーナー”と呼ばれる新種。
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クリーナー
(AVP2)
(C)
2007 Twentieth Century Fox |
はてさて、クリーナーとプレデリアンとの凄絶な闘いの結末やいかに?
コロラドの人類は生き残ることができるのか?
そして、待ち受ける驚愕のエンディングとは・・・??
ねぇケイコ、凄い映画だったね。
プレデターってアレよね。
何だい、アレって?
武士よ。絶対、日本の武士をパクってるわ。
うむぅ・・確かに手裏剣とか槍とかいろんな武器の使い手だねぇ。
だけど、普通の武士じゃないわ。
と言うと?
落ち武者よ、平家の。
ぶわっはっはっはー!(確かに)
だけど、殺される側の人間の個人的エピソードも紹介したりして、配役に感情移入できるように作られてるんじゃない?
死んでしまっちゃあ、オシマイよ。
厳しい見方だな。(分かるような気もするが)
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死んでしまっちゃ・・
(AVP2)
(C)
2007 Twentieth Century Fox |
クリーナーとプレデリアンが対決する最後のバトル・シーンは、ド迫力だったねぇ!
ダメ、ダーメ。
だいたい、何で最後に武器を捨てて肉弾戦を挑むのよ。
そう言えば、ヘルメットも捨てちゃったね。
ヘルメット脱いだ方が強いなら、最初からそうすればいいのよ。
いや、やっぱり石でも落ちてくると危険だから。
工事中かい!
ぶわっはっはっはー!
でも、それこそ武士道の“正々堂々”ってゆうか、ボスに敬意を表して肉弾戦を挑んだのでは?
武器を捨てちゃってどうするのよ。
たとえアレを倒せたとしても、まだ何百匹もいるのよ。
あちゃー! そうだったー!
(まだまだだな。)
(途中、イビキかいてたくせに、よく観てるな。)
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ヘルメットを脱いだクリーナー
(AVP2)
(C)
2007 Twentieth Century Fox |
今作のメガホンを取ったのは、ザ・ブラザーズ・ストラウスことグレッグ&コリン・ストラウス兄弟。
これまでもっぱらVFXを手がけ、長編劇場映画は初挑戦という32歳と31歳のフレッシュ・コンビです。
前作の「1」は、どちらかというとアクション主体でしたが、今回の「2」は、一番最初の「エイリアン」と同じように、襲われる人間の恐怖を中心に描いたホラー映画のテイストになっています。
ケイコの言うとおり、たった一人のクリーナーしか送り込んでこないとか、設定上は多少疑問な点も残りますが、ホラー映画としては一級品の出来栄えだと思います。
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ホラーは超一級品
(AVP2)
(C)
2007 Twentieth Century Fox |
ということで、この「AVP2」、最終バトルが決着してもまだまだ終わりません。
ここには書けない“生き残りの住民達の運命”。
そして、無数のエイリアンに人類はどうやって対抗しようとするのか。
見所は山ほど!
/// end of the “cinemaアラカルト51「AVP2 エイリアンズvs.プレデター」///
(追伸)
岸波
この映画、ホラー・シーンの演出の巧みさやVFXの専門家であることを活かしたシーン・メイキングなど特筆できる点はたくさんあります。
加えて、エイリアンの登場シーンやプレデターの人間殺害方法など、これまでの作品の「定石」がきっちり抑えられていて、ファンを十分に納得させられるものと信じます。
しかし、よく考えてみると、前作の時代設定は“近未来”なのに、そこから続く今作は“現代”なのは何故でしょう?
演出のザ・ブラザーズ・ストラウスによると「その回答も映画の中に描かれている」と言っているそうな。
うーん、分からなかったなあ・・・。
ところで、最後のヘリによる脱出シーンで、一匹のエイリアンが一緒に乗り込んだような気がしたのですが、見間違えかなぁ?
ケイコは、「その前に倒したんじゃない?」と言っていますが、僕にはそう見えたんだけどな・・。
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See
you again !
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最強対決!
(AVP2)
(C)
2007 Twentieth Century Fox |
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