こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
ア・イ・シ・テ・ルのサイン
と言えば、誰もが「ブレーキランプ五回点滅」というフレーズが浮かんでくるくらいの国民的名曲「未来予想図」。
このドリームズ・カム・トゥルーの名曲が遂に映画になりました。
ところがっ!
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吉田美和(ドリカム) |
ボーカル吉田美和さんの旦那さんである映像ディレクター、末田健さんが映画公開直前の9月26日に胚細胞腫瘍のため亡くなったのです。まだ33歳の若さででした。
吉田美和さんは、8月上旬に「WONDERLAND」の全国ツアーがスタートすると同時に旦那さんが入院したため、介護を続けながらツアーを行いました。
「どんなことがあってもステージをしっかり務め上げる」と夫に約束した吉田美和さんは、9月23日の最終日まで気丈にステージに立ち続けました。
旦那さんは、妻が大仕事を終えるまで待っていたかのように、その三日後に永眠しました。合掌。
ところで、映画「未来予想図」ですが、ドリカムの名曲をモチーフにして、それぞれの夢を追う恋人たちの姿を描いたハートウォーミングなラブストーリーです。。
それではドミニク、お願いします。
ドミニク こんにちは~試写会大好きドミニクです(^。^)
ア・イ・シ・テ・ルのサイン~わたしたちの未来予想図・・・ドミニクの“音楽からシネマ”の第2弾です。
(第1弾は、シネマアラカルト33「涙そうそう」です。)
今回は、夫が風邪をひいていたので、娘と二人で見に行きましたが、回りはカップルでいっぱいでした。
ハッピーエンドなので、二人で観にいくにはいいですね★
ドリカムの歌をモチーフにしています。
ネタバレしているので、これから観たいかたは映画を観てから読んでくださいね。
大学の自主制作映画で、主人公の宮本さやかが親友に頼まれて花嫁役に抜擢される。
当日、花婿役は盲腸でいきなり欠席。
花婿役の不在に、監督の“みの”が「俺探してくる~!」とその場で走り出し、偶然大学のキャンパスに通りかかった親友の慶太に「お前、暇だろ!」と強引に連れてきてシーン撮影。
いきあたりばったりのこの運命が二人の未来の歯車をまわす・・・
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映画:未来予想図
(C) 2007映画「未来予想図」製作委員会 |
そして、後日、建築家志望の慶太の作る模型の部屋(多分、研究室)に誘う。
さやかと話している途中いきなり慶太がカーテンを閉め、私も主人公のさやかも(ドキッ!)とします。
でも、部屋を暗くして、慶太の設計した星の見える教会の模型に懐中電灯をあてると、星が床いっぱいに広がります。
それを見せながら、「夜空のきれいなところがあるんだ・・・今度行ってみないかな?」と。
(そっちか・・・←期待ハズレ?)
「行きたい!」と言ったさやかを、また後日携帯で誘う。
携帯に電話をかける前、何度も練習する慶太が可愛かったです。
イマドキの若者にしては、清純な恋愛です。
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映画:未来予想図
(C) 2007映画「未来予想図」製作委員会 |
二人でバイクに乗って、初めてのデート。
満天の星空から流れ星。
ほんといいムードでした。
出会って最初の誕生日には「sayaka」と手書きのロゴ入りのヘルメットが。
愛してると声を出すたびに二人のヘルメットは、ぶつかり合います。
さやかは出版社志望も上手くいかず。夢をあきらめてしまいます。
そして、さやかの部屋で、慶太が買ってきた線香花火をします。
(さやかは、この線香花火を忘れられません。←伏線)
そして卒業旅行で、慶太の憧れの場所サクラダファミリアを訪れる。
そこで、日本人唯一の建築家を慶太が発見~!
ファンなんですと工房を訪ねる。
そこで、彫りかけの天使の石の像が。
「いつ完成するんですか?」
「・・・10年後」
10年経ったらまた見ようね・・・と二人は約束します。
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映画:未来予想図
(C) 2007映画「未来予想図」製作委員会 |
さやかは、印刷会社に就職したものの、上司に毎日電話が掛かってきて「居ないって言っといて」と言われ、仕事に悩む。
一方慶太は夢を追いかけ建設事務所で働く。
慶太に車で送ってもらうと、ここでブレーキランプ五回点滅「ア・イ・シ・テ・ル」のサイン。
さやかは夢を諦めきれず、仕事を辞め、再び就職活動を始める。
でも中途の経験ナシなので、そんなに人生、甘くない。
面接官の「夢は叶ったら終わりなんじゃないのか?」に対しさやかは、「叶えて叶えて、もっと叶えます・・・」
でも、面接で面接官の編集長が、メモを取っているかのように見せかけて「へのへのもへじ」を書いていた出版社に就職が決まる。
無事出版社に再就職が決まって夢の第一歩を踏み出し、このまま上手くいくと思った矢先、慶太のスペイン行きが決定。
散々悩んだ挙句、「おれ・・・離れても気持ちがつながっているとは思えない。日本でお前のそばに居たい・・・」と、スペイン行きを諦めようとする。
そして、婚約指輪を渡そうとしたら、「ばっかじゃないの?付き合うならいいけど、結婚するならあんたみたいな給料の安い男と結婚しない!!!」と、さやか。結構、キツイせりふです。
これ言われたら、(特に男性は)みんな傷つくと思います。
でも、これは本心ではなく、慶太の見えないところで、わんわん泣きます。
さやかは、本当に「慶太に夢を叶えてもらいたかった。」・・・愛しているからゆえの言葉でした。
そして、慶太が何度電話を掛けてきても、出ず、携帯の番号も変え、一切の連絡を絶ちました。
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映画:未来予想図
(C) 2007映画「未来予想図」製作委員会 |
でも、心のどこかで慶太を忘れることが出来なくて、そんな時、その花火を見たら恋が叶うという花火師への取材が。
花火師に何度も断られるのですが、さやかが冷め切った家族愛を復活させる橋渡しになり、取材が成立。
母が病院から電話を掛けてきて、「“公衆”で掛けてこないでよ!」と。
(家族には冷たい・・・)
「あんたの雑誌に載っていた靴こっち(実家のある福岡)で、売ってないから買ってきた欲しいなぁと思って~」
「忙しいから切るね!」
どこにでもありそうなやり取りですね(笑)
妹から電話で「お姉ちゃん、お母さん今日手術なんだよ!!!」
母が、「忙しいから切るね!」と娘に言われ、いいそびれていたので、さやかは知りませんでした。
なんかどこの家庭にも起こりそうな話ですね。
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映画:未来予想図
(C) 2007映画「未来予想図」製作委員会 |
母の病気のあと母からの手紙もあり、口に出さなきゃ分からないって事で、後悔しないように1週間の休みを取ってスペインに。
卒業旅行から8年・・・。
再びさやかは、未完成の天使の像の前に立っていた。
「あと2年ですね・・・卒業旅行で見たんです」
~と、卒業旅行で会った日本人の建築家に。
そして、スペインの通りで、たまたま慶太をみかけるさやか。
声を掛けようとしたら、向こうから男の子とそのお母さんらしき人がやってきて、仲良さそうにしている。
(そっか、結婚しちゃったんだ・・・・・・)勘違いするさやか。
慶太も、なんかさやかに似た人の後姿が・・・と気付きましたが、まさかスペインに居るわけないよな・・・と。
でも、慶太は、親友のみのに電話。
「さやか知ってるか?」
「バリバリのキャリアウーマンだよ。ごめん・・・おれ、お前が結婚したって言った」
もちろん「みの」は「さやか」がどういう想いで、慶太を送り出したのか分からない・・・。
でも、慶太に、さやかがどういう思いだったか、ようやくわかる(?)
スペインで、さやかの雑誌の“恋が叶う花火”の記事のHPを慶太が見て、日本へ。
恋が叶う花火がバンバン上がりだし、渋滞に巻き込まれていたみのと慶太。
「慶太行け~!」と、みのは言う。(GOOD LUCK!)
人ごみの中、二人は運命に導かれたかのように花火の下で愛を語りあう・・・・・・。
出会ってから10年、二人は・・・・。
←(うんうん。。)
エンドロールで、みんなの名前がスクロールされたあとお見逃しなく。
最後は、二人の結婚式が行われます。
・・・ほら思ったように叶えられてく♪
これが正真正銘、運命の赤い糸ってやつですね。
なかなかこの運命の赤い糸に巡り会えず、苦戦している人も多いですが・・・。
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映画:未来予想図
(C) 2007映画「未来予想図」製作委員会 |
ドリカムのこの映画のために書いた「ア・イ・シ・テ・ルのサイン~未来予想図」が主題歌になっているのですが、高校生の時、だいぶ未来予想図Ⅱは、聴いたような気がします。
♪ブレーキランプ五回点滅ア・イ・シ・テ・ルのサイン
でも、ドミニクが免許を取ったとき、免許センターで、ブレーキランプ5回も点滅させては駄目だよと言われました。(笑)
現実問題、二人の合言葉にしてなきゃ「ただの、ブレーキ踏みすぎ」ですよね。
きっと何年経ってもこうして変わらぬ気持ちで
居られるのもあなたとならば・・・
きっとこころに描く未来予想図は、
ほら・・・思ったように叶えられてく♪
映画のセリフにもありましたが、夢は強く願えば、叶う(*^_^*)
本当にそうだと思います。
夢は、自分も強く願ってこそ、叶えられると思います。
ドミニクの夢も、次々と思ったように叶えられてくといいです・・・。(祈)
それにしてもサクラダファミリアと言われたとき、どうしてもアダムスファミリーが頭をよぎりました。(笑)
←(おいおい・・・。)
文字数的に同じですが、全然違いますよね・・・。
←(違います。)
二人が結婚出来てよかったよ~と娘がホロリと涙を。
みのりランキングでは、涙そうそうに次いで、良かったそうです。
恋愛モノが、みのりランキングで上位を占めてますが、6歳児に、ちょっと恋は早すぎるんじゃない??
お母さん的に心配でした。
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ア・イ・シ・テ・ルのサイン
~わたしたちの未来予想図~
(映画主題歌) |
ア・イ・シ・テ・ルのサイン~わたしたちの未来予想図 (歌詞)
ちゃんとあなたに伝わっているかな?
ねぇ あなたとだから ここまで来れたの
ねぇ あなたとだから 未来を思えたの
どんな明日を待っているかは誰にも分からない
あたりまえのようにそばにいて
いろんな今日を過ごしてきたの だから
ちゃんとあなたに伝わっているかな?
ふたりの今が昨日に変わる前に
それにしても大学のキャンパスラブみたいな懐かしい設定でした~。
私はその頃、めちゃくちゃバイトに燃えてたな~と。
もはやラブラブではないですが、着々とわたしたちというか「私の未来予想図」を叶えてます(笑)
/// end of the “cinemaアラカルト49「未来予想図」///
(追伸)
岸波 10月6日からの映画公開に先立ち、「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」の完成披露試写会が10月3日に、東京・青海のZepp Tokyoで行われました。
この試写会には、主題歌を手掛けたドリカムもサプライズ・ゲストとしてライブを行う予定でした。
しかし、冒頭に述べたように、吉田美和さんの旦那さんが亡くなったので出演を見合わせることになりました。
このため、主演の松下奈緒(さやか役)さんは、喪に服して黒いドレスで登場。
目に涙を浮かべながら、「ただただびっくりしました。1人のファンとして、この映画を大切にしていきたい。いつか吉田さんの歌声をまた聴きたいです」と述べたそうです。
それにしても、この女優さん、顔の目鼻立ちが大きくて、そのあたり、吉田美和さんと共通するところがありますね。
目鼻立ちがはっきりしているので、20代と言われればそう見えるし、30代と言われればそういうふうに見えてくる不思議な女優。(本当は22歳)
20代と30代のさやかを自然に演じ分けていたという評判です。
映画の成功を祈ってます!
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See
you again !
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完成試写会で喪に服した
松下奈緒さん(さやか役)
(中央) |
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To
be continued⇒ “cinemaアラカルト50” coming
soon!
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