こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
いまだからこそ、できることがある。
僕は現在、通信another
world.の執筆にかかりきり・・・。
こんな時に頼りになるのは、やっぱり元気娘のドミニク嬢!
ということで、今回ドミニクが見てきた映画は青春野球映画「バッテリー」です。
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ピッチャーの巧
(林遣都)
(C)2007
「バッテリー」製作委員会 |
「バッテリー」といえば、1996年にあさのあつこ原作で刊行され、その後世代・性別を超越し、あらゆる人を夢中にさせて大ベストセラーとなりました。
現在、累計380万部を突破する驚異的な売上げを記録しています。
さて、どのように映画化されているのか?
それではドミニク、お願いします!
ドミニク こんにちは★
「青春」まっ盛りの映画で、気持ちだけ若返ったドミニクです。
今回は、邦画の試写会に行ってきました。
「バッテリー」は、試写会の年齢層の中で、若い方が圧倒的に多かったです。
内容も青春そのものでした。
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豪と巧
(豪:山田健太)
(C)2007
「バッテリー」製作委員会 |
試写会でいつも思うのですが、その映画によって当たる年齢層ってありますね~。
さて、映画のテーマは、家族。そして、青春。
「木村家の人びと」(今でも記憶に残っているのですが、家族みんなで驚くほどありえない節約に励んで、お金を貯めて、最後は、そのお金を、ボケたおばあちゃんがざるそばを大量に出前注文。
家族が、そばをすすって…(笑)で終わりの映画。
それと、「お受験」で独特な家族を描いた滝田監督が、今回も独特の家族を描いてくれました。
バッテリーでは、弟が病気で体が弱い&友人や家族との衝突・葛藤します。
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バッテリー
(C)2007
「バッテリー」製作委員会 |
累計400万部を超えるベストセラーがついに映画化で800万部売上に到達。
ということもあって、会場は若さに溢れていました。
今回は、野球少年?(下は3歳くらいから)試写会にきていました。
ドミニクは、劇場へ応募して当選です。
主人公・原田巧(はらだたくみ)は、弟の病気もあって、中学入学前の春休み、空気の綺麗な母の実家である岡山県新田市に引っ越します。
そこで、巧の事を知っていて話しかけてきた、豪とバッテリーを組むようになります。
最初は子分みたいな2人を従えて、怪しいキャラの豪ですが、体は大きいけど、とても親切で温厚です。
永倉病院の跡取り息子として、一時は野球を母に猛反対されますが、巧の「野球は、やらせてもらうんじゃない!やるものだ!!」で、その母も改心します。
最初巧は、傲慢でとがったキャラクターです。
ハーフっぽい目や白い肌が、いいですね。
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バッテリー
(C)2007
「バッテリー」製作委員会 |
一般公募で選ばれたとは、意外です。透明感が出ていましたし、ほかの役を演じた事がないので、先入観やほかのイメージがなくクリアな形で観ることができました。
新田東中に進んだ巧と豪は野球部へ。
戸村 真(通称、オトムライ←とむらなので)は、風紀&野球部のコーチ・・・
最初は、いただけないキャラでしたが、実は、巧のおじいちゃんの教えていた野球部の高校球児。
運動部らしいキャラです。
先輩の前でも先生の前でも言いたいことを言う巧に腹を立てた野球部で風紀委員の3年の先輩からリンチされます。
その現場でたまたま巧がやられるのを怖くて待っていた友達が、「おれも共犯…」みたいな感じになってしばらく学校を休む。
一大決心して、顧問の戸村先生に告げ口をしようと職員室に行ったら!!!
その現場をリンチしていた犯人の先輩に見られ、戸村先生が来る前に、別の場所へ連れ去られ、リンチされる。
クラスメイトのテニス部の繭ちゃんが、今度はそれをみていて、みんなで探しに行く。
発見した戸村先生と先輩は掴み合いに。
戸村先生が怪我して、救急車・・・。
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バッテリー
(C)2007
「バッテリー」製作委員会 |
先輩は、「受験の為に風紀委員になり、内申の為に野球部に入り…苦労したのに、1年のくせに言いたいこと言って、やりたいことやって、(巧は)生意気な!」みたいな流れです。
野球部でリンチがあったので、野球部は、活動停止処分。
どうにか野球をやろうと部員と戸村先生は、繭を通じて、繭のいとこの門脇(名スラッガー)を含む、強豪校・横手2中に試合を申し込む。
だけど、強豪横手2中の試合に完敗。
彼の球を受け切れなかった豪は、彼の実力に釣り合わないのでは?と、実力不足を実感。
そんな豪をみて、巧も戸惑う。
「打てないけど、キャッチャーも取れないんじゃな~」
と横手2中の選手に言われたのが、決定的ですね。
その通りだけど、そういわれて2人のチームワークがぼろぼろに。
バッテリー一時は解散を迫られますが、周りの友達の力も加わり、巧と豪は、バッテリーをまた組むようになります。
二人のコンビは、いいですね~。
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バッテリー
(C)2007
「バッテリー」製作委員会 |
弟の青波(せいは)も、野球を始め、父の広(ひろし)も野球を始めます。
あからさまに、兄より弟を溺愛する母・真紀子に天海祐希さんです。
最後は、巧と母は、向き合います。
内容は、濃かったですね。
結局は、どうにかなるけど、決して映画だからという話しではないです。
実話といっても、おかしくないくらい完成度の高い児童書です。
漫画版のバッテリーの学校はどうやら福島市の学校が、モデルとして描かれているとか。
(野田のヨークタウンの書店で宣伝を発見しました)
「作者が通っていたのか?たまたまきたのか?は不明ですが…。」と書いてありました。
漫画も小説も読まずに挑んだドミニクでしたが、とても、青春を思い出しました。
これは、感動しました。話しも、くすっと笑えたり飽きませんでしたよ。
中学生の若々しい姿でリフレッシュしました。
全体的には、
1クラブ活動
2反抗期(肩を触るとキレる)
3片思い(繭から→巧へ)
4プライド
5友情
~という流れです。
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バッテリー
(C)2007
「バッテリー」製作委員会 |
娘は、グローブを被っているのが面白かったと、所々、笑っていました。
娘だけでなく、会場から笑い声が聞こえるのも試写会ならではです。
今回のバッテリーは、特に中学生におすすめですネ!
/// end of the “cinemaアラカルト40「バッテリー」///
(追伸)
ドミニク
豪役の山田君は、15歳。
テレビ「大奥の第1章スペシャル」にも登場。
バッテリーとは、かけはなれた役ですヨ。
目力があってこれから、出てきそうです。
巧役の林君は、16歳。
3000人のオーディションで選ばれました。
爽やか青年でした!
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See
you again !
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巧の家族
(in バッテリー)
(C)2007
「バッテリー」製作委員会 |
eメールはこちらへ または habane8@ybb.ne.jp まで!
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To
be continued⇒ “cinemaアラカルト41” coming
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