こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

　大丈夫。
　気づかないうちに、守られてるから。

　ところで、「人生の傍らには必ず“懸賞”があった」といえばこの人・・・

　そうです、我らがドミニク嬢！

　その彼女、「夢見る懸賞生活」にも書いていますが、懸賞で映画観賞券がどんどん当たるものですから、家族で映画も見まくっているのです。

幸福な食卓 （北乃きい） (C)「幸福な食卓」ASSOCIATES

　そんなドミニクから、またもcinemaアラカルトへの投稿です。

　今回の映画は、北乃きいちゃん主演の「幸福な食卓」とCGアニメ「モンスターハウス」です。

　それでは“ドミニク”、お願いしまーす！

 

ドミニク

葉羽さんへ

　その都度書かないと忘れてしまいますね。（反省）

　でも、ちょっとだけ書いてきました。

　昨日の「天国は待ってくれる」が一番面白かったです。

　（「どろろ」には負けるけど・・。）

　ということで・・・。

　

１　「幸福な食卓」

　妹尾まいこのベストセラー小説を映画化。

　ある家族の崩壊と再生の奇跡を描いたもの。少女の視点から語られます。

　主人公・佐和子（北乃きい・１５歳）は、父と兄と暮らしていた。

　母（石田ゆり子）は、家を出てしまい別居している。

　食卓を囲み、そこで、いきなり、とうさん（羽場裕一）のセリフ・・・「父さんは、今日で、父さんを辞めようと思う」は衝撃的。

　教師だった父が、父を辞めるんです。

幸福な食卓 (C）「幸福な食卓」ASSOCIATES

　父さんも父さんを辞め、頭のいい兄は急に農業に走り、母は別居。

　家族がバラバラ。そんな原因を作ったのは、父の自殺未遂事件。

　そんなバラバラの家族を、転校生の勉学（べんがく）君が救います。

　自分もサバが嫌いなのに佐和子の為に食べてあげたり、佐和子が塾に自転車通学だと分かると、電動自転車を両親にねだって買ってもらって、一緒に通学したり。

　ドミニクとしては、青春プレイバックでした。

　マックとかのバイトより、新聞配達で稼いだ方がおまえ好きそうだから…とクリスマスプレゼントのために一生懸命バイトします。

勉学くん（右） (C）「幸福な食卓」ASSOCIATES

　お金持ちの坊ちゃんなのに、精一杯、佐和子を変えてくれます。

　受験でも、同じ高校を受験します。

　最初は心を開かなかった佐和子でしたが、だんだん惹かれていき、付き合きあっていましたが…。

　勉学君は本当に頼りになる存在です。

　キスシーンもありました。

　後日談で、羽場裕一さんがテレビで、「『父さんは、今日で、父さんを辞めようと思う』というセリフだったから、女装させられるのではないか？」と不安だった事を明かしてくれました。

　北乃きいちゃんは、「勉学君は役者としても実際でも年上で、キスシーンのあと気まずくなるのではないか？」と不安だったそうです。

幸福な食卓 (C）「幸福な食卓」ASSOCIATES

　真面目に作った映画で、丁寧に仕上がっていると思います。

　ただ、ひとつ言わせてもらうと、「幸福な食卓」ではないと思います。

　主人公は、父親に「死にたい人が死なないで、なんで、死にたくない人が死ぬのよ！」的なきついセリフを叩き付けます。

　「幸福な食卓」を作ろう！ということなのかしら・・。

佐和子 （北乃きい） (C）「幸福な食卓」ASSOCIATES

　

２　「モンスターハウス」

　向かいの家のおじいさんは、見ようによっては、ロード・オブ・ザ・リングのスメアゴルにも若干似ています。（笑）

　一見、頑固ジジイ（言葉悪いですが）に見えて、青年時代、心優しい男性で、見世物小屋の女性と愛し合い家を建て始めるんです。

　それが、昔の「モンスターハウス」になる以前のおじいさんのお家。

　そこに、近所の子供たちが、石を投げたりいたずらをしたり。

　怒った女性は、子供たちに憤慨し、勢いで足を滑らせ、建設中の自宅の中に落ちて亡くなってしまいます。

　家がなぜ、モンスターハウスになったのか？というと、その点だと思われます。

モンスターハウス (C）2006 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

　「もしも、近所の子供たちが、石を投げつけたりしなければ…。」

　いまもまだ、女性と仲良く暮らすアットホームな家庭だったのかもしれません。

　おじいさんの悲痛な叫びが聞こえてきます。

　話の流れとしては、アニメとしては、面白かったと思いますが、大人向けアニメという感じがしました。

　最後は、モンスターになってしまった自宅を子供たちが焼き払い、その家から、成仏できていなかった幽霊の女性の魂が出てきて、おじいさんとダンス。

　その後、女性の魂は成仏して、近所の子供たちから、巻き上げたおもちゃをおじいさんと子供たちは、返却するという、ハッピーエンドです。

　内容としては後腐れないというか、この結末以外考えられないと感じました。

　リアルタッチでしたが、途中コメディ？と思わせるネタがあり、面白かったです。

　　　by ドミニク

モンスターハウス (C）2006 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

葉羽

　「ちょっとだけ書いてきました」と言いながら、あっという間に原稿が届きました。

　恐るべし、ドミニク嬢のスピード！　（朱雀RSも真っ青）

　でも、不思議ではありませんか？

　何がって、ドミニは最初のところで、「昨日の「天国は待ってくれる」が一番面白かったです。」と書いていますよね。

　そうなんです・・・実はこれが前半部分で、あと三本分のレヴューが同時に届いているのです。

　ということで、残り三本も引き続きアップしますので、乞うご期待！

　

/// end of the “cinemaアラカルト37「幸福な食卓」＋１///

　

（追伸）

岸波

　今回の追伸では、「幸福な食卓」に主演した北乃きいちゃんのプロフィールをご紹介します。

芸名 北乃きい

誕生日 1991年3月15日

星座 うお座

出身地 神奈川

血液型 O型

身長 155cm

デビュー作品 ミスマガジン2005グランプリ

趣味 お買物　バレエ

特技 ピアノ　モノマネ

代表作品
・開運音楽堂 （TBSテレビ） レギュラー（2005）
・純情きらり （NHKテレビ） 長女笛子役（幼少期）（2006）
・幸福な食卓 （映画） 主演中原佐和子役（2007）

　最近では、受験生のお守りとして人気の「きっとサクラ咲くよ！」 のキットカットのCMでもお馴染みですね。

 

　では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !

キットカット （北乃きい＆鈴木杏）

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To be continued⇒　　“cinemaアラカルト38”　coming soon!

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