こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
イタリア映画空前のスケールと迫力を誇る
娯楽アクション超一級の巨篇!
これは1966年公開、ダミアーノ・ダミアーニ監督の『群盗荒野を裂く』のキャッチコピー。
今回は、カリスマ彰の当番でございます。
ということで、カリスマ彰、よろしくお願いします。
冬休みに入った。TV録画していた映画を見て過ごしている。
消去していかないと、録画キャパが無くなってしまう(笑)。
ということで、まず映画「群盗荒野を裂く」(1966年 ダミアーノ・ダミアーニ監督 1時間58分)。
もう55年前の映画だが、全く古びていないサパタ・ウエスタン(メキシコ革命をテーマにしたウエスタン)の大傑作だ。
まず日本題名が凄い!
昭和の匂いが充満しているが、今の若い連中には考えもつくまい。原題は、「俺は誰?」という意味らしいが。
そしてメキシコ政府軍から銃を奪って、革命軍に銃を売っている群盗の親玉チュンチョ役のジャン=マリア・ヴォロンテが超抜の演技。
悪党なのに憎めない野生児にして祖国メキシコを愛する男の中の男を見事に演じている。
ヴォロンテは「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」の2本に出演して頭角を現したが、「マカロニ・ウエスタンはコリゴリ」と言いながら、サパタ・ウエスタンに主演したのは、ヴォロンテが進歩的な共産主義だかららしい。
その後は、エリオ・ペトリ監督の「殺人捜査」「悪い奴ほど手が白い」など腐敗する権力を描いた映画やマフィア映画の「コーザ・ノストラ」などに出演して、1994年に撮影中のギリシャで心筋梗塞で61歳の人生を終えた。
チュンチョの弟役にクラウス・キンスキーが出演している。
クラウス・キンスキー
チュンチョに拾われるアメリカ人(ルー・カステル)が重要な役を演じる。
また群盗団の紅一点のアデリータ役のマルティーヌ・ベズウィックはジャマイカ出身のモデルだった女優で「007ロシアから愛をこめて」「007サンダーボール作戦」に出演していた。
とにかく、なかなか良くできたサパタ・ウエスタンである。
◆allcinema ONLINEの解説から引用
メキシコ政権がいまだ動乱のさなかにあったころ、革命軍に与する夜盗の群れがいた。彼らは政府の輸送列車を襲い、武器を奪って革命軍のもとに届けようとした。襲撃の際、彼らは一人のアメリカ人と出会う。アメリカ人は彼らの活動に味方して、革命軍のアジトまで同行したが……。動乱のメキシコを舞台にしたアクション活劇。 |
/// end of the “cinemaアラカルト286「サパタ・ウエスタンの大傑作「群盗荒野を裂く」でヴォロンテの名演に大喝采!」”///
(追伸)
岸波
う~ん、大傑作なのか・・全然知らない。
同じ1966年、ジョージ・シャーマン監督の『荒野の群盗』なら、リアルタイムで劇場で観たんだがなぁ。
記憶がおぼろげだが、あれは主人公が最後に撃ち負けて死んでしまうどうしようもない駄作だった気が。
思い出した・・高校の頃は、その『荒野の群盗』と『アンツイォ大作戦』と『貴族の巣』が生涯三大駄作だと吹いていたような気がする。(まだ、高校生なのに生涯・・笑)
やっぱり、ジュリアーノ・ジェンマかフランコ・ネロかクリント・イーストウッドのマカロニ・ウエスタンだな、僕は。
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !
eメールはこちらへ または habane8@ybb.ne.jp まで!
Give
the author your feedback, your comments + thoughts are always greatly appreciated.
To
be continued⇒ “cinemaアラカルト287” coming
soon!
<Back | Next>
|