こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
笑いの仮面をかぶれ
これは2019年公開、トッド・フィリップス監督の『ジョーカー』のキャッチコピー。
cinemaアラカルト、2022年の一発目はカリスマ彰の順番で幕を開けます。
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ジョーカー
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics
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ということで、元々のブログ・タイトルは以下の通り。
1 発狂して悪の権化になる男を描いた理解不能の映画「ジョーカー」
2 殺人鬼を描いた殺人シーンのない不思議なコメディタッチ映画「テッド・バンディ」
ではカリスマ彰、よろしくお願いします。
岸波さま 次回シネマアラカルト2本送ります。よろしくお願いします。
◆「ジョーカー」(2019年 トッド・フィリップス監督 2時間2分)
本当の悪は笑顔の中にある
TV放映されていた映画「ジョーカー」(2019年 トッド・フィリップス監督 2時間2分)を見た。
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ジョーカー
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics
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「バットマン」の敵であるジョーカーの生い立ちを描いた「外伝」というヤツで、アカデミー賞主演男優賞(ホアキン・フェニックス)を受賞した話題作である。
吹き替えでみたが、ん〜どうなんだろう?寝たきりの母親と暮らす道化師の仕事で食いつないでいるツイてない男がある日発狂して、悪の権化に変身する話だ。
なんともやりキレない話で、死刑になるために大量殺人を犯す最近の日本の若き狂人たちの精神構造と同じなのだろう。
なんとも見るのが辛い映画だ。どういう観点から評価されたのか全く分からない。私的には、不気味なワースト映画だ。
「タクシー・ドライバー」(1976年)との類似性が言われるがちょっと違うように思う。
この映画のアメリカでの爆発的ヒットも不気味だ。
◆allcinema ONLINEの解説から引用
いわゆるアメコミが原作の作品としては史上初となるヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞の快挙を果たした衝撃のサスペンス・ドラマ。DCコミックスのバットマンに登場する最強最悪の悪役“ジョーカー”に焦点を当て、コメディアンを夢みる心優しい男アーサー・フレックが、いかにして社会から切り捨てられ、狂気の怪物へと変貌を遂げていったのか、その哀しくも恐ろしい心の軌跡を重厚な筆致で描き出す。主演は本作の演技が各方面から絶賛された「ザ・マスター」「her/世界でひとつの彼女」のホアキン・フェニックス。共演にロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ。監督は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス。
大都会の片隅で、体の弱い母と2人でつつましく暮らしている心優しいアーサー・フレック。コメディアンとしての成功を夢みながら、ピエロのメイクで大道芸人をして日銭を稼ぐ彼だったが、行政の支援を打ち切られたり、メンタルの病が原因でたびたびトラブルを招いてしまうなど、どん底の生活から抜け出せずに辛い日々を送っていた。そんな中、同じアパートに住むシングルマザーのソフィーに心惹かれていくアーサーだったが…。 |
◆「テッド・バンディ」(2019年 ジョー・バーリンジャー監督 1時間49分)
極めて邪悪、
衝撃的に
凶悪で卑劣
TV録画していた映画「テッド・バンディ」(2019年 ジョー・バーリンジャー監督 1時間49分)をみた。
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テッド・バンディ
(C)2018 Wicked Nevada,LLC
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30人以上の女性の暴行殺人で死刑になった全米史上最悪の殺人鬼テッド・バンディ(ザック・エフロン)を映画化している。
なかなかのハンサムガイでIQ160で弁舌爽やかな好青年が何故?という映画で、テッドと接触した女性で殺されなかったシングルマザー(リリー・コリンズ)とテッドの子供を産んだ女性(カヤ・スコデラーリオ)を中心に展開して、何故か殺人シーンは皆無という不思議な映画。
コメディ映画とも言えるタッチである。
リリー・コリンズとザック・エフロン 後半には、テッド・バンディ本人を撮った映像も紹介されている。
ジョン・マルコヴィッチが裁判官役で相変わらずの怪優ぶりを見せている。
とにかくキツネにつままれたような不思議な映画である。
◆allcinema ONLINEの解説から引用
「ハイスクール・ミュージカル」「セブンティーン・アゲイン」のザック・エフロンが、30人以上の女性を殺害した稀代の連続殺人鬼テッド・バンディを演じる実話ドラマ。彼の長年の恋人だったエリザベス・クレプファーの回顧録を基に、テッド・バンディの優しい一面しか知らず彼との温かな思い出だけが残るヒロインの視点から、裁判で徐々に明らかとなるその悪魔の所業に衝撃を受けながらも、完全には疑うことができないヒロインの揺れ動く姿を、バンディが女性たちを惹きつけた“邪悪な魅力”とともに描き出していく。ヒロインのエリザベス(リズ)役はリリー・コリンズ。共演にカヤ・スコデラーリオ、ジョン・マルコヴィッチ。監督はテッド・バンディのドキュメンタリー「殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合」も手掛けている「ブレアウィッチ2」「メタリカ:真実の瞬間」のジョー・バーリンジャー。
1969年、ワシントン州シアトル。シングルマザーのリズはバーで出会ったハンサムな男性テッド・バンディと恋に落ち、やがてリズの幼い娘モリーと3人で幸せな家庭を築いていく。しかし1974年、若い女性の行方不明事件が多発していることが新聞で報じられ、その後テッドは誘拐未遂の容疑で逮捕される。テッドの犯行を伺わせる状況証拠が次々と明らかになっていく中、無実を訴える彼の言葉を信じ続けるリズだったが…。 |
/// end of the “cinemaアラカルト284「ジョーカー+テッド・バンディ」”///
(追伸)
岸波
『ジョーカー』はやはり『バットマン』に登場した最凶の悪役ジョーカーの前日譚として見る人が多いんじゃないかな。
『テッド・バンディ』の方は、聞けば聞くほど不思議な映画だね。描かれる家庭の風景はホームドラマそのもののように思えるし、「正体が暴かれるサスペンス」という要素も確かにあるんだろう。
ただ、サスペンスを見たいと思って見る人にとっては、じれったいのじゃないかな?
どういうスタンスで見るかによって、評価が分かれそうな作品だね。
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !
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テッド・バンディ
(C)2018 Wicked Nevada,LLC
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