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「Glidin'」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2021.12.4】
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 革命的映像!
 極限のサバイバル!
 衝撃と感動の90分!

 これは2013年の公開映画『ゼロ・グラビティ』のキャッチコピー。今回はカリスマ彰の当番です。

 で、これはcinemaアラカルトその153で森明緒ちゃんが書いた『ゼロ・グラビティ』と二回連続の被り。でも、彰本人は、そのことに気づいていないようでありますが(笑)

 あの時の「追伸」で、僕は主人公サンドラ・ブロックの『一人芝居』が絶妙と表したのですが、はどう見たか?

ゼロ・グラビティ

(C)Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 ということで今回は、カリスマ彰による「悪くはないが、そんなに評判になるのか?そんなに高評価するか?と思う映画2本」。

 元々のブログ・タイトルは以下の通り。

1 そんなに高評価しなくてもいいと思うがまあ傑作と言っていい映画「ゼロ・グラビティ」

2 ありそうでなかった映画「ボヘミアン・ラプソディ」だが薄っぺらい部分も気になる

 ではカリスマ彰、よろしくお願いします。

岸波さま 悪くはないが、そんなに評判になるのか?そんなに高評価するか?と思う映画2本 を送ります。

◆「ゼロ・グラビティ」(2013年 アルフォンス・キュアロン監督 1時間31分)

 宇宙の
 暗闇を
 生き抜け

 昨夜(11月9日)、録画しておいた映画「ゼロ・グラビティ」(2013年 アルフォンス・キュアロン監督 1時間31分)を見た。

 原題は「グラビティ」であるが、これは邦題がお見事。

ゼロ・グラビティ

(C)Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 NHKBSなのだが、なんと珍しく吹き替えだった。

 画面が翻訳に邪魔されないし、なるほど画面スピードも早いので、確かに吹き替えもありかなとは思う。

 監督賞を始めアカデミー賞7部門を受賞した。

 やっとTV放映された(初放送は2016年 フジTV)ので 期待していた。タランティーノ、スピルバーグ、キャメロン、エドガー・ライトなどの映画監督を始めとして、絶賛の嵐なのだが、TVで見たせいなのか、面白かったし、撮影など大変な工夫がある傑作と言っても間違いではない映画だけれども、そこまで褒めるかなあというのが正直な感想だ。

 サンドラ・ブロックはピッタリのキャスティングだな。ジョージ・クルーニーはどうかしら?宇宙飛行士という柄じゃないよ(笑)。

 なんとミッション・コントロールの声だけの出演でエド・ハリスが起用されている。

 1時間31分という短い上演時間が成功の要因のひとつだが、かなり説明不足の 個所もある。 まあ見ても、後悔するような映画ではない。

◆allcinema ONLINEの解説から引用

 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「トゥモロー・ワールド」のアルフォンソ・キュアロン監督が無重力(ゼロ・グラビティ)の宇宙空間を舞台に贈るSFサスペンス。スペースシャトルで船外活動中に予期せぬ事故で宇宙空間へ放り出され、救助も期待できない絶望的状況で漂い続ける2人の宇宙飛行士の運命を、無重力の世界を圧倒的な臨場感で再現した3D映像でスリリングに描く。出演はサンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー。

 地上600kmの上空で地球を周回しているスペースシャトル。今回が初めてのミッションとなる女性エンジニアのストーン博士は、ベテラン宇宙飛行士コワルスキーのサポートを受けながら船外での修理作業に当たっていた。その時、ロシアが自国の衛星を爆破したことが原因で大量の破片が軌道上に散乱し、猛烈なスピードでスペースシャトルを襲う。衝撃で漆黒の宇宙へと放り出された2人は互いを繋ぐ1本のロープを頼りに、絶望的な状況の中、奇跡の帰還を信じて決死のサバイバルを繰り広げるが…。


◆「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年 ブライアン・シンガー監督 2時間14分)

 伝説のバンド<クイーン>
 彼らの音楽を唯一超える
 <彼>の物語ーーー。

 録画していた映画「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年 ブライアン・シンガー監督 2時間14分)を見た。

 6月にTV(日本テレビ)初放送(吹き替え)されたのを録画していた。

ボヘミアン・ラプソディ

(C)2018 Twentieth Century Fox

 ロックバンドのクィーンの誕生とその中心的存在だったフレディ・マーキュリー(1946〜1991)の生き様と死に様を扱った映画。全世界で爆発的ヒットした。

 フレディ・マーキュリー役のラミ・マレック ファッション的には、1970年代のロンドン・ケンジントン・マーケットで大人気だったブティックの「BIBA」の店員だったメアリー・オースティン(ルーシー・ボイントン)がフレディの恋人になるのが注目だ。

 フレディ自身もケンジントン・マーケットで古着を販売していたという。

 フレディはゾロアスアター教徒ペルシャ系移民(インド人)として移民差別を受け、デビューしてからはレコード会社EMIの重役と衝突して独立、またセクシュアリティがゲイであることに気付き、これによりエイズに罹患し死去する。

 この映画は、そうしたフレディの音楽映画かつ伝記映画になっている。

 なるほどありそうでなかった映画で、ヒットは当然かもしれない。

 また伝記映画としては、ゲイ&エイズ死という映画があまりないだけにウケたのかもしれない。

 ただ描き方にはかなり薄っぺらい感じがする部分もある。爆発的ヒットは分かるが、映画的にはどうなのだろうか。

 またクィーンやフレディのファンはこの映画を歓迎しているのだろうか。

◆allcinema ONLINEの解説から引用

 伝説のバンド“クイーン”の栄光と知られざる苦闘の物語を、リード・ヴォーカル、フレディ・マーキュリーの短くも壮絶な人生を軸に描き出した感動の音楽伝記映画。バンド・メンバー、ブライアン・メイとロジャー・テイラーの全面協力の下、バンドの誕生から、今なお語り継がれる“ライヴ・エイド”での奇跡の復活までが、全編を彩るクイーンの名曲の数々をバックに、自らのコンプレックスと格闘し続けたフレディ・マーキュリーの愛と孤独とともにドラマチックに描かれていく。主演はTV「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」のラミ・マレック。共演にルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。なお実際には、ブライアン・シンガー監督は撮影最終盤に降板しており、製作総指揮にクレジットされているデクスター・フレッチャーが後を引き継ぎ完成させた。

 複雑な生い立ちや容姿へのコンプレックスを抱えた孤独な若者フレディ・マーキュリーは、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、バンド“クイーン”を結成する。この個性的なメンバーの集まりは、互いに刺激し合うことで音楽的才能を開花させていき、常識にとらわれない革新的な名曲を次々に生み出していく。そしてついに、ロックとオペラを融合させた型破りな楽曲『ボヘミアン・ラプソディ』が完成する。しかし6分という当時としては異例の長さに、ラジオでかけられないとレコード会社の猛反発を受けるフレディたちだったが…。

 

/// end of the “cinemaアラカルト280「悪くはないが、そんなに評判になるのか?そんなに高評価するか?と思う映画2本”///

 

(追伸)

岸波

 結果、『ゼロ・グラビティ』に関しては、サンドラ・ブロッグの演技を褒めているので同じ感想でした。

 一方の『ボヘミアン・ラプソディ』については、僕が観たいと思うタイプの映画ではなかったし、そもそもロックにもゲイにも興味を持ったことがないので語る資格なし(笑)

 まあ、ビートルズは別格なんですけれどもね。

 

 では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !

ゼロ・グラビティ

(C)Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト281” coming soon!

 

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