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「Glidin'」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2021.10.23】
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 人間って、なんて面白いんだろう。

 これは1981年公開、森田芳光のデビュー映画『の・ようなもの』のキャッチコピー。

 森田監督は2011年にB型肝炎で亡くなったが、生きていたとすれば今年70歳ということで、生誕70周年記念プロジェクト「森田芳光 70祭」と名付けた全監督作品コンプリート・ブルーレイBOXが12月20日に発売される予定。

の・ようなもの

森田芳光/1981年(1時間43分)

 今週のご紹介は、森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』に関するブログ二本。そのタイトルは以下の通り。

1 森田芳光のデビュー映画「の・ようなもの」はなかなかの傑作だった

2 伊藤克信がNHKEテレの「デザイントークプラス」のMCに?!

 ではカリスマ彰、よろしくお願いします。

岸波さま シネマアラカルト用2本送ります。2本目は映画にでていた伊藤克信関連です。編集して1本にして下さい。よろしくお願いします。

1 森田芳光のデビュー映画「の・ようなもの」はなかなかの傑作だった

  TV(日本映画専門チャンネル)で森田芳光70祭(生きていたら70歳)記念ということで森田芳光(1951.1.25〜2011.12.20)作品が特集されている。

 それにしても残念な早逝(B型肝炎)をしたものである。

 それでデビュー作品と言っていい「の・ようなもの」(1981年 1時間43分)を見た。

の・ようなもの

森田芳光/1981年(1時間43分)

  この映画初めて見るが、落語家の卵を世界を描いたコメディ映画としては最初の存在だろうなあ。主役の伊藤克信が一世一代の名演だ。

 そして秋吉久美子がこれもほぼ素のママじゃないかという名演。仕事終わった後のゴムマットの洗い方なんか本当にこの仕事をやったことがあるんじゃないかと思うほどだ(笑)。

  伊藤克信の兄弟子役の尾藤イサオ(77歳)はまだ生きているが、何してんだろうか。でんでん(71歳)はあまり変わらないなあ。

 春風亭柳朝、入船亭扇橋、女子高生の父親役で登場する将棋の芹沢博文と母親役の加藤治子はもう亡くなってしまっている。そりゃそうだ。もう40年前の映画だ。

  とにかくこの映画が公開された1981年が青春時代だった人間には懐かしいなんてもんじゃない映画である。

 団地が出てくる後半やや間伸びするのが残念だが、なかなかの傑作と言っていいだろう。

 この映画をリメイクした「の・ようなもの のようなもの」(2016年 杉山泰一監督 1時間35分)があるが、松山ケンイチと北川景子のコンビのコメディ映画って見たくないよ。

「の・ようなもののようなもの」

◆映画.comの解説から引用

 修行中の二つ目落語家の若者は、23歳の誕生日に初めてソープランドへ行き、エリザベスと出会う。彼女はペンギンブックスを読むインテリ女だった。そんな時、落研の女子高生がやってきて、若者はそのなかの一人が気に入る。

 落語家とソープ嬢、女子高生の恋物語を軽やかに描いた森田芳光の劇場用映画デビュー作。


2 伊藤克信がNHKEテレの「デザイントークプラス」のMCに?!

 何気なくTVをつけたら、NHKEテレの「デザイントークプラス」で、伊藤克信(1958.6.27〜)が出演していた。

 ナガオカケンメイにインタビューしている。

 なかなか洗練されているし、知的ですらある。

 何よりあの栃木ナマリがないのだ!いやあ、人間変われば変わるもんだと感心していたが、なんか変だな? と、思って番組案内を見ると、このMCはなんと アンドレア・ポンピリオ(1969.12.18〜)だった。

 3日前に伊藤克信が主役の映画「の・ようなもの」(1981年)を見たせいで間違えた! こっちが最近の伊藤克信のポートレート。

 あまり映画やTVでは見かけないが、活動は競輪評論家がメインになっているようだ。

 日光の実家の旅館を継いでいるという記述もある。

 それにしても似てるよ、この2人は。

 

/// end of the “cinemaアラカルト274「森田芳光のデビュー映画「の・ようなもの」はなかなかの傑作だった”///

 

(追伸)

岸波

 この映画の中で、秋吉久美子扮するソープ嬢エリザベスが志ん魚(しんとと)に「アル・パチーノに目が似てる」と言うシーンがありました。

 若い時からバタ臭い風貌だったので、アンドレア・ポンピリオに似てるのもうなづけます。

 それにしても秋吉久美子は魅力的ですね。彼女と僕ら(岸波とカリスマ彰)は同じ福島県出身で同い年。

 彼女の父親は元福島県職員だったので、僕は同僚だったワケです。

 どこかで一つ間違えば、僕と秋吉久美子はもしかして今頃・・ナイナイ、そんなこと!(笑)

 

 では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !

角川シネマの限定上映記念イベントにて

(杉山泰一助監督、秋吉久美子、伊藤克信)

eメールはこちらへ   または habane8@ybb.ne.jp まで!
Give the author your feedback, your comments + thoughts are always greatly appreciated.

 

To be continued⇒  “cinemaアラカルト275” coming soon!

 

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