こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
愛でしか、救えない。
転勤して以来、殺人的に忙しい日々が続いていて、平日はもちろん週末もへばっていたので、中々、鑑賞した映画のバックナンバーについて紹介する暇がありませんでした。
でも、こういう時に頼りになるのは、やはり通信の仲間達。
ということで、今回のcinemaアラカルトを投稿してくれたのは、何とあの「夢見る懸賞生活」のドミニク嬢です!
|
LIMIT OF LOVE 海猿
(C)2006 フジテレビジョン・ROBOT・ポニーキャニオン・東宝・小学館・FNS27社 |
え? どうしてドミニクさんが・・って?
それは・・・
もちろん・・・
「懸賞」で映画が当たったからです!(きっぱり)
ということで、ドミニク嬢のcinemaアラカルト「LIMIT OF LOVE 海猿」の始まりはじまり・・・。
ドミニク
久しぶりに、映画の招待券が2枚当選!
しかし、ワーナーマイカルとフォーラム・・・普通なら、お金を足して2作品観る所ですが、当たる度そんな事をしていたらきりがないので、夫婦別々で、同じ時間帯で観る事にしました。
←(ええー! 非凡な発想だね!)daddy
海猿はドラマと映画を全作品観たので、お互い別の場所で、役になりきっていました。
←(そうゆートコも、また凄いです。)
|
LIMIT OF LOVE 海猿 |
海猿を知らない方に一言で説明すると、海上保安庁勤務・「通称=海猿」の仙崎大輔(伊藤英明)と伊沢環菜(加藤あい)のラブストーリー。
本編でも"至極"の愛、"限界"のドラマ、そして生と死の"境界"が描かれる。
潜水士として、男として、人間として"極限"を超えた状態で放たれる大輔の最後の愛の言葉。
海猿3なので、映画とドラマを見てないと話が繋がらないと思います。
←(原作コミックという手も・・。)
今回は自作のウエディングドレスを見せに恋人・環菜がわざわざ鹿児島まで来て、仙崎が喜ぶのかと思っていたら返事は思わしくない。
3ヶ月前助けられなかった、命があることで自分だけ幸せになるのを思い悩んだよう?
とりあえず返事は、保留。
自動車で来たのに、がっかりして、帰りは環菜は大型フェリーに乗船。
そのフェリーが、座礁事故!
|
LIMIT OF LOVE 海猿 |
仙崎が大爆発寸前の現場(フェリー)に行くと、偶然乗り合わせていた環菜。
素直に逃げればいいものの、仙崎は、もたもたしていて、4名(潜水士2名と乗客2名)だけ逃げ遅れ。
大爆発が起こって、逃げ道がないのに時島三郎が一言「潜れ!」(危機一髪)。
今度は、フェリーの中で逃げ道を探しているとバディ・吉岡(佐藤隆太)が閉じ込められて…。
どうしても助けられなかったので、仙崎は「助けを呼んでくる」と酸素マスクだけで、置いてくると浸水し、水中で意識朦朧。
梯子を昇ると出口の所で、結構長~い告白タイム!
(そんな事してる暇があったら早く脱出して欲しい。)
(うむっ。たしかに・・。)
その告白タイムのせいか時間切れで、梯子を昇りきれず、思わず、ファイトー↑一発!っと叫びたくなる瞬間、海に沈む船。
でも、石黒賢ら仲間が潜ってくれて救助されます。
一時は4名駄目かと思わせつつ、全員無事帰還しましたが、海上保安庁が絡んでスケールが大きかったです。
ラジオ番組に『海猿』の感想を送ったら、ハガキが読まれて…映画鑑賞券1枚送ってくれるそうです!
(投稿ありがとうね。オチも付いて、お後がよろしいようで。)
業界初の試みとして映画からテレビ・ドラマへと広がった海洋エンタテイメント『海猿』ですが、最終作はやはり映画版で、ということで作られたのが今回の「LIMIT OF LOVE 海猿」です。
製作したのは、あの『躍る大捜査線THE
MOVIE』のスタッフたちですから、これはもう外すはずがありません。
普通なら「海猿3」とネーミングしそうですが、敢えて独自タイトルを付けて最終作をアピールしたのでしょう。
映画第一作の『海猿』(2004年6月12日東宝系公開)は、興行収入17億4千万円の大ヒットとなりました。
|
海猿 |
そして、その続編として作られたのが、テレビ・ドラマ版の『海猿 EVOLUTION』(2005年7~9月)で、高視聴率をキープし、DVDも好セールスを記録しました。
僕は、弟タケヒコ店長から、買い揃えたコミック「海猿」を“面白いよ、読んでみな”と言われて読んだのですが、ここ最近では、王欣太(キング・ゴンタ)作の「蒼天航路」に匹敵する名作だと思います。
海上保安庁という舞台設定もユニークですが、とても重要な任務でありながら一般に紹介されることが少なかったこの仕事が、こんなに凄まじいものだとは思いもよりませんでした。
そういう意味で、この「海猿」という作品は、海上保安庁の男たちがいかに命を張って海の安全に貢献しているかを感動と共に世に知らしめた金字塔と言えるでしょう。
警察官や自衛隊員といった職業も同様でしょうが、こうした職業がマスコミに取り上げられる時は、どちらかと言うと不祥事であったり、違憲論議であったり、現場の人間の苦労とは関係ない次元であることが多いのではないでしょうか。
もちろん「海猿」自体はフィクションですが、この作品を日本の多くの若者たちが支持したとい事実に喝采を送りたいと思います。
日本の若者は、決して、無感動で無節操なわけではないのです。
この「海猿」のように、熱い気持ちを掻き立ててくれる作品が少なすぎるのです。
人間の生命というものを何よりも守るべき価値と信じ、自らの危険を顧みないで全力を尽くす主人公の姿に大きな共感が巻き起こっています。
|
海猿 |
「LIMIT OF LOVE」・・・いや、その限界を超えた無私の精神の尊さを改めて教えてくれた「海猿」は、現代の若者が歳を重ねた後で、きっと“伝説”として語られる作品になるでしょう。
素晴らしい映画でした。
そして、ドミニクさん、紹介してくれてありがとう!
/// end of the “cinemaアラカルト26「LIMIT OF LOVE 海猿」” ///
(追伸)
岸波
「海猿」は、コミック作家の佐藤秀峰氏がヤングサンデーに連載した名作で、単行本が12巻出ています。
彼の近作「ブラックジャックによろしく」も、読んでいて胸が熱くなる素晴らしい医療ドラマです。
日本のコミックが世界に冠たる文化であることを再認識させてくれる偉大な作家が、また一人誕生したと言っても過言ではないでしょう。
コミックよし、ドラマよし、そして映画もよし。
素晴らしいストーリーは、媒体を選びませんね!
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See
you again !
|
ドラマ版海猿
(UMIZARU
EVOLUTION) |
eメールはこちらへ または habane8@ybb.ne.jp まで!
Give
the author your feedback, your comments + thoughts are always greatly appreciated.
To
be continued⇒ “cinemaアラカルト27” coming
soon!
<Back | Next>
|