こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
最強のママ、降臨
これは2018年公開、『96時間』の監督ピエール・モレル監督の最新作『ライリー・ノース 復讐の女神』のキャッチコピー。
今週当番のカリスマ彰・・前回は「たまには傑作を紹介させてください」ということでしたが、今回は再び『絶対に観てはいけないシリーズ』でございます(笑)
|
ライリー・ノース 復讐の女神
(C)2018 LAKESHORE ENTERTAINMENT PRODUCTIONS LLC
AND STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
|
今週の映画も2本。それぞれの元原稿のタイトルは以下の通り・・
1 いわゆる復讐鬼映画「ライリー・ノース」は1時間42分間痛快だが何も残らない
2 いやあ散々な結果に終わったジョディ・フォスターの復帰映画「ホテル・アルテミス」
ではカリスマ彰、よろしくお願いします。
岸波さま、絶対に見てはいけない映画を2本送ります。
1.「ライリー・ノース 復讐の女神」(2018年 ピエール・モレル監督 1時間42分)
怒涛のノンストップ・
リベンジ・アクション!
TVザッカリングしていたら、この映画「ライリー・ノース/復讐の女神」に捕まってしまった(笑)。
|
ライリー・ノース 復讐の女神
(C)2018 LAKESHORE ENTERTAINMENT PRODUCTIONS LLC
AND STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
|
夫と一人娘を麻薬組織に殺されたライリー・ノース(ジェニファー・ガーナー)が復讐に立ち上がるいわゆる「復讐鬼もの」。
麻薬組織に検事、判事が買収されて裁判で実行犯が無罪になったのに怒り、自分が勤める銀行から金を強奪しヨーロッパに渡り、肉体と精神改造に取り組む。
怒りにまかせないこのあたりの冷静さが素晴らしい。
ロサンゼルスに戻ったライリーはスラム街に住みいよいよ復讐を始めるというお話。
ショートカットヘアの前半とロングヘアの後半のジェニファー・ガーナーの変身ぶりに驚くが、いやあ、ヨーロッパで鍛えただけあって強いのなんの!
しかし、その後は私でも脚本が書けるような展開。
この手の映画は、なんか痛快なのでつい見てしまうのだが、見終わると「ああ、時間を無駄に使ったな」と必ず思う。何も残らない映画である。
「罪を憎んで人憎まず」の言葉をライリー・ノースには送ろう。
◆allcinema ONLINEの解説から引用
「96時間」「ザ・ガンマン」のピエール・モレル監督がジェニファー・ガーナーを主演に迎えて贈るリベンジ・アクション。
LA郊外で夫と娘と幸せに暮らしていたライリー・ノース。ところがある日、麻薬組織の襲撃に遭い、最愛の夫と娘を殺され、自らも瀕死の重傷を負う。一命を取り留めたライリーは、忘れるはずのない3人の実行犯について警察に証言するが、法廷では組織と癒着する関係者たちによって全員不起訴で無罪放免になってしまう。絶望したライリーはどこかへ雲隠れすると5年後、最強の肉体と格闘技術を身につけた殺人マシーンとなって、憎き男たちの前へと姿を現わすのだったが…。 |
2.「ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院」(2018年 ドリュー・ピアース監督 1時間34分)
このホテルは2つで成り立っている
信頼と規則
職員への侮辱禁止
絶対に見てはいけない映画シリーズの1作でことしのワースト1候補である。
|
|
インテリ女優ジョディ・フォスター主演で近未来ものということでTV放映を録画してしまったのだが大間違いだった。
いやあ、この映画「ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院」には、完全にノックアウトされた。
制作意図が全くわからない。近未来の犯罪者専門の闇病院になんの意味があるのか。
それにしてもこのサブタイトルのセンスのなさは一体何なんだ!あ、日本では劇場公開されなかったんですか。
さらにそこで繰り広げられる犯罪者のドタバタ劇に至ってはもう目も当てられない。マルセル・カルネ監督の往年の名作「北ホテル」の(1938年)の近未来版を目指していたのだろうか?
レズビアン発覚騒動で忙しかったのか、ジョディ・フォスターの5年ぶりの銀幕復帰作品(2013年の映画「エリジウム」以来)らしいが、2度のアカデミー賞受賞の彼女にとって全くもって散々な復帰になったようだ。
ジョディも出演をきっと後悔していただろうな。
あ、フォスターはこのヘンチクリンな近未来病院の看護士さん役です。
◆映画.comの解説から引用
オスカー女優ジョディ・フォスター主演による近未来クライムアクション。暴動が日常と化した近未来のロサンゼルス。高額な会費と引き換えに最新医療と身の安全が保障される会員制闇病院「ホテル・アルテミス」には、傷を負った犯罪者たちの訪問が後を絶たない。ある日、銀行強盗で致命傷を負った兄弟を受け入れたことから、ホテル・アルテミスは開業以来最悪の事態に見舞われる。
共演に「ブラックパンサー」のスターリング・K・ブラウン、「キングスマン」のソフィア・ブテラ、「ジュラシック・パーク」シリーズのジェフ・ゴールドブラム。「アイアンマン3」の脚本家ドリュー・ピアースが監督・脚本を手がけた。 |
/// end of the “cinemaアラカルト254「ライリー・ノース 復讐の女神+1」”///
(追伸)
岸波
『ホテル・アルテミス』は日本で劇場未公開。WOWOWで放映されたのみでした。
2028年のロサンゼルスが舞台で、一応「近未来SF」や「近未来クライム・アクション」とされますが、近未来設定の意味が全く分からない。そしてジョディ・フォスターの余りの老けぶりに落胆の声しきり・・。
~と思ったのですが、どうやらコレは老けメイクだったようです。
また「近未来SF」のところは、医療ロボットが手術をするあたりを指すのでしょうが、ストーリーの本筋とは関わりなし。
全米公開は18年6月8日でしたが、封切り初週の週末興行成績が8位と振るわず、日本公開は見送りになりました。
カリスマ彰が「このサブタイトルのセンスのなさは・・」と言っているのは「犯罪者専門闇病院」の部分か。うん、確かに安っぽいVシネマのようだ。
さらに予告動画をチェックすると、確かにその中では「このホテルは2つで成り立っている 信頼と規則 職員への侮辱禁止」と字幕も出るのですが、コレって信頼と規則と職員への侮辱禁止で「3つ」じゃないかと思います。テキトーに作られたのが歴然。
さすがにコレは「無料」でも観ないと思います(笑)
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !
eメールはこちらへ または habane8@ybb.ne.jp まで!
Give
the author your feedback, your comments + thoughts are always greatly appreciated.
To
be continued⇒ “cinemaアラカルト255” coming
soon!
<Back | Next>
|