こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
この世は、リアルな偽物。
これは1999年に公開されたSFスリラー映画「13F(サーティーンフロア)」のキャッチコピー。
1937年のロサンゼルスの世界をコンピュータ内で再現した男の話ですが、そこに殺人事件が絡んでくる。
さて今回はカリスマ彰の執筆で、恒例『絶対に観てはいけないシリーズ』でございます(笑)
今回は2本の元原稿をまとめましたので、それぞれの元原稿にタイトルが付いています。具体的には・・
1 「仮想現実」という罠に自らハマった映画「13Fサーティーンフロア」
2 地下鉄公安警察官が地下鉄の売り上げを強奪する呆れた映画「マネートレイン」
うわぁ、2番目の方はタイトルからしてB級映画の匂いがプンプン(笑)
ではカリスマ彰、よろしくお願いします。
駄作映画シリーズです。 映画紹介分を付け加えていただいているので、1回に3本は長すぎだと思うので、2本にします。この2本で編集してください。
1.「13F(サーティーンフロア)」
(1999年 ローランド・エメリッヒ監督 1時間40分)
そのフロアにはーー
人間最大の秘密ーー
が存在する。
TVから録画していた映画「13F(サーティーンフロア)」を見た。
あまり知らない俳優が出ていることや全体に漂うB級映画感は好きなんだが、またまた、やられました(笑)。
映画には「仮想現実映画」という悪魔のジャンルがあるんですね。
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「マトリックス」や「インセプション」とか、何故?どうなってんだ?と真剣に考えてはダメなんですよ(笑)。ただ、流れに身を任せて映像に浸る。
現実でも、頭がオカシイと思う凶悪犯なんかを見てると、この連中は世の中は仮想現実、自分も電子かなんかで出来てる仮想存在、何をやっても仮想だと考えているんじゃないかと思える事件が多くなっている気がする。
極北のニヒリズムなのである。ああ、怖! そういう感覚持っている方にのみ薦めます。
普通の方々は絶対に見てはいけない映画です!
◆allcinema ONLINEの解説から引用
「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ製作によるSFスリラー。
コンピュータ・ソフトの開発者ホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を使ってコンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。だが上司が何者かに殺される事件が起こり、ホールが容疑者となってしまった。アリバイが無いどころか、犯行時間の記憶自体失っているホールは、突然の事態にパニックとなる。やがて彼は、研究の過程で1937年の仮想世界と現実世界を行き来していたことを知る。その鍵を握るのは“13階”……。 |
2.「マネー・トレイン」(1995年ジョセフ・ルーベン監督 1時間50分)
なぜやる、どう盗る、どう逃げる。
TV録画していた映画「マネー・トレイン」を見る。 すでに、「マネートレイン」と「マネー・トレイン」の表記が混在していて、配給会社のやる気のなさが歴然。
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マネートレイン
(C)Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ
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ニューヨーク地下鉄公安警察に勤務する兄弟(ウェズリー・スナイプスとウッディ・ハレルソン)のハチャメチャ人生。
なんで兄弟なのに黒人と白人なんだと映画中でも5回ほど聞かれるのだ。肌の色だけでなく、顔立ちもまるで似ていない。
なんでこんな設定?どうもスナイプスを売り出す映画らしい。
さらに、ジェニファー・ロペスが新入り公安警察官で登場。兄弟で恋のサヤアテ。どっちが勝ったかって?それは見てのお楽しみですって!?ふざけるな!!
さらに、ギャンブル好きの弟が多額の借金で、なんと地下鉄の売り上げの強奪を思い立つ。もう書くのも嫌な馬鹿馬鹿しさだ。最低以下の職業倫理である。
まともな地下鉄公安警察官が考えることかね。この弟に同情の余地はない。5、6年臭い飯を食って性根を叩き直した方がいい。
しかし、この映画はそうならないのだ!
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マネートレイン
(C)Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ
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さらにこの映画関係者も、二度と映画作りをしない方がいい。駄作映画製作関係者刑務所があったら間違いなく入れられている。ABCDE評価で断然のE評価映画である。
ところで私、なんでこの映画を録画して見たんだろう!?駄作映画マゾヒズムになったのでは?
◆allcinema ONLINEの解説から引用
人種は違うが乳兄弟のジョン(スナイプス)とチャーリー(ハレルソン)は、一緒に成長し共に鉄道警察官となった。ギャンブルのつけがたまったチャーリーは、上司に疎んじられ、ホレた同僚女刑事グレース(ロペス)はジョンにとられ、借金返済のためジョンから借りた金も失い、自暴自棄で、かねてから冗談交じりに云っていた計画を実行に移そうとする。それは、各駅の売上金を集める、完全武装の警官達に守られた“マネートレイン”を襲うというものだった……。
駄目。警官が泥棒しちゃ駄目。おまけにあのラストシーンじゃ、なおさら駄目。ここはやはり、鉄壁の守りを誇るマネートレインを、易々と襲い現金を強奪するプロの強盗集団に、孤立無縁で立ち向かうふたりの刑事、という分かりやすい勧善懲悪ものにするべきだった。アクションは及第点をいってるんだから。 |
/// end of the “cinemaアラカルト248「13F(サーティーンフロア)+1」”///
(追伸)
岸波
「マネートレイン」の方は相当酷い映画だったようだね。見当違いの高評価も見当たらず、目についたものすべてが★1(E評価)だった。
こんな映画を劇場公開するやつの気が知れない(笑)
「13F(サーティーンフロア)」の方は、僕の好きなSFジャンルなので微妙。探してみて無料だったら観るかもしれない。
同じ1999年にあの「マトリックス」が公開され、同じ仮想現実ネタだったので陰に隠れてしまったようだね。
最後のオチまで似たようなものになっていて、状況設定は違うけれどネタパクリと思われても仕方がない。
金払っては観ないな・・あるかな、無料放映?
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !
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マネートレイン
(C)Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ
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