こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
夢は永遠に生き続ける
これはビヨンセらが主演した「ドリームガールズ」のキャッチコピー。
今回と次回は、カリスマ彰による「今年上半期TV録画映画ベストテン」を二回に分けてお贈りします。
|
ドリームガールズ
(C)2006 Paramount Pictures and DreamWorks LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
|
休日に何もする気がしない人というのは鬱病の入り口らしいが、私みたいにひたすらTV録画の映画を観てるというのも、まあ似たようなもんだと思うが、とにかく凄いペース。
せめて最近のTV録画映画ベスト10をレポートしておこう。
今回は、そのうちの5本。
「ドリームガールズ」
「ピアノ・レッスン」
「海街diary」
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」
「22年目の告白/私が殺人犯です」
~以上の5作品、行ってみよう。
◆『ドリームガールズ』(2006年 ビル・コンドン監督)
ハリウッド屈指のスタッフが贈る
全世界待望の超豪華エンターテインメント!!
ミュージカル映画にはまず食指が伸びないが、この映画はなかなかだった。
ダイアナ・ロスとシュープリームス及びモータウンを描いた映画。
|
ドリームガールズ
(C)2006 Paramount Pictures and DreamWorks LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
|
ビヨンセ(中央)というのはやはり凄いエンターテイナーである。
そのビヨンセを歌でも踊りでも軽く凌駕するのが太めのジェニファー・ハドソン(右)。
この辺りのアメリカのタレント層の分厚さに驚かされる。
◆映画.comの解説から引用
81年暮れにニューヨーク・ブロードウェイで産声をあげた大ヒットミュージカルをオスカー受賞作「シカゴ」(02)の脚本家ビル・コンドンが映画化。60~70年代のモータウンサウンド隆盛期を背景に、3人の女性シンガーたちのサクセスストーリーとその後の人生が描かれる。主演はオスカー俳優ジェイミー・フォックス、ビヨンセ、エディ・マーフィ。第79回アカデミー賞最多の6部門8ノミネート。 |
◆『ピアノ・レッスン』(1993年 ジェーン・カンピオン監督)
燃え上がる愛の……ピアノは私。
ショック性発音障害の子連れのイギリス在住のピアノ女教師が見たこともない山師と再婚するためにニュージーランドにやって来るが不倫。
という盛り込み過ぎのストーリー。
ホリー・ハンターが一世一代の名演技でアカデミー賞。
ハーヴィ・カイテルがスケベな不倫相手を好演。
◆映画.comの解説から引用
スコットランドからニュージーランドへ、エイダ(ホリー・ハンター)は入植者のスチュワート(サム・ニール)に嫁ぐために、娘フローラ(アンナ・パキン)と一台のピアノとともに旅立った。口がきけない彼女にとって、ピアノはいわば分身だった。だが、迎えにきたスチュアートはピアノは重すぎると浜辺に置き去りにする。スチュワートの友人で原住民のマオリ族に同化しているベインズ(ハーヴェイ・カイテル)は、彼に提案して自分の土地とピアノを交換してしまう。ベインズはエイダに、ピアノをレッスンしてくれれば返すと言う。レッスンは一回ごとに黒鍵を一つずつ。初めはベインズを嫌ったエイダだったが、レッスンを重ねるごとに気持ちが傾いていった。2人の秘密のレッスンを知ったスチュワートは、エイダにベインズと会うことを禁じる。彼女はピアノのキイにメッセージを書き、フローラにベインズへ届けるように託す。それを知って逆上したスチュワートはエイダの人指し指を切り落とす。だが、彼女の瞳にベインズへの思慕を読み取った彼は、ベインズに2人で島を去るがいいと言う。船出してまもなくエイダはピアノを海に捨てた。エイダ、ベインズ、フローラの3人は、とある町で暮らし始めた。エイダは今も時々、海中に捨てられたピアノの夢を見る。 |
◆『海街diary』(2015年 是枝裕和・監督)
家族を捨てた父が、のこしてくれた家族。
「万引き家族」がカンヌ映画祭パルムドール受賞で俄かに注目の是枝作品。
騙されたと思ってみたが、綾瀬はるかがあんまり好きじゃないこともあって、ガックリ。
舞台が鎌倉なので小津安二郎の映画に似てるとか言われるが、トンデモナイ!
|
海街diary
(C)2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ
|
とにかくこの四姉妹の演技が下手過ぎる。
芸達者の樹木希林とか大竹しのぶなどの脇役も全然活きていない。
◆映画.comの解説から引用
「そして父になる」「誰も知らない」などで国際的にも高い評価を受ける是枝裕和監督が、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やマンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックを実写映画化。湘南を舞台に、異母妹を迎えて4人となった姉妹の共同生活を通し、家族の絆を描く。鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。主人公の姉妹を演じるのは、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第39回日本アカデミー賞では最優秀作品賞や最優秀監督賞など4冠に輝いた。 |
◆『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
(1984年 ジム・ジャームッシュ監督 )
これが本当にパラダイス?
この歳になると、あれ、この映画観てなかったかな?というのがかなりある。
結局観てしまうが、この映画はやはりロードムービーの傑作だな。
師匠のヴィム・ヴェンダース監督の映画に比べて、余計なセンチメンタリズムが排除されて、さらにパンクなテーストが堪らない。
ジョン・ルーリーがなんともイイ。
◆映画.comの解説から引用
ニューヨークでヤクザな暮らしをしているウィリーが、ハンガリーから渡米してくる従妹エヴァをしばらく預かるハメに。最初は邪険にしていたウィリーだったが、賭博仲間エディともどもだんだん彼女が気になり始めて……。ジャームッシュ監督が、ベンダース監督から「ことの次第」の端尺フィルムを譲り受けて1/3を仕上げ、短編として出品したロッテルダムでの受賞を受けて完成させたカメラ・ドール受賞作。独特のオフ・ビート感覚が一世を風靡した。 |
◆『22年目の告白/私が殺人犯です』(2017年)
すべての国民が、この男に狂わされる。
日本映画ならこういうサスペンスミステリーの方がよっぽど楽しめる。
|
22年目の告白/私が殺人犯です
(C)2017 映画「22年目の告白 私が殺人犯です」製作委員会
|
TVサスペンスミステリーの中で、トリックが上等なのが映画になるのかな。
◆映画.comの解説から引用
藤原竜也と伊藤英明がダブル主演し、2012年の韓国映画「殺人の告白」を原作に描くクライムサスペンス。「ジョーカー・ゲーム」「SR サイタマノラッパー」の入江悠監督がメガホンをとり、22年前の連続殺人事件の犯人を名乗る男の「告白」が新たな事件を引き起こす様子を描き出す。1995年、同一犯による5件の連続殺人事件が日本中を震撼させた。犯人はいずれも被害者と親しい者に殺人の瞬間を見せつけており、殺害方法は背後からの絞殺、そして目撃者は殺さずに犯行の様子をメディアに証言させるという独自のルールに則って犯行を重ねていく。捜査を担当する刑事・牧村は犯人を逮捕寸前にまで追い詰めるが、犯人の罠にはまって上司を殺され、事件は未解決のまま時効を迎えてしまう。そして事件から22年後、犯人を名乗る男・曾根崎が執筆した殺人手記「私が殺人犯です」が出版される。曾根崎は出版記念会見にも姿を現し、マスコミ報道やSNSを通して一躍時の人となるが……。告白本を出版する美しき殺人犯・曾根崎役を藤原が、事件発生時から曾根崎を追い続ける刑事・牧村役を伊藤がそれぞれ演じる。 |