こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
2014年下半期鑑賞映画の第二回です。今回は、以下の5本。
前記事と同様、各タイトルから『シネマトゥデイ』のデータバンクにリンクが張ってあります。
記事の中で、はタイトルの下に代表的なキャッチコピーを、末尾には僕の極私的五段階評価(A~Eなど)を付記するのも同様です。
2の『ルパン三世』と5の『ヘラクレス』は、過去記事へのリンクとなっています。では『イントゥ・ザ・ストーム』から♪
◆『イントゥ・ザ・ストーム』福島フォーラム:8月24日(日)
~地球史上、最大の“怪物”。~
このキャッチコピーを見た時点で、やや不穏な思いがよぎりました・・。
そうです・・これまで何度か指摘したように“大袈裟なアオリ”が付いた場合に、内容は貧弱なものであることが多いからです。
予告編では、空に巻き上がる恐ろしげな竜巻のCGが。そして、生徒たちが逃げ込んだ学校内に竜巻の突風が吹き込んで阿鼻叫喚となるパニックシーンが。
以前、同じ“竜巻”を扱ったパニック映画「ツイスター」を観ていますけれど、結局、竜巻パニックって、竜巻CGと阿鼻叫喚の二つしか見せ所が無いと思うんですよね。
(しいて挙げればもう一つ・・危険状況を認知できてない「お馬鹿キャラ」が登場してハラハラさせるとか。)
さて、今回の「イントゥ・ザ・ストーム」では、どのように予想を裏切ってくれるのか?
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イントゥ・ザ・ストーム
(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED.
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結論は全くの期待外れ。
予想したもの以上でも以下でもなく全くの予想通り~これが一番悪い。うむむむむ・・。
これ作った人、「ツイスター」を観て無かったんですかね?
まさか観ていて、リメイクしただけだったりして!?
(評価「E/5段階」)
◆『ルパン三世』福島イオンシネマ:9月1日(日)
~狙え。~
※cinemaアラカルトその157「ルパン三世」へ >>
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ルパン三世
(C)2014 モンキー・パンチ/「ルパン三世」製作委員会
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(評価「C/5段階」)
◆『フライト・ゲーム』福島フォーラム:9月7日(日)
~全てを疑え。~
「96時間」シリーズで達者な演技を見せるリーアム・ニーソンが主演するアクション・スリラー映画。
いやぁ、これはマジで面白かった。手に汗握る謎、また謎の応酬。
航空保安官のビル・マークスが航空機に乗り込むと携帯に一通のメールが。「指定口座に1億5,000万ドルを入金しなければ、20分おきに機内の人間を1人ずつ殺す。」と。
しかも犯人は「機内のトイレで煙草を吸ったな」などと、近くでビルを見ているかのような内容を送信してくる。すわ、犯人はこの機内に!?
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フライト・ゲーム
(C)2014TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S. - STUDIOCANAL S.A.
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殺害予告時間が迫る中、相棒を呼んでトイレに打ち合わせに行くと、相棒の手荷物の中に大量の麻薬を発見。
「犯人はお前か!」・・凶器を持つ相手と揉み合ううちに、止むを得ず相棒を射殺してしまいます。
何はともあれ犯人を確保。座席に戻ると再びメールが・・「どうだ、予告時間どおりに人が死んだろう?」
ええ~! 凄いでしょ、この出だし。
以後、20分置きに人が殺害されていく。本庁に事情を伝え、口座へ金の振込みを頼むと、意外な答えが・・「この番号は、ビル、お前の口座だな?」
再び、ええ~!
こんな感じで最後まで気が抜けません。本年度、サスペンスのイチオシ映画。
(評価「A/5段階」)
◆『るろうに剣心 伝説の最期編』福島フォーラム:9月14日(日)
~さらば、剣心。~
「前編」で期待が大きく高まった本作。さて、どんなふうに決着を付けるのか?
いえいえ、もちろん『志々雄』編のストーリーは原作で知っていますので、問題なのは長大な原作からどのエピソード拾って、どうまとめるかということ。
そしてもう一つは映画タイトルの『伝説の最後』という言葉。もしや、原作を大きく改変して剣心は負けてしまうのか?
いやまさか、そんな・・・?
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るろうに剣心 伝説の最後編
(C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会
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で、その答えですが、『伝説の最後』という部分は映画オリジナルの筋立て。
志々雄一派の陰謀によって、明治政府に協力してきたはずの剣心は“お尋ね者”として逆に追われる立場に。
やがて捕えられ、志々雄が指定したとおり、浜に引き立てられて来た剣心は仲間であった斎藤一(江口洋介)によって斬首されようとします。
なるほど、これで“伝説の最後”か。うん、“さらば、剣心。”
・・ってオイ、そんなワケないだろー!
原作では、志々雄の迷宮城で十本刀相手に剣心と仲間たちが一人ひとりの死闘を繰り広げて先に進むのですが・・・無理だよね、映画の限られた時間じゃ。
仕方なく、この浜と沖に浮かぶ軍船の中とでオールスター総出のバトルロイヤルに変更されました。仕方ないけど、あの名場面たちが全部スルーですか・・。
しかも志々雄は超人的に強すぎ。剣心と相楽左之助(青木崇高)と斎藤一(江口洋介)と四乃森蒼紫(伊勢谷友介)の四人がかりで全く勝てない。
最後の最後も、いったいどちらが勝利者だったのか納得いかない展開に。
やっぱり無理でしたね、あの長尺な原作を映画にまとめるのは。
(評価「B/5段階」)
◆『ヘラクレス』福島イオンシネマ:10月26日(日)
~偽りの伝説か、真の英雄か。~
※cinemaアラカルトその158「ヘラクレス」へ >>
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ヘラクレス
(C)2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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(評価「B'/5段階」)
/// end of the “cinemaアラカルト161 「2014年下半期鑑賞映画-2」”///
(追伸)
岸波
さて、今回“この一枚”に採りあげるのは、前回記事で登場した「ゴジラ」から。
『ハリウッド版ゴジラ、故郷日本に上陸!』と題された主演の渡辺謙さんとのツーショットです。
よく見ると、日本のゴジラとはちょっと違いますね。(ま、日本の近年のゴジラは愛嬌あり過ぎという声もありますから(笑))
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See
you again !
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ゴジラと主演の渡辺謙さん
(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.& LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC
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