こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
斬られるか。撃たれるか。
日本封切り日の6月8日、ケイコと『G.I.ジョー バック2リベンジ』を観て参りました。
第一作目の「G.I.ジョー」も破天荒な面白さでグイグイのめり込みましたが、今回も期待にたがわぬ超絶アクションでごいざいます。
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G.I.ジョー バック2リベンジ
(C)2013 Paramount Pictures.
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G.I.ジョーは元々、ハズブロの人気玩具『G.I.ジョー』のストーリーを創ろうと計画されたもの。
最初はアニメで『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』が作られ、それをさらに実写化したのが2009年の第一作でした。
本来のG.I.ジョーはアメリカ軍の特殊部隊なのですが、映画版では世界各国から選りすぐりのエキスパート達を集めた国際混成部隊となっています。
それでは、「G.I.ジョー バック2リベンジ」の本編でございます。
パキスタンで大統領が暗殺され、国内は無政府状態に。管理が行き届かなくなった核弾頭を奪取しようとする謎のテロ組織の動きを察知し、アメリカ大統領はG.I.ジョーチームの出動を命じます。
一名の負傷者も出すことなく任務を成し遂げたG.I.ジョーチームでしたが、撤収しようとすると何故か「待機」の命令が。
空からの空爆に為すすべも無く、次々と倒されていくメンバー。
からくも古井戸の中に身を投じたロードブロック(ドウェイン・ジョンソン)、デューク(チャニング・テイタム)、レディ・ジェイ(エイドリアン・パリッキ)の三人だけが難を逃れます。
しかし、彼ら敗残兵の制圧にやってきた地上部隊は何とアメリカ軍。
実は、アメリカ大統領は、パキスタン大統領の暗殺犯はG.I..ジョーチームだとし、彼らの処刑命令を発していたのです。何故、こんなことに!?
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スネークアイズ
(C)2013 Paramount Pictures.
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一方、パキスタン大統領の暗殺実行犯としてG.I..ジョーメンバー(別働隊)の一人、スネークアイズ(レイ・パーク)が捉えられ、大深度地下にあるテロリスト隔離監獄に護送されて来ます。
そこには既に、麻薬によって身体の動きを封じられ、カプセルに収容されている極悪犯が二人・・・G.I..ジョーの宿敵であり国際テロ組織の首魁であるコブラコマンダーらが居たのです。
本来は宿敵同士であるはずのコブラ幹部とG.I.ジョーの忍者スネークアイズが、同じ施設に囚われることになったのか・・。
カプセルに入れる前に、「一度でいいからヒーローの素顔を見たかった」という刑務所長がスネークアイズの覆面を取り去ると・・・・え!?
所長はそんなに驚きませんが、観ている観客の方がビックリ。
(その)スネークアイズの正体は、何とテロ組織コブラの最強の暗殺者ストームシャドー(イ・ビョンホン)ではありませんか。(おいおい・・)
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ストームシャドー(左)
(C)2013 Paramount Pictures.
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なるほどな・・・これはスネークアイズに化けたストームシャドーがコブラ幹部の奪還のために潜入してきたのだな。
~と観客が気づくや否や、早速、ストームシャドーの幹部奪還作戦がスタート。
コブラコマンダーを解放して脱出するも、ストームシャドーは大怪我を負ってしまいます。
実は、アメリカ大統領の方も既に替え玉と入れ替わっていました。それはコブラ幹部で変装の名人ザルタン(アーノルド・ヴォスルー)。
こうしてテロ組織コブラの主要メンバーは再集結し、逆にG.I.ジョーは壊滅状態となったのです。
さて、アメリカ大統領の権限を手中にしたコブラに対し、たった5人のG.I..ジョーチームの生き残りたちはリベンジを果たすことができるのか?
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G.I.ジョー バック2リベンジ
(C)2013 Paramount Pictures.
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今回のG.I.ジョーチームは大幅に入れ替わっています。
前作から引き続くのは、前回のリーダーだったデューク(チャニング・テイタム)と忍者のスネークアイズ(レイ・パーク)だけ。
新たにリーダー格となったロードブロック(ドウェイン・ジョンソン)、頭脳派の知的美女レディ・ジェイ(エイドリアン・パリッキ)、女忍者ジンクス(エロディ・ユン)は新登場です。
これには込み入った理由があるようで、第一作の「G.I.ジョー」はアメリカで初登場1位を記録したものの日本では5位と振るわず、興行的には微妙なデキだったのです。
しかも、第30回ゴールデンラズベリー賞では最低作品賞、最低リメイク及び続編賞など6部門にノミネートされ、第一作のヒロインの一人であったシエナ・ミラーは最低助演女優賞を受賞してしまったのです。うむむむむ・・。
続編の企画が持ち上がったものの一作目のキャストは次々と辞退し、公開予定が半年先送りされることになりました。
そんな中で、「2」の切り札となったのが二人の俳優です。
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G.I.ジョー バック2リベンジ
(C)2013 Paramount Pictures.
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その一人目は、壊滅したG.I..ジョーチームの唯一の後ろ盾となった初代G.I.ジョー「ジョー・コルトン司令官(ブルース・ウィリス)」です。
ブルース・ウィリスは、最近こういった役柄が多いようで、「エクスペンダブルズ2」でも傭兵部隊をバックアップするCIAを演じていましたし、「ダイハード/ラストデイ」では主なアクションを息子に委ねた父親として登場しました。
この三作に共通するのは「ちょっとだけアクション参加」というところで、まあ歳なんだからしょうがないと思いますが、ちょっと痛々しい感じがいたします。
同じく今年公開されたジャッキー・チェン最後のアクション大作「ライジング・ドラゴン」で、ジャッキーが相変わらずとんでもないアクションをスタントなしでやっているのを観ていますので、なおさら・・。
ともあれ彼が切り札の一人目。二人目は・・・なんとストームシャドー(イ・ビョンホン)!
どう見ても悪役に見えなかった彼は、今回の「2」でようやくG.I.ジョー側に寝返り、正義の忍者として大活躍するのです。
これは大正解。最凶の敵が最強の味方に・・・ロールプレイングゲームでもありがちなパターンではありますが、ある意味、感動の王道パターン。
痛快さが200パーセントアップでございます♪
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G.I.ジョー バック2リベンジ
(C)2013 Paramount Pictures.
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このG.I.ジョーの魅力って何だろうと考えてみましたが、やはりメンバーの圧倒的個性だと思います。
ブルース・ウィリスと白忍者のイ・ビョンホン、黒忍者のスネークアイズ、新登場女赤忍者のジンクス、勇気と決断力の新リーダー黒人筋肉マン、クールビューティのレディ・ジェイ、そこに前回リーダーであったデューク(チャニング・テイタム)が加わるのです。
この7人の個性的なこと。そして、強さの質がそれぞれに違う。
彼らが次々に集結してくるあたり、まるで南総里見八犬伝かドラゴンクエストか。ゾクゾクしまくりでございます。
そう言えば、前回はリーダーであったデューク(チャニング・テイタム)・・・リアルではとんでもない事件に巻き込まれたのでした。
彼は無名時代に男性ストリップクラブのステージで踊っていたことがあり、その動画が「G.I.ジョー」公開直後にインターネットにアップされて大騒動となったのです。
クラブオーナーの話によると、当時18歳だったテイタムは、「最初はシャイだったけれど、パフォーマンスはすばらしかった」とのことで、約1年間、一晩に50ドル+チップを稼いでいたのだそうで。
だから降格? ・・・いや、そんなことは無いか。
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G.I.ジョー バック2リベンジ
(C)2013 Paramount Pictures.
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この映画の最大の見所は、黒忍者のスネークアイズと赤忍者のジンクスがストームシャドー(イ・ビョンホン)を奪還するために忍び込んだ悪の忍者軍団との絶壁の死闘です。
もともとこのシーンは脚本では2ページしかなく、今回監督を引き受けたジョン・M・チュウ監督はハズブロから忍者のフィギュアを送ってもらい、それで自分の構想をプレゼンしたのです。
同席した登山の専門家、アクションコーディネーター、CG制作者が打ち合わせをし「ここからここまでなら実際に撮れる」とか、どう工夫すべきかとかを詰めていきました。
そうしたいろいろな話し合いを受けてストーリーボードや絵コンテが書かれ、約2ヶ月間をかけて超絶ワイヤー・アクションシーンが撮影されたのです。
(ここでいう「ワイヤーアクション」は撮影の小道具のことではなく、本当に岩山に打ち込んだワイヤーで飛び回りながら格闘するという命がけのもの。)
このシーンだけでも、この映画を観る価値は十二分にあります。
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G.I.ジョー バック2リベンジ
(C)2013 Paramount Pictures.
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孤立無援のG.I.ジョー生き残りチームは、スネークアイズらと合流し、初代G.I.ジョー(ブルース・ウィリス)の支援を受け、遂には宿敵だったストームシャドーを仲間に加え、戦いの準備を整えます。
一方、大統領に化けたコブラのザルタンは、「核軍縮」をテーマとして核保有国の首脳を一同に集め、彼らの目の前で驚くべき行動に出ます。
彼らの首都を目がけて、一斉に核ミサイルを発射させたのです。
(ええーマジかよ~)
地球上に飛び交う無数の核ミサイル・・・果たして新生G.I.ジョーチームはどうやって彼らの野望を打ち砕くのか・・・それとも・・・。
アクションファンの皆さん、この映画、必見でございます!
/// end of the “cinemaアラカルト148 「G.I.ジョー バック2リベンジ」”///
(追伸)
岸波
そうそう・・・一人忘れていました。(嘘ですけど)
上の本文の中で一度も写真が登場していないG.I.ジョーメンバー。
クールビューティ、レディ・ジェイ(エイドリアン・パリッキ)でございます。
映画の中で、彼女は様々な姿をして現れ、その度、彼女の新しい魅力に悩殺されてしまうことウケアイ。
この作品で「絶壁の死闘」と対を為すもう一つの見所は、レディ・ジェイの容姿そのものと言って過言ではありますまい。
う~ん、そのくらい魅力的。
では、実物はどのくらい魅力的なのか?
さて、大サービスの大判写真。
ワン・・・・
ツゥ・・・・・・
スリー・・・・・・・・これだぁ!!
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See
you again !
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レディ・ジェィ♪
(エイドリアン・パリッキ) |
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