こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
大人が夢見てもいいんですね。
前回、森晶緒ちゃんに主筆をお願いしましたが、この映画のキャッチコピー・・・・「夢見る」とくれば「懸賞生活」に決まっています。(きっぱり)
ということで、ドミニクにお願いしてみましたら来ましたよ、速攻で!
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RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語
(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 |
こんにちは(*^_^*)夢見る懸賞生活のドミニクです。
シネマでは、久しぶりで、去年12月以来の登場です。
言い訳ではないですが、映画館には週1~2回づつ行っていたんですが、モニターの締め切りに追われ、シネマを書く時間もなかったです。
それと、観ている作品が、「ドラえもん」「コナン」と子供向けアニメが多かったので~(笑)
今回のキャッチコピーは「大人が夢見てもいいんですね。」・・・もちろんいいですとも~~♪
ただ、この作品は、軽いノリの作品ではないです。
ドミニクも夢見る懸賞生活を書いているので、夢見る大人の代表(?)として、観てきました。
今回はテレビ局主催の先行上映会です。
開始前、報告書のために写真撮影しますが、顔映りたくない人は隠してくださいといわれたので、すっぴんだったので、一応、隠しておきました(笑)
当日は雨だったんですが、開場時間前に前の2列以外、びっちり座ってしまうほど、今回は、当選した方の集まりが早かったです。
それも、当選は、40~50代が多くて年齢層も高めでした・・・。
(ちなみに、一緒に行った両親も50代ですが・・・)
でも、年齢にこだわらず、家族がテーマの映画ですので、幅広く楽しめると思います。
ただ、最近、ご家族を亡くされた方には、つらい内容ですね。
全体的にみて、暗いとかではなく、自分の人生を考えさせられる映画でした。
人生のレールは、何度でも敷きなおし出来ます~♪スタートは、年齢ではないです。
夢に向かってドミニクも走り出したいと思います。
以下、ネタばれしますので、観てきてから読んでくださいね(#^.^#)
~ということで、今回のcinemaアラカルトは、中井貴一主演、錦織良成監督の島根3部作の最終作となる「RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語」でございます。
ドミニク
RAILWAYS「49歳で電車の運転手になった男の物語」というテーマでした。
舞台は、島根県です。のどかな海と田園風景は心癒されます。
超がつくほど、誰が見てもエリートな主人公。休む暇なく、携帯を持って、仕事人間。
家族のことより、仕事が大事。一流大学を卒業し、一流企業で将来を有望されていて、将来は、取締役にもなろうという逸材。誰も、何も言うことはない立派な大人代表。
だが、同社で、工場を閉鎖し、リストラすることになったんです。
同期が工場長を勤める工場へ出向く主人公・肇(中井貴一)。
「飲みに行かないか?予約してある」と同期の工場長。
「おまえは本社に戻れるようにするから~。忙しいから、今日は帰る」と肇。
別れ際に、「これ、おれの中学生の息子がベットで彫ったんだ」と同期がくれた。
「お酒も酌み交わすまで生きられないかもしれないのにな・・・」ってさみしげに。
とりあえず、「ありがとう」とポケットにしまって帰った。
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RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語
(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 |
後日、電話すると同期(遠藤憲一)は・・・「おれは、ずっと、ものづくりをしてきたんだ。今さら、本社でやることはない」頑なに本社に戻りたくないと思う同期。
肇の一人娘で大学3年生の娘さちは、就職について、いまいちピンとこない。
「早くから動きだしていい企業に勤めなさい」と願う、父、肇。
そんな時、主人公の田舎の島根の一畑電車に乗り、行商をする母が倒れた。
駆けつける主人公・肇とその娘さち。
忙しい、忙しいが口癖で、「こんな時に倒れやがって!」と。歩きながら時計を見る。
「お父さんその歩きながら時計を見るクセをやめたら?」
そのあと、シジミの殻を目にはめる父の地元の友達を、娘のさちが「シジミマン」と。
真似したくないけど、目にシジミ貝をあてて、面白かったです。
妻(高島礼子)は、専業主婦から、ハーブティーのカリスマとしてやっと軌道に乗ってきたので、姑が倒れても、最終で行くわ~とすぐには駆けつけられなかったんです。
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RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語
(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 |
病院で、念のため精密検査を受けたおばあちゃん。
その日は実家に泊まっていくことにして主人公の実家で、夕ご飯の支度を娘がして、「ばあちゃんの味がする」と主人公は、味噌汁をすする。
「だって、ばあちゃんが作った味噌だもん」と娘。
電話が鳴って、会社の話。
娘はそんな父にうんざりしていた。そこへようやく、母が遅れてやってくる。
「ごちそうさま」そっけなく去る娘。
「あなた、自分の子供の相手も出来ないの?」って。
完全に家族の会話も冷たい空気がながれていました。みんなの心が離れている感じしました。
精密検査の結果、おばあちゃんは、癌でした。
主人公は、会社が忙しくなかなか来れないので、「かあさん、東京へ来いよ!東京ならいい病院もあるからさ。お金なんか心配するなよ」と。
「私は、ここがいいんだ・・・」とつぶやくおばあちゃん。
お金がどうとかではなく、住み慣れた我が家が、一番いいに決まっていますよね~。
周りのご近所さんとも仲良くなっているし。遠くの親戚より近くの他人っていうじゃないですか。あれ、ドミニク、本当だと思いますよ。
主人公が、実家で過ごしていると、テーブルには懐かしい「ハタデン」の切符が。
よく大事にとっておいてくれたな。と。懐かしく手に取ります。
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RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語
(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 |
娘にも「電車の運転手になるのが、夢だったんだ~」と子供のころの憧れを話し始めます。
そのあと、会社から電話が来て、切ったと思ったらまた電話が鳴ります。
「はい・・・え?・・・交通事故??」
同期の工場長が交通事故で亡くなったそうです。病院で入院する中学生と奥さんを残して・・・・・無念です。
「工場長が、リストラを早くしていてくれて、工場が早くたためました」と部下から報告が。
いい人を亡くしてしまいました。こんなことなら、飲みに行っておけばよかった。
後悔先に立たずです。
主人公は、同期の死、母の病で、もう一度、自分の人生を考えます。
このままの仕事人生のレールを走っていてもいいのか?と。
そこで、一大決心をし、妻には内緒で、娘にだけ「求人出ていたんだ」と。
夢でもあった「バタデン」の求人広告を見せます。
「お父さん~無理だよ。年齢制限とかあるんじゃないの?」と。
「聞いてみた。20歳以上だそうだ」
(確かに・・・上は何歳って決まってなさそうですね)
真剣な顔していう中井貴一さんの演技さすがだと思いました。
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RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語
(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 |
そして、履歴書を提出して、一畑電鉄(通称バタデン)の社長は、50歳で運転手か~と。
「だめですね~」と、部下(佐野史郎が)言うのに対し、「去年勤めだした20代3人は、もっと大きな電鉄にいったじゃないか!」と社長(橋爪功)は、一喝。
「面接するだけ、会ってみよう」と部下に言います。
免許を取るまで東京に居なきゃいけないんだというと、東京には持ち家もありますし。
何を言っても答えが返ってきました。ボーナスもちょっとだよ。
「それでもいいです」
「よし!免許が取れたら、運転手として採用だ」と。
せっかくのエリート人生に、「自らをリストラします!」と上司に言い。止められても曲げなかった主人公。
奥さんには内緒にしていたけど、話しました。
「そうだと思ったのよ~独身時代部屋に行ったら、見えないように、鉄道の写真あるしさ」と。
反対されるかと思いきや、運転手を夢見ることは、賛成してくれました。
ハーブティーを出す奥さん。イラットしたときとか、一人で飲んでいたのよと。
「いい香りだ!」
「わざわざとってつけたように、いうことないわよ~」
とってつけたように話し出す姿面白かったですね。
世の男性も、きっと思っても居ないことを言って、奥さんに言われた経験もありそうなので。
ただ、奥さんは、東京でせっかく手に入れた、ハーブティーの仕事を捨てたくなかったので、島根にはいかないわよ!というのが条件でした。
だれも、止めるものはいなくなりました。離れて暮らす家族・・・。
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RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語
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脇で一緒に面接を受けていた男性と一緒に、東京へ勉強へ。
年齢は違いますが、同期です(笑)
実は、この男性は、三浦友和さん&百恵さんの次男の三浦貴大君なんです~。
初めて見ました!!
現代人ぽい感じの演技力は、小出恵介君とポジション争いになりそうな感じです。
これから伸びていくと思いますよ~~。
免許を取りに、東京へ行き、若い人に混じって勉強もし、合格者の名前を呼ぶと言われ、呼ばれたときの主人公の微笑み。
本当にうれしそうでした。
観ていてこっちまでうれしくなりますね~。
それから、バタデンで仕事を始めます。
最初は、とっつきにくい同期でしたが、新聞社の人が、エースで、プロから声がかかるピッチャーだったんだけど・・って教えてくれました。
本人に聞くと、ひじ壊して、本当は電車の運転手になりたかったわけじゃないと。
子供が運転手席に興味を持ったので、同僚が運転手席に入れます。
本来、禁止されているんですが、それで操作を覚えてしまいます。
のちのちこれが思わぬことを引き起こします。
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RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語
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自分で弁当を作って持っていったり、主人公の人生が激変。
「仕事はじっくり探せよ!」と肇。
「お父さん変わったよね~」と娘。せかされていたのにゆっくり?って、変わりすぎです。
同期は、嫌々、仕事をしていましたが、肇のおかげで仕事が好きになります。
「見学させてください!」と娘が職場に来ます。
「もしかして、娘さんってテツ?(鉄道マニア)」って聞かれて、「いえ、私は『さち』です」って。真面目に答えていて、面白かったです。
同期(三浦貴大)も、彼女がかわいくて、思わず一目ぼれっぽかったし。
おばあちゃんが倒れたというのを娘のさちが、わざわざ乗務している電車まで来て教えてくれます。動揺する肇。
「おれ、運転代わりますよ」同僚が代わってくれました。
ベビーカーが挟まって、二人で何とかしてきたら電車が走り出して、あのときの子供が操作していました。
それを、肇が急停車して、そこまではよかったんですが・・・。お客さんの一人が、面白半分で「ボク操作していたよね?」と文字も入れて、そのときの様子を動画サイトにUPします。
それが原因で、肇はあのとき運転していた罪で、退職届を。
同期が、おれだったんです。あの子を運転席に入れて教えたり、今回もおれが代わったんですと言ってくれました。
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49歳で電車の運転士になった男の物語
(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 |
一流企業を辞めてまで手にした夢でしたが志半ばで、やめてしまうのか?
いえいえ、今まで電車の時刻を遅らせてまで助けていたお客さん達が、一斉に、「やめないでください!」と集まってくれます。
結局会社責任ということになり社長が陳謝。事態収拾します。
仕事だけが、全てという男性にこの作品を観てもらいたいと思います。
人ってこんなに変われるんですね~~。
娘のさちが、大学4年生の夏休み島根におばあちゃんの看護に来ます。
そこで、あと「おばあちゃんって、3ヶ月」と、シジミマンのおじさんに聞きます。
え?治ると思って看病していたので、泣きます。
「お父さん、何で言わなかったのよ!」
「いうと、おばあちゃんの前でお前泣くだろ」と。
おばあちゃんの一時帰宅。
「わたしゃ、この家で死にたい」
そう言ったのもつかの間、病院にまた入院。ようやくベットから立てるようになり、肇の運転するバタデンに手を振る。
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49歳で電車の運転士になった男の物語
(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 |
家に戻って、家で死にたい!と願っていたおばあちゃんでしたが、その願いむなしく、病院のベットで亡くなりました。
介護をしてくれていた女性(宮崎美子)から、奥さん、しょっちゅうきてハーブティーごちそうしてくれたんですよと教えてくれました。
姑は、全然関係ないと思っていて冷たい人だと感じていたんですが、そうか・・来ていたのかって思うと奥さん実は嫌な人とじゃなかったんだと改めて思いました。
奥さんが初めて、こっそりと肇の運転する電車に乗ります。
「あなた!」
「あれ?乗っていたのか?」ホームで話していたら、「イチャイチャしていてないで、発車しますよ~」と車掌さんに。
「終点まで乗っていけよ」
その後、娘は、おばあちゃんが入院していた病院で、介護士として働き始めます。
とっても感動する話です。
身近な人が、もし居なくなったら?
今の生活に満足して暮らしていますか?
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RAILWAYS
49歳で電車の運転士になった男の物語
(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 |
ドミニクの父が49歳の時、主人公と同じように親を亡くしました。
私にとっては、おじいちゃんでした。
同じように、あと3ヶ月と言われ、私の場合、仕事も辞めて、娘を連れて、一緒に居ました。今回のさちは、孫に世話してもらえて幸せだったと言われていますが、ドミニクのおじいちゃんもそうだったのかは今となってはわかりません。
でも、いっぱい話も出来たし、今でもそばにいるような気がしてなりません。
ここ1ヶ月間くらいで、ドミニクの身近な人、8人から、身内が亡くなったと言われました。だから、この作品を見ていて感じること、いっぱいありました。
両親も今回は、当たりだ!中井貴一が良かったとベタ褒めでした~。
正直試写会でも、面白いとか内容が濃いとかランクがあります。
薄っぺらい内容の時はハズレだな~と帰りの車で、ドミニク一家は、語り合っています。
信号で止まったとき、「電車の運転手になった気分だ!」と父が言ったので、「どうみても、車だよ!」と母と私がつっこみました(笑)
友達に当選ハガキを譲ってもらって参加していた娘は、静かに聞いていました。
過労で前日寝込んでいたんです。予定がいっぱいすぎたようです。
/// end of the “cinemaアラカルト107「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」”///
(追伸)
ドミニク
「夢を紡いで 電車は今日も走る」
『夢を紡いでドミニクは今日もペンを走らせる』
似てないですか??
今夜も家族のため、まだまだ私、頑張らないといけませんね♪
運命は、自分次第で、変えられます。
夢でご飯は食べれないので、ある程度の妥協は必要ですが・・・。
今回の主人公は49歳でも、頭が良かったので、成功したんです。
普通に考えたら無謀ですよね~。
最初からダメだと決め付けて、あきらめちゃ駄目ですよ~。
奇跡が起きますように・・・♪
この作品は、島根出身の監督が作ったそうですが旅したくなりました。
航空券、当選しないかな?(笑)
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !
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RAILWAYS
(撮影風景)
(C)2010「RAILWAYS」製作委員会 |
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