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「Blue Island」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2010.5.25
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 世界は、男と女と愛でできている。

 ああそれなのに、それなのに・・・最近、福島へ帰る時間が取れないのと、帰ってもいろいろと用事があるわで映画館へと足が運べていません。

 やはり、歴史と文化の街会津に映画館が殆ど無いことが悲しいです。(うっうっ・・)

 ところがっ!!

NINE

NINE

(C)2009 The Weinstein Company.
All rights reserved.

 こんな時に頼りになるのはやはり「通信」のお仲間ですね。

 僕が「誰か代わりに書いてくれない?」とふったところ、早速応えてくれたのが森晶緒ちゃん。

 このようなメールが参りました。

シネマアラカルトやっと投稿させていただきます(^O^)

 いただけるのか、いただけないのか極端でわからない作品でしたが、私はミュージカル部分のためだけにDVD欲しいですね(^_^)v今だに飽きずにCD聴いてますo(^-^)o

 久しぶりに映画館で観た1本で、今月はチケット当たったので、何を見るか決まってませんがもう1本観てみてシネアラ書くかどうか、その価値があるか観てきたいと思います( ̄ー+ ̄)

 ひゃっほー!

 ~ということで、伝統あるcinemaアラカルト、何と4ヶ月ぶりの更新となります映画は、フェデリコ・フェリーニによる自伝的映画「8 1/2」をミュージカル化し、トニー賞を受賞した同名ブロードウェイ・ミュージカルを再映画化したというロブ・マーシャル監督の「NINE]でございます。

 

森晶緒

 ロブ・マーシャル監督と言えばやはり「シカゴ」の絶品さは欠かせない(*^_^*)

 その又新たな挑戦としてのミュージカル題材からの作品「NINE」見逃せないと映画館で観たのは実は1ヶ月前L(・o・)」なぜ投稿にこんなに時間を要したかと言えば、2つの面で両極端な映画だったから(〃_ _)σ

NINE

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(C)2009 The Weinstein Company.
All rights reserved.

 はっきり言って、観た時は正直「失敗した」(; ̄Д ̄)と思われる、ストーリーの、独りよがりな主人公監督のぼやきかしら?みたいななんともいただけなかった本軸。

 ストーリーに関しては感じるところも感動も全く無しと言う自己満足感たっぷりなので、本当にブロードウェイでイケてんの?と聞きたいのだけれど、ところがどっこいダンスと歌、ミュージカル部分の演出と出来の良さは「シカ
ゴ」に負けじとも劣らない( ̄○ ̄;)

 ストーリーは映画監督の主人公が映画を作ると豪語しながら、ふらふらとマドンナ達や母親など女性をからめての形作れない弱さ?みたいな感じだが、はっきし言ってこのストーリーはいらないかもしれない(∋_∈)(かなり辛口)

NINE

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(C)2009 The Weinstein Company.
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 主人公がダニエル・デイ・ルイスだったからもてるのもまだ成り立つけど、かなりあやふやな主人公の印象とは裏腹に、女性陣の歌自体のドラマチック性と演出は、若干シカゴとダブる箇所があっても圧巻(o~-')b

 特に最初はケイト・ハドソンのパートの歌と演出の完成度が、少し古いプロモーションビデオの様で、ケイト・ハドソンの歌も良かったので、ずっと心を捉えた(*^m^*)

 短かったけれどニコール・キッドマンの美貌と、スター女優から一人の女性として歌い終わりカツラを取る所は必然的で演出の良さを感じさせた(-.-)y-~~~

NINE

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(C)2009 The Weinstein Company.
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 特に観た時も女性の描き方として安心したのが、後からじっくり歌を聴くと盛り上がるのが、マリオン・コティヤール演じる主人公の妻ルイザが感情を爆発させて大胆に踊り歌う迫力シーン(≧ω≦)b

 そしてアカデミー助演女優賞にノミネートされたペネロペ・クルス演じる愛人の艶やかさと、一途に想う儚さ弱さ(ノ_<。)ペネロペ見直し過ぎて他の映画もチェックする始末(ケイト・ハドソンも)

 演出はこれだけ圧巻なので、やはしストーリーの不味さはいなめない。・゜゜(>_<)゜゜・。

NINE

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(C)2009 The Weinstein Company.
All rights reserved.

 私的に最悪の部類のストーリーに、最高のミュージカルとミュージックプロモーションの映画だった様で、見終わった時はDVDでも2度は観ないなと決意したのに、どうにも頭からミュージカル部分が離れず、CDを購入して飽きずに今だに聴きこんでも鮮烈にあの映像が蘇り、もう一度スクリーンで観たくてしょうがないと言う、イメージが色褪せない(・_・;)

 スクリーンであの歌をダンスをミュージカルを観たくてしょうがないのは、映画の魔力か、はたまたミュージカルの魔力かは、判断がつかないけれど、二の足を踏んでる内に、もう福島では上映が終わっているので、DVDでやはり手に入れたくなりそう♪へ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ♪

NINE

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(C)2009 The Weinstein Company.
All rights reserved.

 でも多分見たらそれ以外の本筋はがっかりするのは確実なので、勧められないかどうかわからない(p_;)

 本当わからないけれど、試しに観てみて欲しい矛盾な一作('◇')ゞ

 それにつけても、ミュージカルの歌ってやっぱり歌でありながら演技なんだと実感した女優陣の迫力と艶やかさと鮮やかなイメージが忘れられない(^o^)/

 森 晶緒

 

/// end of the “cinemaアラカルト106「NINE」”///

 

(追伸)

岸波岸波

 この映画のキャスティングにはかなり紆余曲折がありまして、主演のグイド役はハビエル・バルデムが演じる予定でしたが、ストライキによるクランクインの遅れから降板することになり、ダニエル・デイ=ルイスが演じました。

 デイ=ルイスとハビエルはこの年のアカデミー賞で共に受賞しており、第80回アカデミー賞の助演男優賞受賞者から主演男優賞受賞者へとキャスティングが変更されたことになります。

 また、グイドのミューズである女優クラウディア役は「シカゴ」でアカデミー賞を受賞したキャサリン・ゼタ=ジョーンズが出演する予定でしたが、事情によりニコール・キッドマンが代役を務めることに。

 キッドマンは、第一子を2008年7月に出産してから最初の映画出演となりました。

 さらに、グイドの母親役を演じたイタリアの大女優ソフィア・ローレンは、オリジナル舞台の元となった映画「8 1/2」にも出演しており、役柄は変わりますが二度目の挑戦ということになります。

 うーん、さすが大女優!

 

 では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again ! 

ペネロペ・クルス

ペネロペ・クルス

(in NINE)

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト107” coming soon!

 

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