こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
みんなみんな、動き出す!
「ナイトミュージアム2」の劇場公開に先駆けて、テレビのロードショーで放映された元祖「ナイトミュージアム」。
僕も見ましたよ、会津若松のアパートで。
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ナイトミュージアム
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
印象としては、超B級映画(?)
監督ショーン・レヴィ、主演ベン・スティラーは、もちろん「2」と同じコンビ。
まさか、この映画に続編が出来るとは思ってもみなかったのですが、よくよく考えて見ると、「くだらない」と思いながら腹を抱えて爆笑している自分を発見しました。あはははは!
ということで、レポートはドミニクです。
こんにちは、ドミニクです。なぜか、1の上に2を上書きしてしまって、1の原稿は消えてしまい絶句。
「ナイトミュージアム2」のあとに「1」って微妙ですが、一応。(――;)ということで。
夜の博物館は、秘密と謎とスリルがいっぱい。「ナイトミュージアム」って、和訳すると「夜の博物館」です。
ここは、出来れば葉羽さんにお願いしたいのも山々でしたが、私なりに感じたこと書きます。
←(いや、そこをそうでなく・・)葉羽
ここからは、ネタバレしていますので、劇場に足を運んでからお読み下さい。
今度は世界最大の博物館・スミソニアンが動き出す! ベン・スティラー主演の大ヒット・ファンタジー第1弾!!
はじまり、はじまり~。
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ナイトミュージアム
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
まず、1作目を観ていない方に分かりやすく1作目から説明すると、ニューヨークで暮らす失業中のラリー(ベン・スティラー)は定職につけないのが原因で離婚。
このへんが、B級のにおいプンプンしました。最初、宣伝のわりに、なんだかな~ちょっと作品選択ミスとさえ思ってしまいました。
前妻(キム・レイヴァー)が再婚すると知り、動揺して、「無職のあなたにニッキーを預けられないわ~」という前妻の言葉に始まり、「お父さん、また仕事やめたの?」「どうして、仕事が続かないの?」と愛する息子ニッキー(ジェイク・チェリー)にも言われ、もう、ボロボロ。
(わ~、失敗かも~と焦りました)
そして、ニッキーが、新しい父親にもなついていて、このままじゃ、ニッキーまでも、とられてしまう。
職安で、仕事を探してもらうんですが、なんとこの職安の仕事を紹介してくれるのって、ラリー役のベン・ステラーの実の母なんですよ~。
ちょっと、これは、劇場のあらすじじゃ出てないですよね~(゜o゜)
ラリーはこんどこそと、自然史博物館の深夜勤務の夜警員の仕事を引き受け、息子との絆を取り戻すため、真夜中に警備を始めます。
(ちなみに、この作品の舞台となった自然史博物館はニューヨークに実在します。)
ベテランの老警備員3人を切り捨てて、新しい人を1人入れることになっていたので、自分たちは退陣。
前から居た警備員のボス:セシル・フレデリックス(ディック・ヴァン・ダイク)は、「あんまり頭よくなさそうだから、まぁいいだろう」と自分たちの代わりにラリーを採用しました。
映画の役者を選ぶ時、この三人は、実は伝説のコメディアンだから選ばれたんですよ。
だから、面白い作品になってます。
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ナイトミュージアム
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
最後に、フレデリックスから、「誰も入れるな、出すなだ」と言われて。
「何ですか?出すな!?」
しかし、勤務最初晩、ホール中央にあったティラノザウルスの骨格の標本が、消えていて!
その直後、ラリーは、ティラノザウルスに追いかけられ、大変な目に。
「出すな!」ってこのことか~。携帯で、フレデリックスに色々確認作業。1人で、どうすればいいんだ~!という話です。
展示物が動くって、通常ありえませんよね。夜な夜な、ローマ軍やフン族が動き出したりします。
ネアンデルタール人は、4~5人で火を熾そうと必死だし。ウホウホ言ってますよ~。ラリーは親切心から彼らにライターを与えようとしますが・・・!
サカジャウィアは、ショーケースのガラスの向こうで話しかけても聞こえません。
悪戦苦闘するラリーでしたが、それからは、一生懸命働きせっせと歴史を勉強し、その性格や"弱点"を把握、個性の強い彼らを次々と味方につけていきます。
いまだかつて、こんなに勉強したことあったのか!?というほどです。
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ナイトミュージアム
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
展示物が魔法を使ったように生き返り、ローマのグラディエーターやカウボーイたちがジオラマから飛び出して戦いを始めたり、モアイの顔をした岩みたいなキャラが、「ボケボケもガムガム食べたい~」とか。
どうしちゃったんだろう?と思うシーンが続出で、飽きません。歴史書を片手に、ラリーが博物館の警備にあたる姿も面白い要素です。
特にルーズベルトに扮しているロビン・ウィリアムズもいいです。なんか蝋人形役ですが、はまっています。
ラリーは特徴としては、どんくさいです。やたらと賢いノドジロオマキザルに肝心の警備マニュアルを奪われたりします。
サルとのやりとりが、見せ場です。
自然史博物館で、展示物が動く秘密を知っていたのは、ラリーと老警備員の、この3人だけ。
今回のヒロイン:レベッカは自然史博物館の博物館員。
博物館を案内するレベッカの解説を、見学にきた子どもたちと一緒に聞き、さらに展示物について真剣に尋ねるラリー。
ラリーの研究熱心さは、レベッカへの好意なのか、夜の大騒動を鎮める作戦のためなのか?
展示物のひとりであるインディアンの女性・サカジャウィアの研究をしているレベッカ。
研究に行き詰まったレベッカになんとか研究を続けてもらおうと、ラリーは博物館の夜の秘密をにおわせるようなことをチラリと明かしますが、「わたしをからかっているの?」とあしらわれます。
見せると言ったその夜に限ってどの展示物もピクリとも動かない・・・。
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ナイトミュージアム
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
そろそろ仕事にも慣れてきたので、息子のニッキーにも展示物が動く様子を見せたいと思います。
「職場へこないか?」
「わ~ぉ!(お父さん、すごいよ~!)」
展示物が動くだけならよかったんですが、展示物を動かしている石版(王家の紋章)を盗もうとする、やからがいるんです。
ピンチになったラリーを、前職の老人3人組が!
老人ですが、夜だけ、不思議な力を得てます。
なんと、ラリーより、元気満々になるんです↑
なんだ、このすばやい動きは!!!とてもその年齢でそこまで動くのって凄いですよ~。
まだまだ、負けてられません~。
(俳優さん、すごいよ~と。)
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ナイトミュージアム
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
カウボーイ(オーウェン・ウィルソン)とローマ軍のオクタヴィウス(スティーヴ・クーガン)はライバル関係で、いつも争っているけれど、実は似たもの同士。
どっちもスケールが小さくって、「えっ?見えない」みたいな(笑)
3人は石版を持って、車で逃走。
サカジャウィアにどこにいった?か聞くと、目の前で追突してて(爆笑)
3人は、お金を運ぶ馬に乗り換えて、またもや逃走。
でも、ラリーはちかんと、現金輸送の馬が止まるセリフを知っていたんです。
というか、勉強済みだったといったほうが正しいです。
そして、石版は、エジプトの王・ファラオ(ラミ・マレック)に戻りました。
ファラオがこの石版をはめて、事態は収拾が付きます。
本当に展示物たちはこの老人から、ナイトミュージアムを救ったのです。
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ナイトミュージアム
(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
老人3人組は本来なら、窃盗未遂なので、刑務所行きですが、博物館の掃除係に(笑)
夜、展示物が街中を動き回ったので、朝から、混雑していました。
久しぶりにお客さんがどっときました。
そして、ラストに、インディアンサカジャウィアとルーズベルト大統領の恋もあります。
2人は年の差を越えて結ばれるのか?
(というか、展示物なので、年の差もよくわからないです)
めでたし、めでたしということで1作目終了で、2に続きます。
/// end of the “cinemaアラカルト101「ナイトミュージアム」”///
(追伸)
岸波
実はこの夏、福島県立博物館でも「ナイトミュージアム」という子供向けイベントを行いました。
懐中電灯一本だけを持って、夜の博物館の“穴場”めぐりをするのですが、これが結構怖いんです。
縄文の竪穴式住居や古戦場から実際に持ってきた墓石、太平洋戦争時代の木炭バス・・・。
展示解説員の中には霊感の強い人も居て、“霊を感じる”というスポットもいくつかあるのですが、木炭バスもその一つ。
暗い顔(戦時中なので)をした人形たちが乗っていまして、それを下から光を当てたりしたら、そりゃもうアナタ!
しかも、その顔が暗闇の中でにやーっと・・・・ぎゃー!!!
「モリさん!なんでこんな暗闇の中に座ってるんですかっ!」
では、また次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !
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福島県立博物館秋の企画展
岡本太郎の博物館・
はじめる視点
(2009.10/10-11/23) |
eメールはこちらへ または habane8@ybb.ne.jp まで!
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be continued⇒ “cinemaアラカルト102” coming
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