◆　一年ぶりの再会

(前回の続き)1982年12月26日、会社の車で副所長、主任とぼくの3人でロクスマウェからメダンに移動し、翌27日メダンからシンガポールへ飛びました。

　シンガポールに一泊しましたが、3人で歩いたオーチャードロードはクリスマスが終わった後の、どこか物寂しい感じが漂っていました。

（ぼくが駐在していた2004年から2008年まで4回シンガポールで年を越しましたが、クリスマスから年越にかけてはオーチャードロードはじめシンガポール中が大いににぎわっていて隔世の感がありました)

　翌朝シンガポール航空で成田へ飛び、足掛け三日かけてようやく日本に到着しました。

　東京まで迎えに来てくれた太太、長女と涙の再会をして丸の内パレスホテルにチェックインし、夕食は築地の岩寿司へ。

　3月に空港で別れた時は片言しか話せなかった長女がしっかりお話しができ、お寿司もカウンターに座ってちゃんと食べられることに感激したものでした。

長女と太太（宮城県松島のメリーゴーランドにて）

　翌日は太太、長女をホテルに残して副所長、主任と四谷三丁目にある日本海洋土木にあいさつに出向き工事の進捗状況等報告してきました。

　当時はりんかい建設から、LNGプラント・海水取水口施工の契約を住友建設が請け、関係会社の日本海洋土木に丸投げしていたので、所長初めプロジェクト従事者は皆住建から日本海洋土木へ出向し、さらに現地ではりんかい建設の社員として働くという複雑な構図になっていました。

　挨拶のあとお昼をごちそうになってから太太、長女と一年ぶりの福島へ帰郷。

　当時は実家の両親、太太の両親とも健在で、彼らは孫と暮らす今の暮らしがたいそう気に入っているようで、口にはださないものの、このまましばらくは単身赴任を続けてもいいよという雰囲気が漂っていました。；；

寒風沢島の風景

　そのあと三人で宮城県・寒風沢島の民宿に泊まりに行き、帰りに松島に寄って遊園地で遊び、短い逢瀬を堪能しました。

（メリーゴーランドに乗った時、太太と乗った時には笑っているのに、ぼくと乗った時は緊張しているのが笑えます)

こわばる長女（笑）@松島

　民宿は太太が予約したのですが、2年ほど前にぼくの両親と一緒に行った伊豆の民宿の食事が素晴らしく、同様のもてなしを期待して新聞に載っていた寒風沢島の民宿を予約したらしいのですが、冬の間は良い食材も手に入らず、客もほとんど来ないそうで、名前の通り寒々とした感じでした。

寒風沢島の風景

（遊園地も民宿も3.11の津波で大きな被害を受けたようで、心が痛みます・・・)

　また別れるのはつらかったですが、5か月後には工事も完成してジャカルタに移れる予定で、あと少しの辛抱だと心に言い聞かせてインドネシアに戻りましたが、おもいがけない出来事により太太・長女のジャカルタ行はさらに伸びることになるのでした。

◆　現在／帰郷断念

　緊急事態宣言継続中ながら、太太と座・高円寺で｢サナギ｣を観劇してきました。

　八嶋智人の劇団カムカムミニキーナが公演しています。太太が昔ちょっとかかわった劇団の仲間が出演していました。

　昼食を取りに中央大橋を渡ると、水上バスが良く通りかかります。

　浅草から豊洲、お台場などを回っているようで、今の朝ドラ｢おかえりモネ｣で主人公が宮城から上京した時、水上バスで隅田川沿いの下宿先に向かっていました。

　以前から隅田川の屋形船に乗ってみたいと思っていましたが、コロナのクラスターが発生したりでイメージがガタ落ちしたため、まずは水上バスで隅田川クルーズをしてみようかと思っています。

　今回のらーめんは新川・麺酒蔵･竹井幸彦の鶏しおそば。

　あっさりながら鶏の出汁がきいて美味でした。ストレート細麺も好み。

　もう一つは別の日に食べた低温チャーシュー背脂らーめん。

　大きなチャーシュー、刻み玉ねぎが効いてましたが、やはり背脂はないほうが・・・

　緊急事態宣言継続で、9月も福島に帰れるかどうかわからないですね。

　今週からシフト変更になり、出勤は火、金の週2日となった。

　電車もけっこう密になってきて、通勤ほんとにしんどくなってきたのでありがたいけど、 気を付けないとまた太ってしまうなあ。

　（2021.8.29up）

お、火・金の週二日勤務って、僕と全く同じだよ。今後、都合が合せやすくなるな。ただ・・福島もね、4人以下の会食ならOKとか、そんな雰囲気では無くなった。毎年今頃は家族みんなの誕生日が近いので娘一家と誕生祝いしてたんだけど、それさえもキャンセル。いつまで続くんだろうねぇ。