JUNの“海外駐在員便り”

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「Ice Cubes」 by　Fra's　Forum♪

◆　海外勤務コトハジメ-2

(前回の続き)1982年(昭和57年)2月･･･余談ですが、昭和57年までは暦を元号で考えていましたが、海外勤務を始めて西暦で書類を作るようになってからは西暦でないとその年に何があったか全く思い出せなくなってしまいました。

　西暦2000年はヨルダンからケニアに飛ばされた年だとすぐに思い出せますが、この年が平成何年だったかは西暦から88を引くと12だから平成12年と計算しないといけません。

　昭和の時代は昭和に25を足せば西暦の年数と覚えておけばよかったのですが、平成から令和に変わると平成は＋88=西暦(または平成から12引くと西暦)、令和は西暦から18を引いて令和の年号、とややこしくなってしまいました。

　初めての海外出張で、インドネシア・アルンの天然ガス液化プラントプロジェクト視察に作業所長、主任とプロジェクトを外注する関係会社の社長との4人で出かけていきました。

アルンLNGプラント

　当時は成田エクスプレスも京成スカイライナーもなかったので、成田空港までは日本橋箱崎のターミナルからリムジンバスで行くのが一般的でした。晴海からはタクシーで15分ぐらいで行けたので非常に便利だったですが。

　成田空港で待ち合わせて台湾・香港経由のシンガポール航空に乗り込み(搭乗前に免税店を見て回っているうち搭乗券をなくすという大失態)、12時間かけてシンガポールに真夜中に到着。空港からホテルに向かうタクシーから見るシンガポールは真夜中というのに屋台で飲んだくれる酔っ払いが目立つ野趣にあふれる街で、今とはだいぶ違った雰囲気でした。

湾岸エリア遠景

　翌朝またシンガポール航空でスマトラ島のメダンに到着。東北大の先輩であるジャカルタ事務所長、アサハンプロジェクト所長(次のジャカルタ事務所長でその後ぼくと長い付き合いになるのですが)が迎えてくれましたが、この時事件が起きました。

　パスポートコントロール(空港改修中でベニヤ板で仕切られたカウンターでした)でパスポートを出すと係官がパスポートをちらっと見た後｢お前のスポンサーを呼んで来い｣と言ってパスポートをしまい込み返してくれません。

　何が起こったのか理解できずボーッとしているとさっさと行けと促されやむなくパスポートなしで外に出て先輩に伝えると｢またか‥・」とうんざりした表情をしてローカルのマネージャーに何か指示しました。

　しばらくするとパスポートを取り戻してくれましたが一万ルピア払って取り戻してきたと(当時のレートで3500円くらい？)　そのあともインドネシアの空港のイミグレーション、税関ではトラブルの連続でしたがこれが初めての洗礼でした・・・。

SQスッチーの制服
（当時からセクシーで有名だった。）

◆　現在／オフィスの周辺

　東京で三度目の緊急事態宣言が発令され、来週からは会社も出勤率3割に戻すことになり僕も週2回在宅勤務をすることになりました。

　4月1日の初出社以来、仕事に慣れるまではと毎日出勤していました。朝は、座っていくため大宮発の京浜東北線に乗り換えするのでドアツードアで1時間45分もかかります。

　このつらい通勤を33年以上しなくてすんだのは幸運だったなあとつくづく思っています。

　本社のある中央区･佃はいわゆる湾岸エリアに位置しており、40年前住んでいた晴海地区と同様、東京オリンピックのための再開発もあって超高層ビルが林立しています。

佃中央大橋から東京湾方面の超高層ビル群

　タワーマンションの最上階に住んだら気持ちいいだろうなと憧れも感じますが、もともと購入価格や維持管理費がバカ高い上、およそ15年サイクルでの大規模修繕工事とか低層階VS高層階の格差・対立、固定資産増税とか様々な問題があるようです。

　東京オリンピックが終わった後(開催できるかどうかも危うい状況ですが・・・)タワーマンションやホテルや諸設備等々どうなっていくのでしょうね。

　グローバル人材開発センター勤務となって、各地の担当者と交信する機会が増えましたが、カンボジアでは2月中旬以降急速にコロナ感染が拡大し(4月22日時点で国内感染者累計8,193名、死者59名－ぼくがいた2月初めには感染者累計500名弱、死者ゼロでした)4月14日からのクメール正月は去年同様延期となり代わりにプノンペンはロックダウンされました。

　ミャンマーでは軍の弾圧が激しくなり、日本人社員も退避帰国することになりました。所長の住むアパートの近くでも大きな爆発があったそうです。

　来週は27日火曜日のみ出勤し、月、水は在宅勤務。29日木曜から5月9日までは11連休になります。

　東京が緊急事態宣言下のためほぼ自宅ですごすことになりそうですが。

　ということで、後は写真に沿って。まずは、オフィスの対岸の東京駅方面。