◆　カンボジア（柬埔寨）便り-10「人影が消えた街」

コロナが世界規模で大変な事になってきましたね。

　カンボジアでは今月初めまで感染者は1名だけだったのが、3月半ばにマレーシアの宗教行事に参加したイスラム教徒が帰国して各地に散らばってから感染が確認されて一気に増え、作日28日現在でついに100人を超えました。

（ただしそのうちカンボジア人は40名ほど、フランス人、マレーシア人の感染者が多い。コンポンチュナン州はマレーシアから帰国のカンボジア人感染者が3人。福島とほぼ同じレベル）

　次の図は、3/88現在のカンボジア州別のコロナウィルス感染状況。

州別の新型コロナ感染状況

　30日からはいよいよすべての国からの入国制限が開始されることになり、日本国からカンボジアに入国しようとする場合、外交官ビザか公用ビザを持っているもの以外は、コロナウィルスにかかっていない証明書と5万ドル以上の医療保険証券を所持していなければいけないということになりました。

　これはかなり困難というかまず不可能なので入国制限が解除されるまでは我々も日本に帰れなくなってしまいました。

　今後非常事態宣言でも出されて工事がストップしたり、州外への移動禁止とかになったらコンポンチュナンの宿舎に閉じこもっていなければならず精神的に相当まいってしまいそうです。

　以下の写真は先週22日土曜日にプノンペンへ行った時の写真ですが、普段は家族連れでにぎわうカジノ近辺や王宮前公園も閑散としていました。

　まずは土曜の昼というのに閑散としたナガワールド近辺。（カジノは営業中）

　同じく閑散とした王宮前公園。

　こちら王宮正面。誰もいない。

カンボジア王宮

　王宮向かいのトンレサップ川最下流地点。

　コンポンチュナンのトンレサップ川船着場。

　プノンペン～シェムリアップへ定期船が出ておりコンポンチュナン、トンレサップ湖を経由する。

　コンポンチュナン船着場前の公園。

　この公園はプノンペンの王宮前公園をまねた模様。

コンポンチュナン船着場前の公園

　こちらが手本となったプノンペンのトンレサップ河船着場。

　 (王宮前公園のそば)

　雨季の頃の写真なので、乾季の今よりだいぶ水位が高く水も濁っている。

　こちらも同じ。

雨季のトンレサップ河船着場

　原稿送ります。 写真はFacebookに送ります。

　カンボジアも入国制限するようになってしまった。

　日本には帰れるけどいつ戻ってこれるかわからないので当分帰国できそうにない。困ったもんです。

　（2020.3.29up）

こちらも米韓中、ヨーロッパのほぼ全域、アフリカの一部からの外国人入国が事実上禁止になった。はやく治療薬が開発されないと、中世の黒死病のように数年間はコロナが席捲するんじゃないかな。そうなるとオリンピックどころじゃなくなるぞ。困ったもんだ。