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| ◆ カンボジア(柬埔寨)便り-4「ニァンコングレイの伝説」 カンボジアでの週末は隔週でプノンペンのホテルかコンポンチュナンの宿舎で過ごしています。
猫の人形? 露天?のマッサージ店 12月1日はまたコンポンチュナンを散策して独立記念塔の縮小版やナーガ神の噴水のあるシティガーデンまで行ってきましたが、独立記念塔の少し南側にちょっと変わったモニュメントがあります。 ネットで調べたら1つだけヒットしましたが、なかなか恐ろしい伝説がありました。
コンポンチュナンの中央にはコングレイという女性が、馬に乗って逃げる夫を追いかけている様子の彫像がある。 これはコンポンチュナンの村が舞台となったプットサェンとニァンコングレイの物語を描いたものである。 遠景 その物語とは・・・ 二人の富豪夫婦が12人の娘を授かった。娘たちが成人になるまでに多くの費用がかかったため、夫婦は貧乏になり、夫婦は娘を森に捨てることに決めた。
12人の娘は急いで逃げ出し、ある王国にやってきた。 王は娘全員を妻として迎えたが、妖怪がこれを知り、娘たちよりももっと美しい女に変身して王を誘惑し、王妃の地位に就いた。 12人の娘は山の洞穴に捨てられ、しばらくして失明してしまった。末娘だけが少し見えた。 その後、12人の娘はみな妊娠し、子供を出産したが、空腹に耐えられず子供たちを食べてしまった。 末娘は子供が哀れだと思い、男の子を救い、育てた。 彼は大きくなり、ニァンコングレイという女性を妻とした。
彼は、妻の持っていた目の治る薬を盗んで母たちのもとへ走ったが、これを追いかけた妻は途中で死んでしまった。 その場所が市街から北へ14㎞のところにあるニァンコングレイ山といわれる。 カニバリズムは本当は怖いグリム童話にもよく出て来るようですが何か救いのない話ですね。 時々観光バスが止まって彫像の前で記念写真を撮ったりしていますが・・・ (2019.12.7up) 教訓を与える物語でも無いような気がするし、解釈が難しい伝説だね。せめて失明寸前の母が光を取り戻したなら少しは救いがあるんだけどな。 |
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