「Ice Cubes」 by Fra's Forum♪

 

 

 

 

 

 


◆ デパートのテロに遭遇

(前回の続き)7/29 1984年春季リーグ2部優勝決定戦でアストラ・トヨタと再戦。

 ともに5勝1敗ながら直接対決ではパラダイスが勝っていたので、パラダイス優勝→次期1部昇格でよかったと思うのですが、決定戦をすることになってしまいました。

 この試合はぼくの魔球・超山なりスローボールが通用しなくなり乱打戦の結果、10-15で敗退。

 ぼくのレフトオーバー3塁打などで善戦したものの悲願の1部リーグ復帰は翌期以降に持ち越しとなりました。

 8/3 太太と二人同時に30歳の誕生日を迎えました。

 お祝いに当時のジャカルタでは唯一本格的な寿司を提供していたラトプラザの「花」へ行ってみました。

 晴海に住んでいた頃よく行った築地の寿司屋に近いクオリティでその後記念日などにたびたび利用させてもらいました。

(日本人の板さんが二人いて、大将の方は38年後の今でもジャカルタのスナヤンプラザで寿司清を経営しているようです)

当時、寿司「花」・和風焼肉店「JUJU」などが
入っていたラトプラザ

 10月にはソフトボール秋季リーグが始まり、会計係は任期終了となりキャプテンを務める事になりましたが、あいかわらずゴルフコンペや決起集会の段取をしたりと実体はただの雑用係でした。

 新メンバーにブロックMで和食レストランとカラオケ店を経営する人が加わり、そこで頻繁に祝勝会や反省会をしていました。

 10/28 秋季リーグ・第1戦 JJS(日本人学校)戦。

 この試合からかつて1部リーグで優勝したころの大エースが復帰し、ぼくはレフトへコンバートされました。

 彼は正統速球派でコントロールも安定していてこの試合も11-4の快勝でした。

 太太と子供達も試合の応援に来て、試合のビデオを撮ったり、試合後に選手、家族と会食したりと楽しく過ごしていましたが、この頃ジャカルタの治安はかなり悪化していて、試合の翌日の10月29日夜には、ジャカルタ・チランダック地区の海兵隊に火災(放火)がおきて弾薬庫が爆発。

 砲弾が飛んで各地に被害があり、海兵隊の近くにあった日本人学校でも砲弾6発が飛来して校舎の屋根やガラスが壊れ、しばらく休校になったそうです。

 我が家からもそう離れておらず、不気味な爆発音が聞こえていました。

火災前のサリナデパート

 この前にも、9月13日にジャカルタ北のタンジュン・プリオク港で丸腰のイスラム教徒の抗議団に警察が発砲して数百人が死傷するという事件があり、また1982年頃から始まっていたミステリアス・シューティング(軍・警察の秘密部隊がリストアップされたチンピラを夜間に銃殺して遺体を放棄して見せしめとする事件。

 スハルト体制内の対抗勢力つぶしとも言われている)と呼ばれていた事件も継続して発生していて日本人社会でも不安が広がっていました。

 11月12日は6回目の結婚記念日でラトプラザにある和風焼肉店「JUJU」へ行ったのですが、その翌日11月13日にはサリナ・デパートに火災が発生(これも放火と言われている)。

火災修復後のサリナデパート

 デパートが面するタムリン通が大渋滞となりブロックM近くの我が家からいつも30分弱でスミコンウタマ事務所にたどり着くのに、この日は4時間以上かかってしまいました。

 下の写真↓は、たまたまその日カメラを持っていたぼくが撮影したもので、当時全盛だった写真週刊誌に売れるのではないかと本気で考えましたが、どこに連絡していいものか全くわからず残念ながらあきらめました。

炎上するサリナデパート

 サリナデパートは日本の戦後賠償で1963年から建設され1966年竣工、67年開業したインドネシア初の大型デパートで、その受注をめぐって日本の商社がスカルノ大統領を抱き込むために、日本人女性-のちの大統領第三夫人・デヴィ夫人-を人身御供とした話が有名で、1986年発表された深田祐介の「神鷲商人」でも詳しく描かれています。

 この火災は相当な規模でほぼ一昼夜燃えていたので、もう取り壊すしかないだろうと皆が思っていたところ、なんと補修工事をして再開し、40年近くたった今でも現役で頑張っており、あれだけ大きな火災でもコンクリート、鉄筋が劣化しない日本の建設会社の技術の高さを証明してくれています。

現在、再改修中のサリナデパート入口

(2020年6月から改修工事に入り、今年3月には工事完了するそうです)

◆ 現在/在宅勤務中

 オミクロン株が信じられないような感染拡大をして、1月19日以降は出勤せず、ずっと在宅勤務しています。

 1月16日は、今行っておかないと当分遠出はできないと思い、感染者が急増し、さらに朝からトンガの火山爆発の影響で日本全国の太平洋側に津波警報が出る中、予定を曲げずに大江戸温泉物語熱海伊豆山水葉亭まで太太と二人出かけて行きました。

 幸い天気には恵まれ、朝日を浴びて入った露天風呂は最高でした。

 熱海の海岸と言えば寛一お宮ですが、今年の大河ドラマ、鎌倉殿の十三人の頼朝、政子の縁結びをしたという伊豆山神社も近くにありました。

 金目の干物はウルトラセブンに出てきた宇宙人のよう・・・

 干物で有名な「釜つる」で干物(鯵とカマス)定食。

 太太は干物(フグ)とお造りの海幸膳を注文。

 昼からヒレ酒も。

 18日最後の出勤日に食べた東京煮干らーめん・玉の「中華そば」。

 前回食べた「さらりそば」がメニューから消え、代わりに「中華そば」が。

 煮干のきいたスープは美味ながら大きなチャーシューがほとんど脂身でスープが脂っこくなってしまった・・・

 オミクロン、どうにかならないかねえ。

 会社でも陽性者がでて、濃厚接触者が皆在宅勤務でPCR検査。

 ぼくは濃厚接触者に認定されなかったけど、高齢者なので当面在宅勤務と。

(困ったもんです。)

 (2022.1.30up)

葉羽ウチも遂に身内のコロナが出たよ。感染じゃないけど、ヒビキのクラスで患者が出て、濃厚接触者家族ということでサオリの家が全員自宅待機に。本当に困ったものだネ。

 

PAGE TOP


  Copyright(C) JUN&Habane. All Rights Reserved.