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Written by まっさん命の小柴
Site Arranged by 葉羽
BGM:「古都」by MusicMaterial

※Uta-Net「パンプキン・パイとシナモン・ティー」の歌詞へ>

 

シナモンティー

 僕の頭の中には、昔から、極めて妙ちくりんな街がひとつあります。

 日本でも外国でもない、そんな街の中で、これ迄に、「交響楽」や「主人公」が生まれました。

 この、いわばMASASHING-TOWNには、勿論、色んな人が住んでおりまして、(「魔法使いの弟子」の親子もこの住人です)こうして時折、とてつもない現れ方をするのです。

  ~中略~

 かぼちゃパイは、スイート・ポテトよりも美味いという人もある程、おいしいパイで、(僕はまだ良く理解出来ないのだが)当然の事乍ら、アイスorホットのミルクが似合うそうな。

 ですから、シナモン・ティーといっても牛乳で紅茶を出した「ミルク・ティー」にシナモンの枝を使う、基本的なシナモン・ティーがよろしい。

 必ずかぼちゃパイを喰べて、シナモンティーを飲み、その際使用したシナモンの、湯気の立っている奴で、窓ガラスか、ガラスのテーブルに3度、恋しい人の名を書いて、3分待ちますと、叶う恋の場合はすうっと字が浮きあがって来る、という言い伝えが古くから、MASASHING-TOWNにはあるのです。

 本当は、その時、唱える呪文があるのだけれども、この際だから、教えますと、相手の名前をローマ字で右から左に3度、スラスラッと読む。

 そうすれば叶うというのですが、もし叶わなくても知らないぞ。

 MASASHING-TOWNでは、そうなんだが、日本でもそうかどうかは、保証しません。

(さだまさしライナーノートより)

パンプキン・パイ製作中

まっさん命の小柴まっさん命の小柴

 まっさんの曲には、この「パンプキン・パイとシナモン・ティー」始めとしてコミカルソング(と勝手に分類しています)が数多くあります。

 例えば、

 ◆「朝刊」 ♪きみは早起きしたのが さも得意そうに・・・

 ◆「魔法使いの弟子」 ♪むかしむかしもっとずーっとむかし・・・

 ◆「雨やどり」 ♪それはまだ私が神様を信じなかった頃・・・

 ◆「雨どりや」(「雨やどり」の替え歌)

 ◆「雨昴」(「雨やどり」+「昴」)

 ◆「敗戦投手」 ♪敗戦投手の背中は哀しい・・・

 ◆「天文学者になればよかった」 ♪君がここから出て行く訳は・・・

 ◆「関白宣言」 ♪お前を嫁にもらう前に・・・

 ◆「関白失脚」 ♪お前を嫁にもらったけれど・・・

 ◆「恋愛症候群」 ♪恋と呼ばれる一過性の発情症侯群に於ける・・・

 ◆「もうひとつの恋愛症候群」(「恋愛症候群」の替え歌)

 などなど・・・

パンプキン・パイと
シナモン・ティー

 娘が小学3年生の頃から、車の中でよく聴いていた(実は、わざと聴かせていました)CD『さだまさし恋愛の素 ウルトラスーパーミラクルベスト』に、「雨やどり」「関白宣言」「恋愛症候群」そして今回の「パンプキン・パイとシナモン・ティー」が収録されていました。

 娘は、中でも「パンプキン・パイとシナモン・ティー」が一番のお気に入りで、ついには唄えるようになっていました。

 歌詞とリズミカルなメロディーが気に入ったようです。

 この曲が、数年後に娘が「さだまさしコンサート」へ生まれて初めて行くきっかけになったことは間違いありません。

 

(追伸)

 1982年に「待つわ」がヒットしたユニット『あみん』(岡村孝子と加藤晴子の2人によるユニット)。

 ユニット名はこの曲に出てくる喫茶店「安眠」からきていることは、皆さんもちろんご存知ですよね。

まっさん命の小柴まっさん命の小柴&さだ研【2012.5.24アップ】

 

 

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