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Written by まっさん命の小柴
Site Arranged by 葉羽
BGM:「古都」by MusicMaterial

※Uta-Net「秋桜」の歌詞へ>

 

まっさん命の小柴まっさん命の小柴

 まっさんが山口百恵さんに捧げた曲として皆さんもよくご存知の「秋桜」。

 まっさんと百恵さんのエピソードが、まっさんの最新刊「もう愛の唄なんて詠えない」(ダイヤモンド社)に載っていたので、まず、こちらの紹介から…

「もう愛の唄なんて詠えない」

(さだまさし著:ダイヤモンド社)

~「もう愛の唄なんて詠えない」(ダイヤモンド社)より抜粋~

「ピンとこないでしょう?」と電話口で僕はそう言った。

 受話器の向こうで彼女はきっぱりと「はい」と答えた。

 まだ18歳の山口百恵さんに「結婚前夜の母娘」というテーマは理解できるはずもないだろう、と思ったからだ。

 僕は彼女はいつまでもこの業界に居る人ではない、と感じていた。

 彼女は一度この場所を去ったら二度と戻ってくる人ではない、と思っていた。

 だから曲作りを依頼されてたときに、あえてこのテーマを選んだのだった。

 そうして言い訳をするようにこう付け加えた。

「何故僕がこんなテーマを選んだのか、あなたに解って貰える日が早く来るといいね」と。

   ~中略~

「秋桜」のジャケット

(山口百恵)

(続き)

 さて、やがてついに彼女が三浦友和さんという素晴らしい伴侶を得て引退することになった。

 僕はその最後のコンサートにお招きを頂いていたが、自分自身のライヴと重なり、伺うことは出来なかった。

 その日、僕がフェスティバルホールでのコンサートを終え、ホテルに戻ると彼女からのメッセージが届いていた。

 それにはこう書いてあった。

「さださんがこの歌を作ってくださったお気持ちがやっと解る日が参りました。

 本当に、本当に、ありがとうございました。山口百恵」

 僕は何度も読み返して感動に震えた。

 たった一度、電話で話しただけの僕の台詞を彼女はずっと記憶していてくれたのだった。

 たかだか一曲の歌謡曲を挟んで、僕は偉大な歌手とこれ程感動的なエピソードによって向かい合えたことに感謝する。

 勿論、僕に生まれてくれたこの歌にも。

(さだまさし「もう愛の歌なんて歌えない」より)

秋桜

まっさん命の小柴まっさん命の小柴

 なるほど、やっぱり山口百恵さんて偉大な歌手だったんですね。

 山口百恵さんといえば、やはり「花の中三トリオ」(懐かしい)ですね。

 「花の中三トリオ」は、オーディション番組「スター誕生!」から歌謡界にデビューした同世代の森昌子(デビュー曲「せんせい」)、桜田淳子(〃「天使も夢見る」)、山口百恵(〃「としごろ」)の3人の中学三年生当時(1973年(昭和46年)度)の呼び名です。

 3人が進級するごとに、花の高一トリオ・高二トリオ・高三トリオと呼び名を変えました。

 また、もう一つ…

 昨年12月に発表になった「親子で歌いつごう 日本の歌百選」にも「秋桜」が選ばれています。(祝!)

「親子で歌いつごう日本の歌百選」(文化庁公募)

仰げば尊し/赤い靴/赤とんぼ/朝はどこから/あの町この町/あめふり/雨降りお月さん/あめふりくまのこ/いい日旅立ち/いつでも夢を/犬のおまわりさん/上を向いて歩こう/海/うれしいひなまつり/江戸子守歌/おうま/大きな栗の木の下で/大きな古時計/おかあさん/お正月/おはなしゆびさん/朧(おぼろ)月夜/思い出のアルバム/おもちゃのチャチャチャ/かあさんの歌/風/肩たたき/かもめの水兵さん/からたちの花/川の流れのように/汽車/汽車ポッポ/今日の日はさようなら/靴が鳴る/こいのぼり/高校三年生/荒城の月/秋桜/この道/こんにちは赤ちゃん/さくら貝の歌/さくらさくら/サッちゃん/里の秋/幸せなら手をたたこう/叱られて/四季の歌/時代/しゃぼん玉/ずいずいずっころばし/スキー/背くらべ/世界に一つだけの花/ぞうさん/早春賦/たきび/ちいさい秋みつけた/茶摘み/チューリップ/月の沙漠/翼をください/手のひらを太陽に/通りゃんせ/どこかで春が/ドレミの歌/どんぐりころころ/とんぼのめがね/ないしょ話/涙そうそう/夏の思い出/夏は来ぬ/七つの子/花(喜納昌吉作曲)/花(滝廉太郎作曲)/花の街/埴生の宿/浜千鳥/浜辺の歌/春が来た/春の小川/ふじの山/冬景色/冬の星座/故郷/蛍の光/牧場の朝/見上げてごらん夜の星を/みかんの花咲く丘/虫のこえ/むすんでひらいて/村祭/めだかの学校/もみじ/椰子(やし)の実/夕日/夕やけこやけ/雪/揺籃(ゆりかご)のうた/旅愁/リンゴの唄/われは海の子/(50音順)

 ところで、今では結婚式でも定番となっているこの曲、自分の結婚式でも、花嫁から両親への感謝の言葉のBGM(さだまさしバージョン)で使いました。

 今回、「秋桜」を書くにあたって久しぶりに結婚式のビデオを見ました。

 すると余興のコーナーで司会者から・・・

「次に歌をご披露いただくのは、新郎の同僚の○○様。

 ステージまでお越しください。」

 ~とのアナウンス。

 ○○様とは、何を隠そう(何も隠してはいませんが)葉羽葉羽さんではないですか!!

 そして、マイクを持ってしっかりカメラの方を向いて歌っているではありませんか。

 新郎・新婦がお色直しのため席を外している間に、歌をご披露していただいていました。

 なお、歌っていた曲は、徳永英明「夢を信じて」です。やっぱり昔から上手い!!

結婚式で熱唱した葉羽

←いえ、徳永英明です!

 その節はありがとうございました。

 こんなところでお目にかかるとは思いませんでした。

 ビデオで見る限り、今も昔と変わらず“若い”ということを再認識いたしました。

 

(追伸)

 葉羽さんの歌う姿を見たい方は、こっそり御連絡ください。

←(いやっ、それは、そのぉ…あはは!)葉羽葉羽

まっさん命の小柴まっさん命の小柴&さだ研【2012.5.4アップ】

 

 

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