昭和54年の、ついに社会現象になってしまったこの唄。
女性蔑視論に始まって軟弱男のつぶやき論に至る迄、凡そ音楽と異なった次元での評価に終始しました。
~中略~
「あなたはプロポーズする際に、歌詞の通りに言うのですか?」
同じ質問を幾度された事でしょう。
とうとう最後は、うんざりした程。
「歌だから言葉にせざるを得ないのです。実際には、口が裂けても言いません。わしゃ九州男児ですけん」
「当然の事を言って何が悪い!!」
「これで女性蔑視とは、大和撫子の質も落ちたもんです」
「これは真のラヴ・ソングです」
「妹が嫁に行く時には、この通り(2番迄は)言ってやります。この程度覚悟しとけば、女は却って楽でしょうから」
「黙っていてもこの程度の事、当り前だと思っている女を嫁にします」
以上、全部僕の台詞。
ただひたすら、これを歌として受け止めてくれた95%の人々にありがとうございます。
(さだまさし「時のほとりで」より) |