
♪♪お前を嫁にもらう前に
言っておきたい事がある
かなりきびしい話もするが
俺の本音を聴いておけ
俺より先に寝てはいけない
俺より後に起きてもいけない
めしは上手く作れ いつもきれいでいろ
出来る範囲で構わないから
忘れてくれるな 仕事も出来ない男に
家庭を守れるはずなどないってことを
お前にはお前にしか できない事もあるから
それ以外は口出しせず 黙って俺についてこい
※「関白宣言」by さだまさし

昭和54年の、ついに社会現象になってしまったこの唄。
女性蔑視論に始まって軟弱男のつぶやき論に至る迄、凡そ音楽と異なった次元での評価に終始しました。
~中略~
「あなたはプロポーズする際に、歌詞の通りに言うのですか?」
同じ質問を幾度された事でしょう。
とうとう最後は、うんざりした程。
「歌だから言葉にせざるを得ないのです。実際には、口が裂けても言いません。わしゃ九州男児ですけん」
「当然の事を言って何が悪い!!」
「これで女性蔑視とは、大和撫子の質も落ちたもんです」
「これは真のラヴ・ソングです」
「妹が嫁に行く時には、この通り(2番迄は)言ってやります。この程度覚悟しとけば、女は却って楽でしょうから」
「黙っていてもこの程度の事、当り前だと思っている女を嫁にします」
以上、全部僕の台詞。
ただひたすら、これを歌として受け止めてくれた95%の人々にありがとうございます。
(さだまさし「時のほとりで」より) |
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コンサートのパンフレット |
まっさん命の小柴
私がまっさんファンになるきっかけとなった曲「精霊流し」と「関白宣言」がなければ、今の私はないと言っても過言ではありません。
もちろん高校生のときにこのレコード(黒いタキシードを着てワインを持つまっさん)を買いました。
この曲は絶対にラヴソングです。
そう思っていたので、プロポーズの代わりにこの曲をギターの弾き語りで1番だけ歌いました。
したがって、プロポーズの言葉は特に言ってません。
ただ、本人(妻)がそのときどう思っていたかはわかりませんが、結婚できたということは、一応理解してくれたということだと思っています。
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純米酒/関白宣言&精霊流し |
ちなみに、妻は「関白宣言」がヒットした時はまだ小学6年生でした。
おそらく「関白宣言」も付き合っていた頃、さだまさしコンサートに行って、初めて聴いたはずです。
♪♪子供が育って年をとったら
俺より先に死んではいけない
例えばわずか一日でもいい
俺より早く逝ってはいけない
何もいらない 俺の手を握り
涙のしずく ふたつ以上こぼせ
お前のお陰で いい人生だったと
俺が言うから 必ず言うから
忘れてくれるな 俺の愛する女は
愛する女は生涯お前ひとり
忘れてくれるな 俺の愛する女は
愛する女は生涯お前 ただ一人
ラララ ラーラ・・・・・♪♪
やっぱり、この歌詞のように妻には自分より一日でもいいから長く生きて欲しいと思います。
そして「お前のお陰でいい人生だった」と最後には、言いたいと思っています。
(追伸)
「関白宣言」は、最初は「王手」(将棋の王手)というタイトルになる予定でしたが、レコード製作の企画段階で「関白宣言」と命名されることになったそうです。
(まっさんの親父さんの発案だったと本で読んだような記憶が…)
まっさん命の小柴&さだ研【2012.4.17アップ】
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