今年の成人式は首都圏1都3県に緊急事態宣言が発出されていることを受け、多くの自治体で延期もしくは中止となりました。
それを伝えるニュースにはどの局でも、成人式に「人生に一度の」という枕詞を冠していました。
令和3年福島市成人式
成人式が中止になってしまった新成人の方々のコメントを聞いていますと、無念な思いがひしひしと伝わってきますが、さて自分の時はどうだったかと思い出してみますと・・・
成人式とは、成人式を行う年度内に満20歳となる人々を祝う行事とすると、大学2年だった昭和50(1975)年1月15日(水)(当時の成人の日)が私の成人の日でした。
当時住民票は福島市でしたので、福島市から成人式の案内があったのかもしれませんが、東京での大学の授業は始まっていましたし、帰省してまで成人式に出席するという選択肢は全くありませんでした。
昭和48(1973)年の福島市
世の中全体でも成人式が今ほどは話題になってなかったような気もしますが。
親が成人記念にスーツを買ってくれるということもありませんでした。
思えば、男の子でしたので一生に一度の七五三でも、着飾って記念写真を撮ることもありませんでした。千歳飴を買ってもらったことだけが淡い記憶として残っています。
千歳飴
その頃は貧乏でしたが、成人式の頃はそれなりに裕福でしたから、そういう家風だったのしょうか。
(大学卒業後に別の大学に再入学した方を結構知っていますが、私にとっては)一生に一度の大学入学式はありませんでした。⇒(雑感 29)
「一生に一度の」という枕詞は通常、特別な日に対して付けられますが、今日、この平凡な日も「一生に一度の」日なのですね。
ツーさん【2021.2.1掲載】
葉羽 ををを~ ツーさん、さりげなく最後にいい事言ったよネ~!